永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

つりふね草の追憶

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夏の時期になると日本古来のつりふ草が自生します。黄花や紫の花が小舟のような形で咲いています。10月に咲いている種類は外来種のようですがこれも中々愛らしい花です。湿った土が好きで庭に地植えする時は水やりは欠かせない。若い頃初めて見た感動は今も鮮明に覚えています。



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せせらぎの釣舟草は揺れもせず


          未知なる夢の(かい)をこぐなり



# by kuyugengen | 2018-10-12 11:49 | お花 | Comments(0)

檜原村へ

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秋晴れの1日時間を作り、秋川渓谷に行きました。国分寺から友人の車に乗せてもらい、お嫁さんと3人での近場の旅行です。沢のモノレールに乗り頂上へ上がる。驚きのトロッコ車のような、5人掛けの乗り物は傾斜43度という絶壁の山の傾斜でスリルです。まぁ歩行のスピードで登るので、そんなに怖くないが、とても楽しい思い出でした。

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山頂には山岳民家「小林家」の佇まいを見学できる。説明の叔父さんも親切です。庭の梅の木の梅干は、昔ながらの味を守り美味しいお茶を頂きました。この村の施設見学は、全て料金は要らないという珍しいシステムで豊な村です。東京で唯一の村の付く「檜原村」は広大な広さです。そこには素晴らしい自然があります。たくさんの観光施設はないが、日常の忙しさを忘れる宝の時間がある。近郊には幾つかの温泉もあり、足湯を楽しむ人も見かけました。今回払沢の瀧は台風の被害で行けませんでしたが、春の花の季節に行きたいものです。

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秋川の瀬音のながれに導かれ

         清らな山に神御座(おわし)します

山はだに玉あじさゐの色ふかく


          なごりの花に秋のおとずれ


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雪の払沢の瀧の画像はこんな感じです。素晴らしいですね。山頂まで上がると村の気温より低く一枚はおりものが必要です。寒い村ですが、雪は20cm位積るそうです。夏は都内より温度は低く絶好の避暑地ですが、今年は暑い日も多くあったそうです。

大東京を一纏めに考えても都内23区のみではない。山やダム無人島までもある。都下と呼ばれる多摩地域や伊豆七島、小笠原・南鳥島・沖の鳥島まで東京の範囲で多彩な都市です。私は、そのうち神津島(こうづしま)の海の色を見たいと念じています。




# by kuyugengen | 2018-10-10 19:09 | よもやま話 | Comments(0)

干支切れで茶筥の仕覆を

昨日は、稽古日の予定ではなかったですが、休日ということもあり希望者4人で、たのしく稽古しました。茶筥のセットも外包みと棗の仕上げを完成しました。ご自身の還暦のお祝いの茶事の為に頑張られています。記念日があるのも良いものですね。来年の干支亥の文様「宝尽くし松葉亀甲にウリ坊」の文様なのでご馳走になります。棗の裂は、お手持ちの思い出のある布緒の色とよくあっています。




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# by kuyugengen | 2018-10-09 15:52 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

仙崖礼賛展へ

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昨日まで稽古をして今日は金沢のお嫁さんの来訪、彼女は毎月両親の介護や手伝いの為に10日間のお里帰りです。1日お付き合いして、食事をしたり、喫茶を楽しんだり美術館へ行ったりして日も暮れる。帰ってから阿弥陀如来図を描いてみる。本物は宗像阿弥陀経拓本の中央に仙崖自筆の如来坐像が描かれています。今回初めて拝見するものも多くありましたが、あまりに点数も多く興味のあった作品のみ拝見しました。



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人生50年という時代仙崖和尚は数え88歳の米寿までの寿命を頂いかれた和尚です。「長寿は天からの授かりもの」と感謝して楽しく実りのあるものをテーマにユーモラスに筆をとられたようです。「老人六歌仙画賛」は素晴らしい作品、“99歳までは迎えは留守と答えろ”とユーモアたっぷりの和尚の賛も面白い。お会いしてみたかった方ですね。
  

仙崖の描きたる画賛青墨の


            墨のにじみも こころよき哉





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布袋(ほてい)のたいこ腹大きな頭陀袋を手に童と戯れている月は描かれず、「♪お月さまいくつ十三七つ♪」の賛がある。仲良く月のそぞろ歩きを表す。「経典を頼りに探し求めるが月「禅の神髄にはたどりつけない」難しいこと。それが悟りと説いているのも素晴らしい!この作品が多くの仙崖コレクションの中で一号となるのも解るようです。



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〇△□三角は修行途中をあらわし、丸は修行を完成させたということ、確かに描いてみると人それぞれの個性が現れる。摩訶不思議な大宇宙といえばそうなんだろ!と思います。少しですが描けそうな作品を描いてみましたが、今回の出光美術館の展覧に行き楽しませてもらいました。



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# by kuyugengen | 2018-10-06 18:39 | よもやま話 | Comments(0)

古切れの数寄屋袋

明治期の繻珍切れに古い名物切れの文様を外し短冊色紙の文様を細かく縫い数寄屋袋に仕立てています。いろいろのバージョンの切嵌(きりばめ)を試みましたが、それぞれ出来上がりに違いがあり楽しい数寄屋袋ができました。





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# by kuyugengen | 2018-10-03 20:01 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

彼岸花描いてみました。

月始めの休日は、身の回りの整頓など念入りにするのが日課です。疲れたら少し仮眠、お茶をして気分転換、絵を描きました。今日は彼岸花に挑戦です。難しい絵です。まぁ自己流の絵は見苦しいかと思いますが、成長もないまま楽しく纏めています。俳画は習っているものの、勝手に描く自信はないといった所です。歌も下手ながら2年生になろうとしています。毎日3首の歌を詠むことを続けました。歌を忘れたカナリアも詠めば頭の中から泉が湧いてくるといった所。日々の積み重ねは実りあるもののようです。


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あぜみちに赤きしるしの狐花

          かたまり咲きて天をながむる



# by kuyugengen | 2018-10-02 10:48 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

秋の野分

風うなる野分に荒れる列島に

               雲重さなりて 雨こぼるなり 

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昨日から台風情報でテレビの報道は忙しそうです。アトリエの稽古も後1日という所でしたが休み、103日に変更しました。台風で予定を変えたことは、長いレッスン生活の中で初めてです。今の所月島は、雨も風も静かですが夜半は大変なのでしょうか?今日は帛紗の仕立をしたり気分転換に「野分」の短歌を詠んでみたり、手紙を書いたりと静かにしています。


きび嵐 みのる稲穂をなぎ倒し

            24号渦の中 ただオロオロとよじれたり





# by kuyugengen | 2018-09-30 12:38 | よもやま話 | Comments(0)

松茸鱧しゃぶの日

時雨模様のお昼好例になった和久傳さんの「松茸鱧しゃぶ」の日です。近い方を少し招き美味しいお昼を頂戴しました。落ち鱧で油が乗っています。生麩や松茸・京豆腐も誠に美味しい!鍋座は忙しく汗がにじみます。鱧は葛を引いてしゃぶしゃぶに梅肉と山葵を摺りお好みで頂戴します。後は雑炊で締めとなります。今年も無事にお目もじできて幸せでした。感謝


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鱧なべを囲み ゆたかな秋のかぜ

          松茸なまふ京豆腐





# by kuyugengen | 2018-09-27 17:44 | 金沢で見つけた新しい息吹 | Comments(0)

稽古冥利と作品紹介

今月の稽古も終盤をむかえています。毎日楽しいお稽古できて幸せです。何をどれだけお教えすることもありませんが、私に会いにきて下さる方々も多い。稽古冥利とはこういうことなのでしょう?定年もなく現役でいつまでも活動できることは、希林さんの生き方にも似ているように思います。まぁいけません。NHKスペシャルを見て感動したので影響されてしまいました。本業の仕覆の完成作品を紹介します。


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明治の繻珍切れで仕覆をつくられています。こうした切れも現在では見なくなりました。昔はこんな地味な文様の帯地も嫁に行く時、実家から持たせられる衣装の一つです。素人の女性は、今のような派手な衣装は着ない時代です。生涯を通して困らない衣装を選ぶ時代であったと思います。

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エキゾチックなトラジャの切れで志野茶の袋を完成されたのは、アトリエでは若い方です。日本文化に似せられて和の稽古が大好きな方です。好奇心お旺盛なお嬢さんです。


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薩摩絣と間道を組み合わせた仕覆は、美しくできあがりました。この方は、私の本を毎回新幹線の中で読み返して暗記するように覚えておられます。真剣で真面目なお嬢さんです。


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数寄屋袋は、京都の織物工房で体験を経験されて小さな織物が完成した話を聞き、「作品になさいょ」とお薦めして「そうですか?」ということとなりできる範囲の大きさの数寄屋袋を完成しました。今日は篆刻の体験もされたというので印のサックをつくり袋もつけられました。とても嬉しそうでした。




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草木染ならではの渋い赤、茶、藍の色が、落ち着いた雰囲気の縦横絣「グリンシン」はバリ島の布珍しい布です。急須の仕覆を付けられていますが、手の位置と口の位置が製図的には両極端になるので、難しい型紙になります。3人のお仲間と入門されましたが、この方は休みもないので流石に上達に目を見張ります。がんばって下さい。









# by kuyugengen | 2018-09-26 21:59 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

曖昧模糊 中秋の名月

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今夜は中秋の名月です。「十五夜」とも呼ばれて江戸時代に、こうしたお月見の風習が盛んになったと言われています。必ずまん丸という訳ではないが、お月見の風習は盛んになり観月会も催されて楽しまれるようです。しかし今夜の月見は天気予報も予想できにくい曖昧模糊な天気のようです


(いく)十度(そたび) 中秋の名月愛できたり

         月への夢は果てなくつづく




# by kuyugengen | 2018-09-24 11:04 | よもやま話 | Comments(0)