永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

乞巧奠の茶事の回想

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七夕に使う梶の葉は信州諏訪大社では、境内に植えられていて、ご神木とされていました。使用方法は様々あり、神事の供え物の敷き物・人形(ひとがた)として厄を祓うなどです。




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茶の湯では玄々斎のお好みとして水指の葉蓋にも使われています。(これは相当大きい葉を手にいれなければなりません)本来のお好みは末廣籠の中の落し・受け筒に膝を塗り切り箔を短冊散らしにした思考のようです。玄々斎の巧な意匠は素晴らしい!七夕に因み七枚の梶の葉に歌を書くという伝えも残っています。




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床は御陽成院の和歌・花入は銅制の釣り花型の花器に涼を感じる夏座敷です。七夕の茶事では、歌を詠みあえると愉しいですね。





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本席の道具組は、切りあわせ風炉で軽やかに、水指はインパクトのある石畳み文様・加藤静允先生の作です。主茶は高麗青磁平・茶器は乾隆硝子・仕覆は短冊を刺繍した白地の袋と七夕の拵えは愉しいものでした。




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薄茶席の床には、短冊飾りをして五色の色紙で折り紙を折り歌を書く。干菓子器には、昔流行した糸屑入れの折り紙の中にお菓子を忍ばせてみました。これは細やかなお持て成しですが、女子には以外性もあり好評でした




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待合には、文房具飾り切れ手鏡や歌帳を飾り愉しい演出となりました。12年間の茶事は自分にできる限りをつく、やり終えたことに感謝の気持ちを込めました。思い出のアルバムとしてアップしました。

芋の葉に露をあつめて墨を摺る


          願いごと書き小竹(ささ)むすべる








# by kuyugengen | 2018-07-04 05:49 | 茶事

歌丸師匠への祈り



現し世(うつしよ)に語り聴くこと又となき

             君無常となりて今は永遠



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夕刻歌丸師匠の訃報のニュースを聴いた。解ってはいたももの現実となると言葉を失う。命がけの落語人生・思い残すことはなかったでしょう。酸素を付けての高座はさぞ不快だったと思う。“歌丸の後に歌丸はなし”今世紀最後の古典落語を全うされた落語家であったと思う。羽織を脱ぐ所作に何と色気のあること・・・! ご冥福を祈ります。




# by kuyugengen | 2018-07-03 08:44 | 歌丸さんの落語集

茅の輪くぐり

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人形(ひとがた)に穢れを祓い夏越しの


みそぎぞ夏のしるしなりけり




6月末になると神社の境内に「()の輪」が建てられます。これは昔疫病退散を起源とし、6月の大祓いに使用されます。左回り・右回り・左回りと三回くぐり心身清らかになり病や罪が祓われるそうです。昔は小さなお守り型を腰に下げるようですが、現代は茅の輪をくぐる形式になったそうです。630日夏越しの大祓い・1231日は年越しの大祓いがおこなわれます。猛暑の夏を何とかがんばれるように、住吉さんにお祓いに行ってこようと思っています



# by kuyugengen | 2018-06-29 21:47 | よもやま雑宝帳

梅雨明けの歌

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大空は澄みて明るく夏本番


          雨雲いずこかけらも見えず




# by kuyugengen | 2018-06-29 13:17 | よもやま話

つばめの巣立ち・・・!

つばめ 巣立ち 時期



軒先を忘れず帰る つばくらめ


       ヒナもさえずり巣立ちまじかや





都会に帰るつばめもあり電線に止まっている姿を見ることがあります。田舎のような環境はないのに、つばめは1週間で巣作りを終わる。卵を産みヒナの鳴き声は愛らしいものです。そんなヒナも20日たつと巣立ちを迎える。飛び立つ燕がおなじ主かは解らない?しかし巣をつくる行動は嬉しいものです。



# by kuyugengen | 2018-06-28 23:51 | よもやま話

古代蓮の旅

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今日は稽古日でしたが、人数の調整をお願いして「さいたま・行田」へ大賀蓮を見にいきました。青山・表参道・月島と長い間稽古にお出で頂いているお弟子さんのご案内です。お友達の佐伯さんも一緒です。暑さも名物という行田も、今朝は心地良い風もありゆっくり蓮を楽しむことができました。蓮の花も広い池いっぱいに咲いています。展望台からは、田んぼの景色も美しく秋になると、地上絵のように稲のアートが楽しめます。楽しい旅でした。


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三千年(みちとせ)の太古の光いまさして

         大賀の蓮は清らかに咲けり




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白い蓮は大賀蓮ではありません。出入口に近い池は、世界の蓮がたくさん咲いています。
蓮池の近くに住まいされている方なので、お昼を誘って頂きました。お手つくりの“おはぎやフライ”という粉もののお好み焼きのような食べ物・とても美味しかったでーす。こちらのお宅は古民家のような時代のある建物なので風が通り涼しかったです。畑の野菜狩りもして追い剝ぎのような私達でした。お世話になりました。

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国宝・妻沼聖天山(めぬましょうてんざん)江戸中期の建造物で、彩の國にありながら、日光へお参りできたような気分になれます。日光の職人の仕事なので多くの共通点が感じられます。平成15年から23年をかけて保存修理工事が行われ、國・県の補助金と2万人の寄付金により完成したという。彩の國の宝ものです。一度拝見したいと心に温めていたので今日は、有意義な1日でした。熊谷の暑さは、半端ない暑さでした。


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妻沼聖天さんの参道に大輪のあじさゐの花が咲いていました。こんな大きなあじさゐは見たことない。毬のような花です。

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ごみを捨てに降りたところ明日は満月なので今日もまん丸いお月様が、ビルの上に止まっています。これも対照的で美しい景色です。




# by kuyugengen | 2018-06-27 18:36 | よもやま話

沙羅椿の季節・・・!

白たえの沙羅の()の花清らかに

         音なく落ちて庭を彩り




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沙羅椿の花をみると心に残るものです。伊賀の里の福森宅の玄関の高木の沙羅があり、京都の名所「妙心寺東林院」の沙羅などは印象深いものです。ちょうど今頃花は盛りでしょう。可憐な椿の花を思いながら記録しました。夏椿は静かに落ちるので青々とした苔が敷かれていることが多い。そしてそれがとてもお似合いです。


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# by kuyugengen | 2018-06-24 22:22 | お花
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月島の稽古場も新しい方が増えています。今回で3回目の稽古で初めての手つくりの仕覆が完成しました。友人を誘い入会されましたので、同じようにできあがり、今日は歓声があがりました。「完成するとは、なんと嬉しい!充実した気分です。」と満点の笑みのおこぼれを頂きました。幕末の和更紗とウイリアムモーリスの更紗で和と洋の仕覆の完成です。夕方遅くなりましたが、紐結びもマスターされて意欲的でした。楽しかったです



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# by kuyugengen | 2018-06-24 22:04 | 仕覆ってなんだろう!

NHK青山教室の作品紹介


楽しさは生きて知ること学ぶこと

           わかちあいて共によろこぶ

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今日はNHK青山教室の日でした。久しぶりに幾つかの完成品を紹介します。新人の方々も幾人か入会されていて、苦戦しながらも悠々と楽しまれています。3回目でお茶垸の仕覆が完成しました。楽しいとおっしゃり「私はめげないので大丈夫」と笑顔がチャーミングなご婦人。私とあまり年齢も変わらないそうです。私もつい先日までは、「こんなお若い先生ですか」驚かれたものでしたが、今は年齢並みになりました。




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努力家のご婦人は、能率もよく、ご自身で何度も思考して勉強されているようで、頼もしい生徒さんです。住職の奥様ですが、自分の世界を幅ひろく楽しんでおられます。とてもマメな方で料理上手でお幸せです。




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家人の介護をしながら、時間をつくり毎回気分転換にと、もくもくと頑張って居られる。賢い方だな!」といつも感心して見ています。完成すると嬉しそうに、霞草のように品よく微笑まれるお顔に幸せを感じています。がんばって下さいね。趣味が増えて良かったですね。



# by kuyugengen | 2018-06-23 21:43 | 仕覆ってなんだろう!

金沢時間・・・・!


夏告げる氷の朔日祝いをり

          饅頭()みて縁起かつぐや



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金沢の人々は、71日に氷室饅頭を食べる習慣がある。この習慣は驚くべき「饅頭文化」で市民は、こぞってこの「酒饅頭」を予約する。官公庁や仕事場でも「氷室饅頭」が配布される所が多いそうです。この饅頭が配られるまで帰宅出ないという。「健康長寿・清浄・魔除け」を表す三色の酒饅頭とはいえ、この日にパクパク食べれば無病息災でなく体に負担があるのではと思ったりする。しかしアイスクリームも日本一の消費量なのでスーパーでもバーゲンがあるのはおどろき 不思議な金沢時間です。



# by kuyugengen | 2018-06-23 18:30 | よもやま話