永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

ノウゼンカズラ

朝から暑い日です。花の時期も早くなったので夏も長いのでしょうか?街のあちこちでも朝顔やノウゼンカズラの花をみかけます。夏の花は明るい色が多いですね。ノウゼンカズラは、垂れ下がり簾のようにたくさんの花をつけるので好きな花です。




d0133199_08343418.jpg


(すだれ) ノウゼンカズラ赤あかと

           花房ゆらぎ真夏日ながし



# by kuyugengen | 2018-07-13 08:35 | お花

佛の香袋

d0133199_17420205.jpg


真白き蝉の掛け香袋の紐むすびをお手伝いしました。盆も近くなったので、今日受け取りにお出でになり少しお話をしてお帰りになりました。ご主人は責任ある仕事を全うする途中、治らぬ病に倒れられました。奥さまはご主人を思い、「復活」を意味する香袋を用意されました。私もいろいろな蝉を表現しましたが、佛への蝉はこれがいいように思いました。「ひと針ひと針を持ち縫っていると気分が不思議と落ち着きます」とおっしゃり意欲的です。がんばって下さい。


吾をして神が授けし人の道

苦楽の道は人の定めか



# by kuyugengen | 2018-07-11 17:43 | 仕覆ってなんだろう!

向日葵の花に考

d0133199_10511934.jpg




強烈な向日葵の群生地が石川県河北潟干拓地にあります。油ぎった光景です。夏の日をあびて大きな頭はかろがろとむきを変える。この花は古語の呼び方も様々あり、黄金(こがね)ひぐるま・日向(ひゅうが)(あおい)・こうじつき・日輪草などあります。歌をつくる時はおそらく歌のリズムにより使いたい言葉を決めると思う。真夏の元気な花の象徴なので私も2首の歌に挑戦してみました。



日天(にってん)や重き頭もかろがると


           王者のごとし黄金(こがね)ひぐるま



狂おしく描いたひまわり今昔(こんじゃく)


           カンバスの中でゴッホほほえむ






# by kuyugengen | 2018-07-11 10:48 | お花

盂蘭盆会

d0133199_09274716.jpg



豪雨災害のお見舞い申し上げます。50年に一度といわれる豪雨災害が起こり自然災害の惨さは言葉には表されないことです。稀にみる気象条件とはいえ、毎年大きな災害ばかりに遭遇する。人の生活の盲点をつく。次はわが身とおののくばかりです。今日は早めですが初盆の方へのお参りに行く予定です。


台風すぎて 空ひろくなり盂蘭盆会

             御霊やすかれ國内(くぬち)のいのり



d0133199_09275702.jpg




d0133199_09270703.jpg



# by kuyugengen | 2018-07-10 09:31 | よもやま話

今朝娘がコツコツと結びをしているので、邪魔をしないようにしていたら、私の眼鏡チエーンと加賀の指貫きのネックレスを結んでくれていました。「まぁなんと素敵・・・!」嬉しかったでーす。

d0133199_14125212.jpg


d0133199_14124896.jpg

今日は稽古日ではありませんが、「稽古いいですか?」の電話がありお稽古しています。アトリエのお弟子さんの作品2点紹介します。下の作品は出雲の中型の藍染と無名間道の繋ぎ合わせの仕立・出雲の陶芸家・安食ひろ氏の作品。
トラジャの絞り染を使った作品は建水と小福茶垸の重ね・唐津の小茶垸は、出雲の中型染・硝煙染でもあり珍しい切れです。絣の中型は、仕覆に向く小柄は少ないものです。やはり水に浸かっていないものがコンデションの良い布ということになります。




d0133199_14125746.jpg


d0133199_14130143.jpg



# by kuyugengen | 2018-07-08 14:15 | 仕覆ってなんだろう!

乞巧奠の茶事回想

d0133199_12203395.jpg

今日も又蒸し暑い日になりました。雨の七夕ならばカササギが羽根を重ねあい天の川を渡してくれるのでハッピーエンドとなるはずです。しかし台風ではどうでしょう?古語の中に七夕が雨に降られると「(さい)涙雨(るいう)」と呼ぶゆかしい言葉が残っています。七夕を演出もマンネリにならないようにと考えるのは大変です。ふと蓮酒を祝儀にと考え、まわし呑みしたことがあります。「像花盃」といい縁起のよいものですが、蓮の葉の芯に針で穴をあけて茎から吸えるようにいたします。蓮の葉がしおれやすいので難しいものでした。




かささぎの羽根をひろげて天の川


            逢瀬やすかれ今宵たなばた




# by kuyugengen | 2018-07-07 12:28 | 茶事

あさがおの花

d0133199_08061137.jpg



いつの世も自然の力に逆らうことはできず、台風の被害がでています。七夕が近くなるとちょうど朝顔の花が咲きはじめます。茶人は牽牛(けんぎゅう)()といい朝茶の床の花として朝顔を尊びます。


七夕にあさがほ咲きて牽牛(けんぎゅう)()

         朝茶したくに あかときの空




d0133199_07435620.jpg


マンションウオーキングをしていると、あちらこちらの玄関の前に小さな観察用のあさがおの植木鉢が置かれています。水を掛けている光景も見かけます。これは昔も今も変わらない夏景色ですね。






# by kuyugengen | 2018-07-07 08:04 | お花

七夕のお菓子

d0133199_18080681.jpg



七夕のお菓子として美しい(いろどり)を見つけました。岐阜のお菓子店の「みずいろ」という乾いた金玉のようなお菓子です。本来送ることは無理と断られたが「壊れても是非見たいので」と無理を聞いてくださった。豊富な地下水のある街・水の(いろどり)をテーマに表現してみたかったそうです。味はとてもさっぱりとしていて、ハイビスカス&ローズヒップ・オレンジ・カモンミール・スペアミント・バタフライ・ピー季節の変化を水の色に襲た短歌のようなお菓子でした。



# by kuyugengen | 2018-07-06 18:06 | お菓子

土用丑の日の話

d0133199_10524751.jpg



ひさかたに土用丑の日二度ありて


              鰻ないとて猛暑日つづく




7月に入ると丑の日の鰻のことが心配されるものです。土用の丑の日は1回しかない年もありますが、今年は2回ある夏です。通称“二の丑”と呼ばれるものです。丑の日は、五行決められた暦・約18日間の「土用」の期間の内12周期で割り当てられている12支の丑の日です。本来冬に脂がのる鰻、夏場は売れ行きが激減した江戸のうなぎ屋は平賀源内の販売戦略に乗り現代まで暑気払いとして伝わり「商売繁盛」しているようです。古くは家持の歌にも鰻が詠われていて鰻(むなぎ)と詠まれています。



# by kuyugengen | 2018-07-06 10:55 | よもやま雑宝帳

じゅんさいのこと


d0133199_07344835.jpg

夏の風物詩“じゅんさい”じゅんさいの独特な歯ごたえを楽しむ季節となりました。秋田の大きな沼では小舟を漕ぎ浮羽の下のぬめりのある芽を摘み取る。今では老女のみの摘み取り作業で出荷されていて後継ぎのない現状のようです。メダカも泳ぐ水の清らかな沼に生息する藻は古語では「ぬなわ」と呼び6月頃くすんだ赤紫の小花がひそやかに咲く。

ぬなわ花 咲きて愛しき水の面


         小ふね舵とり浮き葉摘み取る



d0133199_07345285.jpg






d0133199_07345689.jpg




# by kuyugengen | 2018-07-05 07:40 | よもやま話