永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

稽古冥利と作品紹介

今月の稽古も終盤をむかえています。毎日楽しいお稽古できて幸せです。何をどれだけお教えすることもありませんが、私に会いにきて下さる方々も多い。稽古冥利とはこういうことなのでしょう?定年もなく現役でいつまでも活動できることは、希林さんの生き方にも似ているように思います。まぁいけません。NHKスペシャルを見て感動したので影響されてしまいました。本業の仕覆の完成作品を紹介します。


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明治の繻珍切れで仕覆をつくられています。こうした切れも現在では見なくなりました。昔はこんな地味な文様の帯地も嫁に行く時、実家から持たせられる衣装の一つです。素人の女性は、今のような派手な衣装は着ない時代です。生涯を通して困らない衣装を選ぶ時代であったと思います。

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エキゾチックなトラジャの切れで志野茶の袋を完成されたのは、アトリエでは若い方です。日本文化に似せられて和の稽古が大好きな方です。好奇心お旺盛なお嬢さんです。


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薩摩絣と間道を組み合わせた仕覆は、美しくできあがりました。この方は、私の本を毎回新幹線の中で読み返して暗記するように覚えておられます。真剣で真面目なお嬢さんです。


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数寄屋袋は、京都の織物工房で体験を経験されて小さな織物が完成した話を聞き、「作品になさいょ」とお薦めして「そうですか?」ということとなりできる範囲の大きさの数寄屋袋を完成しました。今日は篆刻の体験もされたというので印のサックをつくり袋もつけられました。とても嬉しそうでした。




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草木染ならではの渋い赤、茶、藍の色が、落ち着いた雰囲気の縦横絣「グリンシン」はバリ島の布珍しい布です。急須の仕覆を付けられていますが、手の位置と口の位置が製図的には両極端になるので、難しい型紙になります。3人のお仲間と入門されましたが、この方は休みもないので流石に上達に目を見張ります。がんばって下さい。









# by kuyugengen | 2018-09-26 21:59 | 仕覆ってなんだろう!

曖昧模糊 中秋の名月

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今夜は中秋の名月です。「十五夜」とも呼ばれて江戸時代に、こうしたお月見の風習が盛んになったと言われています。必ずまん丸という訳ではないが、お月見の風習は盛んになり観月会も催されて楽しまれるようです。しかし今夜の月見は天気予報も予想できにくい曖昧模糊な天気のようです


(いく)十度(そたび) 中秋の名月愛できたり

         月への夢は果てなくつづく




# by kuyugengen | 2018-09-24 11:04 | よもやま話

秋彼岸

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秋の彼岸の日を迎えると気温も低くなりました。しかし寒さも早まるような気配、小春日和の秋が少しでも長く続いて欲しいものです。この頃になると都心の隅に真っ赤な彼岸花が咲き、墨田川の散歩コースの花壇にも赤と白の花がさきます。私も表参道のマンションの庭に球根を植えたことを思い出しています。秋の色は五行では白なので秋の風を“色なき風”と表現して短歌を詠んでみました。



彼岸花 赤しんしんと咲き誇る


           色なき風は こころよきかな





# by kuyugengen | 2018-09-22 13:06 | よもやま雑宝帳

破れ傘に思う

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秋の時雨は、何処か嬉しい気のするものです。蒸したコンクリートに雨があたると、ほのかに雨の匂いを感じる。植物の中に「破れ傘」という名の野草があります。花は夏に咲き嬉しい花!葉は長い寿命があり茶花にも重宝します。そんな破れ傘の短歌を詠んでみました。


破れ傘さして喜ぶ秋の雨


             音なき雨に傘ぬらすとき



 


# by kuyugengen | 2018-09-19 10:57 | よもやま話

切れ表具のおもしろさ

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16日からお稽古も始まりました。アトリエの壁には、唐織の断片の一部を掛軸として仕立てこの月を楽しんでいます。フウタイの部分は、唐織に使われた色をそれぞれ細く使いあしらい切れは断片らしく自然のままに・・・!こうした軸は、壁にもよく似合い重宝に使える楽しさがあります


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(きせわた)綿をくるみて菊花夜もすがら


          あしたの君は若ゆばかりに





# by kuyugengen | 2018-09-18 13:10 | よもやま話

浜離宮恩賜庭園へ散歩


秋風そよぐ昼下がり金沢からお嫁さんの来訪です。お昼を作り友人を誘い昼食を共にしました。


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食後近場にある浜離宮公園へ散歩、高層ビルの下に広がる庭園を散歩しました。ビルを背にして仰ぐ庭園も都心ならではのものです。花園は今を盛りのコスモスが色とりどりに咲いています。花の手入れも下草を刈り取らなくては立派な花は咲かないそうです。東京には沢山の名所があります。私は近場で行ける心地良い場所を見つけて楽しみたいと思っています。疲れない旅が一番のように感じています。一休みして日本橋の千疋屋本店へ行き沖縄産のマンゴウパフエをご馳走。沖縄産は宮崎とは少し違いを感じましたが、水みずしさが豊富、これも美味しかったです。




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涼風(すずかぜ)にコスモス揺れる花畑

           秋のさくらに心たゆとう



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# by kuyugengen | 2018-09-12 17:43 | よもやま話

白露から重陽へ

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98日は白露の日、連れ合いが亡くなって早や7年目、趣のある日に召されました。白露の日から暑さにも少しずつ終わりが近づく季節の変わり目です。9日は重陽と暦の上でも秋の気配を感じるものですが、今年はまだ猛暑日が続いているので閉口頓首の年のようです。重陽を思い出しながら歌を詠んでみました。



白露(しらつゆ)もこぼさぬ萩に玉うけて


          咲き競う花に 秋風そよぐ




# by kuyugengen | 2018-09-09 14:32 | よもやま話

北海道大震災

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北海道大震災が起きたのは、ほっとする間もない災害でした。何と災害の多い夏なのでしょうか?土砂崩れ・木々の押し流された映像を見るのはこの所再々あります。震度7となると犠牲者も多い。地震大国日本は昔から、大地震のことを大地震(おおなゐ)と呼び短歌にも多く詠まれています。自然の脅威の恐ろしさは文明の果てなる脅威皮肉なものです。皆の力で、できる限り地球を優しくいたわり安全に住める環境をつくりたいものです。



大地震(おおなゐ)の大きな力は人を呑み


             文明壊れあとかたもなし



# by kuyugengen | 2018-09-06 17:09 | よもやま話

銀座JOTAKIの中華探訪

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今日は台風の後の暑い日です。夏のがんばりのご褒美に銀座JOTAKIへ中華を食べに行きました。この店は土井善晴先生ご推薦の中華の店でBS美食探訪で知った店です。兎も角手間をかけて作る下ごしらえと味の爽やかさは嬉しい料理でした。


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生きのよい赤ハタという九州産の魚・燕の巣(白・赤)の料理を頂きながら現物を見てお話を聞きました。ジャワ・アナツバメは秘境の崖っぷちにある広東料理の高級食材で滋養のある食材です。赤の方は特に珍しく血液が入っているもののようです。アナ燕は空中から採集した巣材をほとんど使わず、ほぼ全体が唾液腺の分泌物でできた巣をつくる珍品です。味がある訳ではありませんが、栄養豊富で貴重な品を食したという感じです。


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最初は、カスピ海産のキャビアの冷製パスタを一口・気仙沼産フカひれのスープ。ふかひれも場所でしょうか?種類の違いなのでしょうか?味わいに違いがある。



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上記さっぱりしたフカひれを味わったところで、濃厚な最上級の毛鹿鮫のフカひれの煮込み・この店では、丁寧に繊維を外しカサの減るのを覚悟して下処理をされるそうです。口解けの良い触感でした。フカひれは、温かい土鍋から皿に盛られて日本人の作る中華の美しさを感じました。



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時折シェフのパホーマンスを灯りのコントロールで見せて下さる。演出があります。清潔感のある店内は、主人の思い入れが満載です。1日8人という客の扱いは丁寧な仕事ができる環境がある。とても贅沢なお持て成しだと思いました。


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78度で4時間真空調理した天然黒あわび肝バター贅沢な一品です。主人はまだ若いが、佐賀の店で思い切りがんばり、銀座に夢を抱き夢を叶えるために自分の描く上質な中華を銀座の大舞台で勝負しようと思われたのだと思う。兄妹と佐賀の調理人を数人引き連れ真面目に味を追求して居られる志が伝わった。夢のような時間を過ごしました。



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天然伊勢海老の四川スパイス揚げは、海老のプリプリ感が忘れられないひと品でした。器も珍しく佐賀の磁器を使われて日本らしい演出!素晴らしい発想であると感じました。器もそれぞれ温められていて懐石の心が忍ばれる。



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天然赤ハタの中国式お造りと蒸し物は香港スタイル。赤ハタは昆布締めされていて懐石料理と合体した料理です。日本人が作る中華はこのように日本を意識することは肝要であると思う。




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中国料理の技法を用いて再構成した松坂牛のロッシーニはフランス産オータムトリフをたっぴり乗せてあり香り高い料理です。




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北海道産干し貝柱の中国伝統のおこげは、佐賀日和・香ばしく焼いてあります。スープは蜆とアサリのスープと心入れの一品です。



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最後は四川風・麻婆豆腐山椒と唐辛子のハーモニーが絶妙でした。スープを70時間真空で湯煎してとろ火で煮詰める塩分は食材の塩気だけ殆ひつこい油は感じられない調理です。



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デザートは紅白燕の巣のシロップ煮・杏仁豆腐・ジャスミン茶のクリームブリュレプーアール茶で締めとなります。幾つか抜粋して紹介しようと思いましたが、全部書いてしまいました。ご覧の通り、スープの美味しさは存分に味わえました。このコースで33,000円ですが、この店は1日8名様のみ、時間の掛かるスープも8人分を毎日作るそうです。食材を考えたら妥当ではないかと感じました。秋に向かい又頑張れそうです。ご馳走様でした。


ようように残る暑さや長月の


           夏のおわりの美食探訪





# by kuyugengen | 2018-09-05 15:23 | よもやま話

腎臓先生

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今朝は久しぶりに腎臓先生へ診察に行きました。今年の猛暑にもめげず頑張りました。一応花〇の横ばいを維持できました。何せ腎機能が21%しかないので慎重に過ごしました。今日からDrも新しい女医先生に変わり、毎日の血圧と平均値・歩行・体重・食事など記録して提出するので、「凄いですね!」と驚かれた。外来はいつになく混んでいて待ち時間がながかったです。でもひと夏の安定を確認してほっとしました。





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# by kuyugengen | 2018-09-03 15:02 | よもやま話