永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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開炉の茶事回想

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(つくばい)に息ととのへり敷松葉 亭主のこころ客も知るなり

         




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11月になると茶の湯では開炉を迎え、風炉から炉へと移り茶庭や路地に松葉をほぐし一面に敷つめる作法があります。これは昔から苔庭であれば苔が傷まないように保護する、また茶庭には芝を用いないので、侘びた風情を景色に見立てる日本庭園独特の冬の装いとして考えられています。私の茶室の壺庭もそれに習い毎年敷松葉の用意をしていました。この仕事は老夫婦の親切に甘え夜なべ仕事で頑張ってもらっていました。松葉を切り1本々ほぐす仕事は松ヤニもつく仕事でゴミ袋いっぱいの量を用意するのは大変です。松の香りを感じながら水屋仕事に勤しむ私も毎年用意できることへの幸せに感謝して安堵したものです。


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福井出身横笛の演奏家福原一笛先生の演奏をお願いして雅な茶事を行った日も思い出されます。今考えると吾ながらがんばったと誉めてあげたいと思うようです。長い年月の茶事生活の思うことが叶えられて皆さんの支援をいっぱいに受けて幸せだったと感謝しています。



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飛び石に松葉を敷きてあらたまる 茶の正月は趣ふかし


           





by kuyugengen | 2018-10-31 21:29 | 茶事 | Comments(0)

日々のよもやま

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10月の稽古もあと1日となりました。今月は特に忙しい日が続きました。この所、新人さんも増えて賑やかに仕覆創りを楽しんでいます。


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今日は福井の里芋や新潟の天然ナメコなど頂いていたので、さっそく芋煮をしたりして、みなさんとのお昼ご飯を堪能しました。美味しい食材を頂きありがたいことです。11月の追加稽古は4日ともう1日相談して作ろうと考えています。5日から少しの間金沢へ行き美味しいもの頂いてくる予定です。その途中に法師温泉と里山十帖の温泉へも行こうと予定しています。今月も無事に終わり感謝いたします。



by kuyugengen | 2018-10-30 20:11 | よもやま話 | Comments(0)
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日本の伝統芸能の一門を背負って活動なさっていた在りし日のご主人への供養にとお世話になった方々に一周忌法要の忍び草にと気持ちを込めて、主人愛用の角帯を用いて少しずつですが、数珠入れを創られた方があります。1本の帯からできた数珠袋は8個位です。よく締めこまれた帯なので傷のない部分を使いました。在りし日を忍ぶよすがに、よい作品と感心いたしました。




by kuyugengen | 2018-10-25 16:32 | よもやま話 | Comments(0)

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秋の草花の中で黄色のきりん草は籠の花入れに彩り美しい花です。しかしこの花は街の中で群れをなす「背高泡立ち草」の仲間。最近は何処でも見かけて、日本固有の花になったのか?と感じるくらいです。空地があると一面にはびこり、アレルギーに反応するのではと嫌われる花です。秋のきりん草など可愛らしい花であれば喜ばしいですが、何メーターにも背高になるこの植物はやはり困りものですね。

泡立ち草 王者のごとく はびこりて 埜山の花の顔してたたずむ

        





by kuyugengen | 2018-10-23 09:21 | お花 | Comments(0)

10月の検診結果

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今朝は、2か月振りの腎臓先生の診察へ行きました。検査結果は横ばいを維持先生に褒められました。今年5月からダイエットを考えてマンション内ウオーキングとスクワット100回を根気よく行っていました。暑い夏の歩きはお休みでしたが、9月から再開。食事も小食になりましたが、4kgがやっとです。私は痩せにくい体質なので、あまり期待はしていませんが、毎日の体重測定と食べた食事表も記録しています。先月は全く変化なしですが、諦めず努力しています。安定期に負けない気持ちが大切だから気長に頑張ります。「今日の検査結果の中でコレステロール179や中性脂肪130と値が低いので運動の効果はでています。」食事の塩分やたんぱく質も理想的なので、今回から血圧の薬「ノルバスク」は1粒を半分にするように指示がありました。100を下回る日が目立つので、処方に変更がでた。私は重篤な腎疾患ですが、努力すれば、応えもでるということなのでしょう。軽いトレーニングですが、毎日続けることが大切のようです。

診察日まちて退屈悶々と 時はあゆまず待つはながし

                 




by kuyugengen | 2018-10-22 15:57 | 与えられた一病の楽しみ方 | Comments(0)

十三夜の思い出

今年の十三夜は1021日です。中秋の名月(十五夜)の後なので「後の月」とも呼ばれています。十五夜は中国から伝わってきましたが、十三夜は日本古来の固有の風習、秋の収穫祭りのひとつです。宮中では、観月会が行われて民間でも団子をお供えして月を愛でる習慣が残った。私の記憶に残る観月会は、鎌倉東慶寺さんの観月茶会です。月を眺めながら本堂で藤村志保さんの朗読源氏物語は美しい語りでした。殆どの大寄席茶会には行かない私ですが、時折東慶寺さんには行かせてもらっていました。本堂前にある立つくばいの水の面に月が写り込み素敵な思い出をつくりました



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つくばいの水に浮かべる十三夜 藤村志保の語りゆかしく

          



by kuyugengen | 2018-10-20 19:04 | よもやま話 | Comments(0)

日日是好日の映画鑑賞

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「消えたつ煙のようになりたい」という気持ちで日日過ごされた希林さんの半生は、正に座右の通りの最期であったと感じました。お昼から銀座の映画館で「日日是好日」の映画を見に行きました。観客動員数は満員で希林さんを惜しむ人々が集まっていた。遺作として良い作品であったと思いました。繰り返しのお茶の稽古の中から、気づかない自分を見つけて聴こえなかった自然の声を聞けるようになる。地味な内容でありながら日々の積み重ねが、幸せの感謝に繋がる日本文化はやはり素晴らしいと感じました。希林さんの遺作となる映画がゆったりした時の流れがあり良かったです。ご冥福祈ります。



by kuyugengen | 2018-10-18 17:53 | よもやま話 | Comments(0)

つりふね草の追憶

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夏の時期になると日本古来のつりふ草が自生します。黄花や紫の花が小舟のような形で咲いています。10月に咲いている種類は外来種のようですがこれも中々愛らしい花です。湿った土が好きで庭に地植えする時は水やりは欠かせない。若い頃初めて見た感動は今も鮮明に覚えています。



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せせらぎの釣舟草は揺れもせず


          未知なる夢の(かい)をこぐなり



by kuyugengen | 2018-10-12 11:49 | お花 | Comments(0)

檜原村へ

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秋晴れの1日時間を作り、秋川渓谷に行きました。国分寺から友人の車に乗せてもらい、お嫁さんと3人での近場の旅行です。沢のモノレールに乗り頂上へ上がる。驚きのトロッコ車のような、5人掛けの乗り物は傾斜43度という絶壁の山の傾斜でスリルです。まぁ歩行のスピードで登るので、そんなに怖くないが、とても楽しい思い出でした。

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山頂には山岳民家「小林家」の佇まいを見学できる。説明の叔父さんも親切です。庭の梅の木の梅干は、昔ながらの味を守り美味しいお茶を頂きました。この村の施設見学は、全て料金は要らないという珍しいシステムで豊な村です。東京で唯一の村の付く「檜原村」は広大な広さです。そこには素晴らしい自然があります。たくさんの観光施設はないが、日常の忙しさを忘れる宝の時間がある。近郊には幾つかの温泉もあり、足湯を楽しむ人も見かけました。今回払沢の瀧は台風の被害で行けませんでしたが、春の花の季節に行きたいものです。

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秋川の瀬音のながれに導かれ

         清らな山に神御座(おわし)します

山はだに玉あじさゐの色ふかく


          なごりの花に秋のおとずれ


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雪の払沢の瀧の画像はこんな感じです。素晴らしいですね。山頂まで上がると村の気温より低く一枚はおりものが必要です。寒い村ですが、雪は20cm位積るそうです。夏は都内より温度は低く絶好の避暑地ですが、今年は暑い日も多くあったそうです。

大東京を一纏めに考えても都内23区のみではない。山やダム無人島までもある。都下と呼ばれる多摩地域や伊豆七島、小笠原・南鳥島・沖の鳥島まで東京の範囲で多彩な都市です。私は、そのうち神津島(こうづしま)の海の色を見たいと念じています。




by kuyugengen | 2018-10-10 19:09 | よもやま話 | Comments(0)

干支切れで茶筥の仕覆を

昨日は、稽古日の予定ではなかったですが、休日ということもあり希望者4人で、たのしく稽古しました。茶筥のセットも外包みと棗の仕上げを完成しました。ご自身の還暦のお祝いの茶事の為に頑張られています。記念日があるのも良いものですね。来年の干支亥の文様「宝尽くし松葉亀甲にウリ坊」の文様なのでご馳走になります。棗の裂は、お手持ちの思い出のある布緒の色とよくあっています。




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by kuyugengen | 2018-10-09 15:52 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)