永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

<   2017年 11月 ( 13 )   > この月の画像一覧

アトリエの作品紹介


d0133199_18520718.jpg


御所解きの小袖切れで訶梨勒を創られた方があります。この切れは、武家の女性の品格の高さを表す物として好まれた品のようです。江戸時代に入り世の中が平和になった余力を衣装に向けるようになり、手の込んだ小袖が誕生した。しかしやはり華美に過ぎるとして、江戸幕府より禁止令がでたので限られた身分の女性のみが着用したようです。身分と衣服との関係は厳しかった時代名残の切れです。

d0133199_18504385.jpg


裏千家のお弟子さん方は70歳になられると「宗薫純子に銀杏を配した文様」の風呂敷が贈られるそうです。その切れを利用して数寄屋袋を創られた方が何人かあり、いろいろな作品ができています。


d0133199_18504852.jpg


リボンテープを使いかがり縫いをして1枚の切れを作り、カメラ入れの小袋を創らた方があります。丁寧に又使いやすさを考えて、心のこもるカメラ袋。とても可愛らしいでーす!


d0133199_18503861.jpg


茶入の仕覆を創られた方は何でも挑戦なさる方で手創りものが大好きな方です。今日は古瀬戸の茶入に狂言の衣装でも有名な太郎冠者の間道で創られました。ぴったりの雰囲気ですね。




d0133199_19034642.jpg


自作自演で陶芸の稽古もされていたそうです。今回は鼠志野風の手捻りの茶垸に仕覆を付けられました。指導された先生は、有名な方のようで味の良い大振りのお茶垸です。




d0133199_19034974.jpg





by kuyugengen | 2017-11-29 19:03 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)
d0133199_20562028.jpg

クリスマスツリーを用意する時期になりました。あとりえのツリーは、日本的なツリーであるようにと思い豆わらじを沢山ぶら下げています。今年は娘の亜希乃が可愛らしいリースを作ってくれたので、モミの木のてっぺんに飾ってみました。彼女は、この所こうした手創りものに意欲的で可愛らしいアイデアが自然と降りて来るらしい。12月中旬には、世界文化社より2作目の本が発売される予定です。新しい試み満載の本ができたようです。どうぞお楽しみにしていて下さい。




d0133199_21142674.jpg


直径13cmの小さいリースは、飾り結びなども、とり入れて可愛らしいリースとなりました。今年は、ホワイトクリスマスになるような気がします。



by kuyugengen | 2017-11-27 21:09 | よもやま話 | Comments(0)

椿の花を描く

d0133199_15253419.jpg

寒い朝です。しかし今年は、カイロの治療院に通ったお蔭で循環がいいのか?体がポカポカしていつもの冬より薄衣で暮らしています。足元から暖かいのは嬉しいことです。今日はお休み、お昼からお絵描きを楽しんでいます。椿の花を練習してみました。描いているといろいろ表情があるので面白い。椿は種類も多いので紅葉と同様描き飽きない題材です。楽しい時間でした。


d0133199_15245155.jpg
d0133199_15244583.jpg



d0133199_17010332.jpg













d0133199_15245686.jpg


d0133199_17112732.jpg



d0133199_15550584.jpg

by kuyugengen | 2017-11-24 15:35 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)
d0133199_20575842.jpg
d0133199_21355037.jpg


あびちゃのお菓子を紹介します。11月のお菓子は子孫繁栄を願う“亥の子餅”です。可愛らし猪の子供“うりぼう”を表したお菓子です。柔らかく、さっぱりとした甘みで美味しかったです。今月の熨斗は“銀杏に江戸菊”上手ですね。お歳を召しても手まめになさるこの方のファイトは素晴らしい!とても前向きな奥様です。



by kuyugengen | 2017-11-19 21:38 | お菓子 | Comments(0)

仕覆の紹介

d0133199_20572668.jpg

d0133199_20573925.jpg

幕末の和更紗を用いて象牙製の蓋置きを創られました。この蓋置はバブル期に青山の象牙屋さんに良い象牙が残っているので、何か創られませんか?と相談があり、太い象牙を使いそれぞれに文様を決めてオリジナルの蓋置きを創ったものです。その蓋置きに仕覆を付けられました。色もアイボリーが濃くなり味わいが深まっています。

100個近く創りましたが、今では考えられないこととなりました。





d0133199_20573590.jpg


泉野町の稽古場に、能登上布を織られる方があり、残布を用いて襲仕立ての数寄屋袋を創られました。無地の切れなので少し手の込んだ結びを施しアクセントに飾りました。




d0133199_20574683.jpg

三浦竹泉氏のぐい飲み2個に仕覆を創られました。ぐい飲み2個と外箱と袋を創られたので、とても頑丈な保存袋が完成しました。思い出のある器物を大切にする思いは素晴らしいですね。


個性的で面白い器をよく見つけられる方があります。深い海のコバルトブルーの小茶垸です。何か面白い提案をしょうと、手毬のような雰囲気で残り布を剥ぎ合わせていました。ビーズを少し飾り遊んでみました。





d0133199_16110548.jpg

d0133199_16110267.jpg




by kuyugengen | 2017-11-19 21:15 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

美しい織物


日本の織物の中には、
手間暇をかけて創られた作品が今でも残っています。私の手元にある帯は、おそらく大正時代のものではないかと思われます。茶人の愛する名物切れを短冊や色紙に模った枠の中に織り込まれています。丸帯なので幅も広いですが、一つとして同じ文様はない。一見文様を別に織り、張り混ぜて刺繍のように細かく縫ってあるのかと勘違いするような作品です。贅沢な帯は、織った人の気持ちを考えるとおろそかに鋏は入れられない気がいたします。




d0133199_14102665.jpg


by kuyugengen | 2017-11-18 14:25 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

裏青山をぶらぶら

d0133199_16391914.jpg

明日からお稽古なので、今日中に用事を済ませたく青山に出かけました。裏青山の路地を歩いていると、アパレル関係の洒落た店がたくさんあり刺激的です。「ホテル フロラシオン青山」の向かいに台湾発のパイナップルケーキの専門店がある。この建物は、コンクリートの外枠と内装が木組みで囲まれている。隈研吾氏の設計で新国立競技場の設計者としても有名です。何やらジャングルのような何処から入るか解らない建物です。外観を観るより内装の木組みの方が落ち着く。パイナップルケーキと台湾のお茶が無料でサービスされるが、美味しいスイーツの多い日本では、どうしてもと思うほどの味ではない。しかしお茶とケーキのサービスあっては、買わずには帰えれない。有料でお茶を注文するサービスの方が親切なのにと感じました。



d0133199_16392768.jpg

d0133199_16392428.jpg


by kuyugengen | 2017-11-16 16:41 | よもやま話 | Comments(0)

人形町の落語会


d0133199_21535989.jpg


今年で7回目となる人形町の落語会は読売新聞グループの広告会社と人形町商店街の協力で開催されているそうです。昔,末広亭は人形町にあり現在新宿へ移転したようです。アトリエに読売ISにお勤めのお嬢さんが居られて、切符を2枚頂戴しました。早速落語好きのOLさんを誘い出かけましたが満員の盛況です。古今亭志ん輔師匠の「七段目」と「抜け雀」という落語は円熟した演技で観客は、リラックスして聞きほれた。その中に開口一番に駒六さんの「金明竹」という落語を聞く。まだ修行中の若者ですが、江戸弁も流暢で爽やかな才能を感じた。何処かこの青年の行く末が楽しみになる。“追っかけする人の気持ちは、“こうなのだろう”と理解できる。若い芸人さんに才能を感じて惚れる事など、めったにないこの頃ですがワクワクします。今日は充実した外出日でした。1が4つも揃っているぞろ目の日ツキの良い日のようです。感激した気分の中で、その昔この地にあったという末広亭の玄関の絵を描いてみました。会場には大きく立派なお手本となる絵が飾ってあり、写真を写し描いてみました。建物は描いたことのない未熟者には難しい題材です。しかし何でも挑戦する心生きが大切と厚かましき試みでした。



d0133199_21524272.jpg
d0133199_21522575.jpg


これは末広亭の年末年始の風情のようです。末廣亭と書かれた旗は、風にたなびき笹の葉も左右にあり背高です。その下に門松もあります。舞台はお客さんの入りを待ち“金持って、こいこい“の弾んだお囃子太鼓の音も聞こえるような景色です。




by kuyugengen | 2017-11-11 21:53 | よもやま話 | Comments(0)

超絶技法に学ぶ

GINZASIXに於いて119日(木)~1122日(水)まで輪島在住の漆芸家・北村辰夫氏の展覧会があります。氏の美意識と研究心は飛びぬけています。奥様が金沢の稽古にお出でになっているご縁で、北村さんの仕事の素晴らしさを知りました。伝統を踏まえて又新しい進化を育てつつ、雲龍庵の技術を希龍庵という若手作家集団が担い素晴らしい作品展示が行われています。蒔絵(きりかね)金も精密で美しい!胸おどる日本の超絶技法を是非お愉しみ下さい





d0133199_13305332.jpg



雲龍庵秋草蒔絵硯箱・銀を用いた薄い金属板を文様に切った技法で銀(かながい)貝、それを漆面にはめ込み加飾した作品は斬新な意匠。




d0133199_13280904.jpg

雲龍庵彩影(そま)()蒔絵印籠は、北陸で発展した青貝塗に金銀の截金を混ぜて研ぎだし凸凹のない精密な細工です。現代でも再現できるのは、嬉しいです。

蛍蒔絵硯箱は、上品な作品ですね。是非近くで拝見したいと感じたものです。このような棗があるといいですね。




d0133199_13261123.jpg


雲龍庵華蒔絵聖卵・向日葵蒔絵聖卵は中心が開くようになっていると思います。鑑賞として使うものなのでしょうか?幾つかの聖なる卵はそれぞれに美しい!

d0133199_14305460.jpg

d0133199_14304248.jpg

201546名の仲間で完成したという貝桶一式は、海外顧客の注文品でした。日曜美術館でもその技法を紹介された制作集団です。今回の作品は東京・大阪・名古屋で展覧販売されるそうです。拝見できるのはとても嬉しいことです。近くに住んでいてもまだGINZASIXには、行ったことがありません。ワクワクした気分で行ってみたいと思っています。




by kuyugengen | 2017-11-09 13:30 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)
d0133199_17030913.jpg



d0133199_17021628.jpg


116組の完成作品がありましたので紹介します。古い更紗の切れを用いて香合の袋を創られた方は、輪島からお出でになっています。遠い道中ですが、月1回の教室を楽しみにお出でになられています



d0133199_17022141.jpg

文房流の煎茶を嗜み道具も長年に渡り揃えて居られるご婦人の作品は、煎茶に使う(ほう)(びん)です。先生から譲られたという思いでのある器物に仕覆を付けられました。


d0133199_17022956.jpg

表千家の茶の湯の指導を長年されて居られる先生の作品です。東京の展覧会で購入されたという中村康平氏の高麗茶垸は、濃茶によく似合う茶垸です。


d0133199_17023559.jpg

女流の竹芸作家としてご活躍されている方の作品です。前田家伝来草花紋風通の生地は本歌からコピーした私の作品です。中詰めも縫われて心の籠る作品となりました。


d0133199_17021177.jpg

福井から通われている方の作品は、御所籠です。私に会いに来るだけでもいいので、とおっしゃる方ですが長い付き合いになりました。籠が完成したので中の道具を揃えなくては・・・!と次の段階に思いが移るようです。


d0133199_17020466.jpg

お料理上手でみなさんを楽しませて下さる方です。今日は、亜希乃の本を熟読して「これだけ結んでみましたょ。」とお持ちになりました。「頭を使わなくては」、といつも努力の方です。今まで金沢へ通う道は、雨知らずできた“お天気女”です。今日の金沢は、蟹の初売りと紅葉情報で赤く染まって居りました。明日東京に帰宅します。どうぞよろしく。

d0133199_17414291.jpg


d0133199_17414655.jpg





by kuyugengen | 2017-11-07 17:40 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)