永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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月島のおやつ

8月吉はしさんの和菓子は撫子の花を模ったお菓子です。東京に居ながら金沢の“吉はし”の注文菓子を頂戴しています。本来は、輸送しない店ですが、私との長い付き合いで、形の崩れにくい練り切りのお菓子を選び、無理を聞いてもらっています。ご主人を筆頭に2人のお子さんお嫁さん、奥さんと一家総出のお菓子屋さんです。私が茶事を辞めた時、ご主人が、ポッンと「永井先生のようにお茶を辞める人も多くなるので、これからが不安です。」とおっしゃるが、「私は茶の用意だけでなく日常を楽しみたいので関係ないですょ」と答えたことを思い出します。いずれの形にせよ、日本の文化は伝えなくてはいけない勿体なき文化です。



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玄関を入ると、店頭には、お菓子はディスプレイされていません。注文したい要望用の机と椅子が用意されています。こうしたスタイルの和菓子店は極限られています。金沢ならではの心意気なのでしょう!長い目で考えると、いつでも対応できるスタイルになっていくのだろうと思ってしまいます。




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by kuyugengen | 2017-08-29 10:39 | お菓子 | Comments(0)

手づくりの和菓子

今日は和菓子を作くられる方の稽古日です。みんなで相伴を楽しみにしています。しかし今朝になり急に2人の予約変更が入り、相伴人数は少なく残念でした。お菓子は暑い日にちなみ「ウナギ」を模ったお菓子です。味は亥の子餅に似ていて、さっぱりとした甘みが美味しいかった。夕べは、お孫さんの1歳の誕生祝いで外出、夜11時頃の帰宅になったそうです。しかし「今日の為に夜遅くなりましたが作ってきたの!」と涼しいお顔です。自筆のコスモスの絵を熨斗に装い心の籠ったお土産は勿体ないことです。夕方までの時間たくさんの袱紗を仕立られてお帰りになりました。明日も皆さんにお出しします。ありがとうございました。

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by kuyugengen | 2017-08-28 18:39 | お花 | Comments(0)
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お茶に入門して、まず疑問に感じることの一つに、各流儀により袱紗の寸法に違いがあることです。「どうして?」と思いながらあえて質問することのない項目。私は袱紗を仕立てながら、大袱紗の寸法種類の多さに驚く。上田宗箇流・藪ノ内流・遠州流・江戸千家・宗編流・速水流などは武家茶の流れをくみ大きい寸法です。三千家の中で大きい袱紗は表千家・官休庵です。裏千家流は、一般的には小袱紗で家元の好みにより大きいものを好むこともある。しかし武家茶の場合でも、小袱紗を使う点前もあるのではっきりした仕訳はない。所で袱紗の寸法の成り立ちを考えると、基本になる寸法は小板の寸法が基準にしてあると師匠に習ったように思います。その大きさを基準にして、少し大きくしたり、小さくしたりと各流派で検討されたと思います。流儀が広まり流派が多くなると点前も同様で本来の基準を基にして、我が流の袱紗の寸法は・・・・です!という発想からではないでしょうか?それがお流儀ということのようです。



by kuyugengen | 2017-08-28 10:47 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

月島の作品

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今日の完成作品を紹介します。籐製の籠造りを習われている方の作品です。「こんな籠できました。」とチャーミングな籠を持参され、中に入れる袋を作りたいとの要望があり、ご自分のジャワ更紗と私の手持ちのサリーの切れを使い取り外しのできる2組の袋が出来ました。「バスケットの雰囲気も変わり嬉しいわ!」と感激でした。


                                                           
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もうおひとりの方は、香合と茶わんの仕上がりの日です。2組の完成作品ができました。仕上がる時は一番嬉しい瞬間ですね。



 
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今年の夏はみなさん辛かったとお話になります。この方は私と同じ世代なので気持ちも伝わりやすい。竹泉作のぐい飲み2個に仕覆を作られました。これも先月からの引き続きで完成。ぐい飲みの底は小さいので、底と口とを逆にして製図したので楽な仕立で安定もよいものになりました。




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来年の干支の袱紗もできあがりました。そろそろ皆さん仕立をはじめて居られます。狛犬と犬の足跡である蹠球(しょきゅう)を用いた図案2種となっています。どうぞよろしくお願いします。





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by kuyugengen | 2017-08-27 20:46 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

NHK青山教室の完成品


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今日はNHK青山教室の稽古日です。暑い日でしたが、みなさん頑張って遠方からもお出で頂いています。最近は長年の継続されていた方々も卒業されて新人さんとの入れ替わりの時期に入り、少し寂しい気持ちのこの頃です。しかし皆さんお上手に製図もできるようになり頼もしい限りです。月島青山どちらの稽古場もファミリーのような親しみがあり、楽しかったです。今日の完成品を紹介します。

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この方は、今期入会された新人さんの作品です。とても器用な方です。自作の仕覆が次々と完成するので、嬉しいと思います。お手持ちの切れを使い思い入れのある作品となり良かったです。がんばって下さいね。





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花入れの仕覆を創られた方は、何期か継続されている方で、段々と慣れられたなぁ!と感じる。介護など手のかかる環境ですが、いつも土曜稽古にお出でになります。やはり気分転換は大切なのでしょう?何人かそうした環境の方がお出でになりますが、みなさん頑張って居られます。人の生涯はいろいろで、さまざまな文様を織りだすものなのでしょう。





by kuyugengen | 2017-08-27 06:23 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

今日の稽古風景

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今日も蒸し暑い日でした。伊賀の窯元の奥さんは、元気なお顔ではつらつとしてお出でになりました。いつも土楽さんの裏方を支える内助の功には感心致します。今日もご主人に喜んで貰おうと張り切って作品を創って居られました。

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学院の先生なので、何でもお上手ですが、今日は飾り結びに挑戦です。複雑な蝶の結びを完成して嬉しそうでした。亜希乃先生が丁寧に個人指導のサポートなので楽しそうです。今日は人数が少ない日でしたが、結構お賑やかで楽しい1日でした。


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by kuyugengen | 2017-08-23 20:44 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

休日の楽しみ

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そわそわと用を済ませてお絵描きです。今日は秋草の表情に挑戦しました。纏めるのは難しいかな?と思いましたが、たどたどしいいですが纏まりました。無心になれる時の過ぎゆきが、何とも嬉しい!


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by kuyugengen | 2017-08-22 17:48 | よもやま話 | Comments(0)

考えて思考する

この頃少しづつ会員の世代交代もあり、比較的若い年齢のお弟子さんも目立つようになりました。長い間お茶を嗜まれている方々は、何かの機会に茶器を集める趣味をもたれるものです。しかしまだ余裕がない年齢の方も多い。私も長く指導していると、そんな時代の違いを感じます。私のような趣味の世界にある者は、ある種絶滅の危機にあり難しい時代になりました。少しでも簡単にできて、人とは少し違いがあるものを作らねばと思うようになりました。限りなく思考は広がりませんが、TPOに合わせて自分なりに努力しなければならないこの頃です。
                                                
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上記の懐紙入れは中のポケット部分・収納部分が4つあり懐紙・帛紗・メモ残りものなど分けて入れることができます。下の部分に扇子を差し込めるようにと便利な型紙になっています。大変便利なので〝ゑびす袋”と呼んでいます。右の作品はお茶の指導者の家の奥様が故人が愛用した角帯を使い繋ぎ合わせて丁寧にこの袋をつくられました。思い出の切れ供養となり完成を歓びあいました。私は「こんな感じのものが作りたい!」との要望がある時は、なるべく考えて要望にお応えできるようにしています。喜んで頂けると嬉しいです。
                                                  
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茶筥の干菓子入れの仕込みに考えた作品です。少し厚みのある切れを使い、角に包みスナップをあしらい、止めたり外したりできる平な菓子入れです。裏にポケットを付けて何か大切なものを忍ばせたいと思いスナップを折ることにより変化できる便利を作りました。こうしたものも必要に思う方も多く喜ばれています。時代なりのニーズを表現するアイデアは重要ですね。

by kuyugengen | 2017-08-22 11:00 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)
8月20日(日)月島の稽古が始まりました。休日の稽古なのでOLの方も多く楽しそうな賑わいがあります。お針仕事が苦手で入門時は、あまり進まなかった方も今では、他の人より丁寧で、またスピードもあるという驚くべき進歩をみるこの頃です。「上手になって良かったね!」と褒められると笑顔で嬉しそうです。苦手は好きの上手なれの要素をたくさん持っているので、いったん身体が覚えて理解できると驚くように綺麗な仕事をされるので指導者としても嬉しいです。

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本年は、2回目の戌のオリジナル意匠です。日本画の中の狛犬は愛くるしく、その表情は、可愛らしいものです。円の囲みの中に、狛犬が微笑ましい表情で遊んでいて楽しい。地模様は唐草をあしらい纏めました。

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今回は是非、犬の足跡を文様に表現したいと思い、犬の蹠球(しょっきゅう)を花のような文様で表すという大胆な考えとなりました。丸と菱の花文様と蹠球の中に犬が交互に行き来するという斬新な意匠として纏まりました。


by kuyugengen | 2017-08-20 16:21 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)
昨日は蒸し暑い日でした。歩いていると汗がにじむ日です。以前から一度行ってみたいと思っていた布草履のお店です。行こうと思いながらいつでも行けると思うとなかなか縁が繋がらないものです。両国駅下車A3出口へ北斎美術館の近くです。間口の広い店で、壁一面にカラフルな布草履が飾ってある。


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ここの草履は、紐を店の機会で作っています。厚みがありクション性もあり心地良い。洗うこともできるので清潔に使えると思います。

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丁度お昼どきです。両国で最近人気の蕎麦屋〝ほそ川”がある。店の前には行列ができていた。30人は入れるが入れ替わりがないと無理のよう。最近ミシュラン一つ星となり客が多いようです。「蕎麦屋にミシュランなんて、可笑しい!」と思いながら並んでみた。偶然行った店でも「ミシュランガイドに出ているょ」と教えてもらうことがあるが、食べてみてみると普通に美味しいと思うことの方が多い。ミシュランとは、普通より下ではないということなのだろうか?と思うこの頃です。体力がなくなったので、高級な穴子と野菜と天ぷらせいろ・甘唐辛子のひたしを注文した。食べてみた感想は、せいろは美味しい(もう少したっぷり食べたい)天ぷらは具材が大きいのでそちらの印象が強い。蕎麦重視がいいと思いました。しかし周りのお客さんは美味しいね!と囁きながら食べられていました。私は蕎麦屋は良い店をいくつも知っているのでいけませんね。有名店でなく、職人気質のこだわりのある店は幾つもあります。

by kuyugengen | 2017-08-20 09:46 | よもやま話 | Comments(0)