永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

<   2017年 03月 ( 19 )   > この月の画像一覧

金沢の移動日

d0133199_16343597.jpg金沢の桜も蕾がほころんだようです。私は5日の移動予定となっています。兼六園の春の景色をゆっくりと眺めたいと思っています。雨の多かった金沢の冬でしたが、苔はいっそう青々と美しい!雪吊りも外されると桜の花びらが舞う春爛漫の日常がやってくる。桜と同時に咲く平栗の雑木林に自生する片栗の群生はまた素晴らしい!やはり北陸の春には格別の幸せ感があるようです。お稽古お待ちしていますd0133199_16345729.jpg
by kuyugengen | 2017-03-31 16:47 | よもやま話 | Comments(0)

手毬と飾り結び

d0133199_187666.jpg







茶の湯の師匠であった金津滋氏の亡き母は、植物染料で糸を染め民芸の窯元出西(しゅっさい)で綿の花を栽培された木綿で糸を紡ぎこうした手間のかかる手毬創りをされていました。女ながら明治の気骨ある人柄で足が不自由になられて動けない身体をかばいながらも美しい毬や刺し子の作品をつくり生業とされていました。永六輔さんもそんなお婆ちゃんの頑固さが好きで刺し子の上着を注文されていました。あの頃は山陰へもよく足を運ばれていたので、永さん語録もたくさん残っています。「出雲の工人金津滋」と題した永六輔氏の著書もあったと思い出します。その手毬を今回大國魂神社の奥様に譲りました。今年はその毬がお孫さんの雛祭りに花を添えたそうです。思いがけず〝くす玉”のように飾り結びをして床に飾り喜んだことを聞き感激しました。

d0133199_10444941.jpg

d0133199_1045977.jpg
d0133199_10452293.jpg


現在でも、出西窯では、親子で藍の染め・織物を織られています。茶綿・白い綿を栽培して糸を紡むがれて種々の作品が生まれているようです。
by kuyugengen | 2017-03-27 18:13 | アトリエの製作品 | Comments(0)

さざれ石と君が代

d0133199_10444471.jpg


3月4月は卒業・入学シーズンを迎えます。電車に乗っていてもハイカラさんのような姿の女学生の姿を見かけるようになりました。古今変わることなく歌い継がれている「君が代」の詩の一説に♪さざれ石の巌となりて♪がある。さざれ石は小さな石のこと、4億年以上の長い年月を経て一つの大きな岩の塊となり更にその上に苔が生えるまでの月日を掛けてさざれ石は巌となるそうです。画像は熊本県の山鹿の不動岩のさざれ石の姿です。この地の巌が君が代の詩のモデルとされた説もあるそうです。日本人の若者も歌詞のような立派な巌となり国を導いて欲しいものです。
by kuyugengen | 2017-03-26 10:49 | Comments(0)

3月NHKの稽古

d0133199_2144560.jpg


今日完成された作品を紹介します。この方はお寺の忙しい生活の合間に4週目の土曜日に青山教室に通って居られる方です。更紗が大好きで多くの作品を和更紗の布を用いて創られています。完成した時は100万ドルの微笑み!きっと日頃のお疲れも吹っ飛ぶのでしょう?手の込んだ美しいパッチワークの大作もたくさん制作されています。今日は今期最後の教室です。何十年も通って下さった仲良し2人組も「長くお世話になりました。」と挨拶して終了されました。いろいろな思い出が思いだされます。「ちょっと淋しいですが、私の方こそ楽しませて頂きました。」の感謝の気持ちでいっぱいです。縁は奇なるものです。私は〝こぞの花にあらず”の言葉があるように、明日がくるという期待より、ただ今日の日を全うするだけと頑張っています。今そんな充実した時を楽しんでいます。これからもどうぞよろしくお願いします。
by kuyugengen | 2017-03-25 21:17 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

さくら便り


d0133199_882324.jpg


花冷えのころとなり、ようやく桜の開花日も報じられるよになりました。4月がくると新入生の初々しい制服姿も目にするようになります。アトリエでも春の入会希望者を歓迎しています。入会は随時できますが春は稽古ごとも、スタートの気分になるものです。稽古ごとをされる方々は、自分の生活環境を考えながら長い希望として、何年も心に暖めて入会される次世代の方も多いようです。また高齢になり、気分転換や生甲斐として習われる方もあると思います。ご希望の方は、どうぞ電話で気楽にお尋ね下さい。小人数のレッスンです。
                            TEL・090-6546-9534
                            PC・tiyokomakasai@opal.dti.ne.jp
                            住所・東京都中央区月島2-1-1-611
NHK文化センター青山教室も入会募集しています。カルチャーとして体験してみたい方には、6カ月更新の充実したスクールであると思います。   「仕覆をつくる」   TEL・03-3475-1151    
        
所在地: 〒107-0062 東京都港区南青山1丁目1−1 新青山ビルヂング西館 4F
                          TEL・03-3475-1151         
by kuyugengen | 2017-03-25 08:28 | よもやま話 | Comments(0)

出光佐三氏・・・考

d0133199_1518452.jpg


出光コレクションの古唐津の収集品を拝見して多くのことが思い起こされました。茶道を学ぶ者にとって切り離せない器の一つです。絵唐津・奥高麗・斑唐津・朝鮮唐津・そして黒唐津・瀬戸唐津と名称が分類されるほど古唐津は多くの呼び名と表現があり幅広い焼物はない。肌あいや色合いも「枇杷色」「朽葉色」といった植物がもつ、あいまいな色そして生き生きとした紋様が茶の湯の道具組に似合う作品も少ない。出光佐三氏のこれまでの生き様をこの展示から読み解くことができるように思います。

d0133199_1325532.jpg


戦後出光興産の社員が戦地から復員してくる生活を支えるため、自ら宝物と呼んで愛用した古唐津の名品を手離すことになる。そうしたエピソードを読むと苦境を乗り越えようとする人の気持ちが器のもつ〝渋み“とイコールするかのようです。そして又名品は流転し佐三氏の元へと還る。こうした真剣勝負する懐の深さ広さが現代のビジネスマンには無くなってしまったのだとしみじみ感じ得るものがあります。
by kuyugengen | 2017-03-23 13:32 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

出光美術館の古唐津展

出光コレクションの古唐津は、素晴らしい展示です。唐津は飾らない土味にあたたかさを感じるものです。3連休は稽古をして今日は休日だったので古唐津展に行きました。1日中の雨降りで体もだるく感じる。名品の大展示なので点数も多く疲れるのでピックアップしてゆっくり拝見しました。雨の関係でしょうか?人出も少なく休憩室の椅子にも空きがあり嬉しかった。帰宅してさっそく古唐津の印象に残った作品を描いてみました。描いているとその時代の工人の声が聞こえてくるような錯覚を感じ不思議です。恥ずかしながら、またアップしました。

d0133199_198387.jpg


)絵唐津柿文三耳壷・古唐津の中ではみたことのない文様の茶壷形の水指です。大胆な柿の文様と枝振りは、描けるかな?と心配でしたが、思い切り描いてみました。余白とのバランスは素晴らしいと感じました。
へ)絵唐津ぐりぐり文茶垸・このぐりぐり文様は絵唐津の得意な文様です。勢いよく心にわだかまりなく描くことが優秀品です。
左へ)絵唐津人物文筒茶垸・簡素でのどかな人物の様子は省略された線が生き生きとした農夫の様子を表現していて素晴らしい。
)絵唐津沓茶垸・歪みのある茶垸は、志野・織部・備前・伊賀など桃山の豪快な作品に多いものです。口縁を大きく歪めた形に作為が感じられない作品は優秀品であると思います。茶席で頂戴するのもご馳走ですが、懐石の強肴の器に用いても洒落ています。4点の作品を描いてみましたが、肌の色を表すことは難しかった。しかしこうしたスケッチをすることは美術品を鑑賞するに印象が残る方法であると思います。
d0133199_1946280.gif

毎回紹介している朝夕庵の道具組は、距離が遠いので見えにくいのは毎回のことながら、仙厓の軸・花乱の滝画賛も余白もないので、何が描いてあるか解らない。想像すると桜が乱れるように満開で滝のようなのか?滝が描いてあるのか解らなかった。花いれ伊賀の耳付・水指・紅志野・絵唐津丸文は解るが釜・車軸型など覗けないので見えず残念です。しかし設えの雰囲気をサービスしているのだから、「こんな取り合わせ」ということを学べばよいのかもしれません。
by kuyugengen | 2017-03-21 19:27 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

おばあ様からの贈り物

d0133199_946721.jpg


昨日のお稽古で、こころ温まる贈りものを創られた方がありました。それは、お孫さんが寄宿舎生活をされることとなり、それに際して「何をプレゼントしたらいいの?」と聞くと「おばあ様の創ったお守りが欲しい」と渋いおねだりです。日頃なんでも好奇心旺盛で挑戦されるおばあ様なので、〝それは素敵なおねだり”と納得です。桐の小辺を用いてこのような可愛いいお守りの仏像と袋が完成しました。この袋はミラーワークのぽっちを引っ張ると締り、紐を引っ張ると開く、はてなの袋です。きっとこんな素敵な贈りものを頂けば嬉しいと思います。家族っていいですね!
by kuyugengen | 2017-03-20 09:56 | アトリエの製作品 | Comments(0)

d0133199_9423157.jpg


東大寺のお水取の月です。今年は比較的温暖な修二会の日が続いていたので、お客様は楽にお松明の炎に預かれたことでしょう。アトリエでは、お盆の上に良弁椿の香袋を飾りその功徳にあやかっています。今日から3連休なので、九州からお見えになる方も3日間の予約になっています。久しぶりなので楽しみです。笑いの絶えない数日でしょう!
by kuyugengen | 2017-03-18 09:48 | よもやま話 | Comments(0)

色画用紙で春を描く

私のお絵描きを息子はあまり信じていなかったので、顔彩と筆を携えて家に帰りました。夕方さっそくに描いてみせると、まさに驚きでした。「どうしたこと?」と本当に不思議そうでした。「でもお母さんは美術を見ることが仕事だったから、絵心は普通の人よりあるだろう!」と納得。なんでも夢中になるので人より早い上達があるかもしれません。「まだ真剣に習いたいと思っている夢もあるょ」と話すと「そんな歳になって夢があるとは凄いね!」と驚かれた。こころに温める夢の期間は重要です。金沢のデパートで色画用紙を見つけたのでワクワクして描いています。

d0133199_12572375.jpgd0133199_12574432.jpg
















水仙は丸窓から覗くように・・・・!真っ赤な藪椿はもう直ぐ終演になる庭の椿です。桜のをたくさん描いたので椿を描くのが遅くなりました。私のお絵描きの特徴は、紙や絵の具を無駄にしたくないので失敗したと思っても必ず完成品に纏めるのは自分でも凄いと褒めてあげる。下書きもしないが思うままに筆を動かす、そんなひと時は、なんと充実した時間でしょうか。このところ花を描いています。

d0133199_13312870.jpgd0133199_1333997.jpg
by kuyugengen | 2017-03-12 12:58 | よもやま話 | Comments(0)