立秋とともに 秋の神さまは天空の上の方に現れます。川原にいてふと淋しくなるのは 神さまに見られたためです。


栗をころがして じっとみているのがすきです。栗をもっていると 安心した気分になります。昔々寒くなり飢じい思いをした人類の気持 記憶が血の中にあるのでしょうか

理想的な窯場をつくるための土地を与えてくれた中家司さんが すっと逝ってしまいました。
窯を焚く夢を話し合いって楽しかったのに いろりの部屋の隣り、二畳の小部屋で秋を感じながらゆっくり好きな本を読みます。 そして疲れた目を閉じて彼を慕います。

優しい色合で思い浮かぶ気持ちを加藤静允先生は さらさらと表現されています。いつ拝見しても〝凄いなぁ”と私は見ているばかりです。ロマンチックな文章も素晴らしい!
今日は爽やかな秋日より。ゆっくりお昼寝もして明日から始まる月島の稽古に備えました。皆さまのお出ましお待ちしています。

今朝は毎月の定期健診です。本来毎月の診察でなくてもいいのですが、やはり受診しないと心がストイックに管理できない。食いしん坊の私は、Drとの対話がないと、つい緩んでしまいます。待合室を見渡すと弱弱しいご老人も少しは目に入るものの私のような元気そうな人が多いように感じます。私の前に呼ばれた男の人はお相撲さんのような体格です。「腎臓病とは思えない」自分の診察時間は短く感じるが前の人はいつも長いな!と思う。先月指摘された注意点は全て克服したのでDrも「貴女には何も申し上げることはありません」とにこやかな結果でした。これから待ち受けているハードな茶事を全うするためにも自分の体のコントロールとリズムを念入りにシュミレーションして毎日のウオーキングをはじめたので、体力つくりもバッチリでしょう。

金沢で知ったピールアートの小品を私なりに楽しんでいます。夏の終わりに伊東屋銀座店に立ち寄り〝空気の器”これはお洒落なカードです。丈夫な紙なので自在に形は変化するのでクラゲのようにも見える このアートに柑橘作品はお似合いで私の心を楽しませてくれます。

もう一つの葉っぱのような作品はネックレスに変身です。娘が美しく結んでくれたので私だけの首飾り。今日はお洒落をして出かけました。日頃食べるものに制限も多いのでストレス解消にと少しお洒落にエネルギーを使っています。カウンセリングの先生にも「貴女はポジテブなので何とかこの状況で頑張れるでしょう」と褒めてもらっています。

美しい作品なので伊東屋銀座店の飾りも紹介します。しかし文房具店でありながら、本来日常に使う文具がないのは残念に思います。




日テレの朝の番組でふと目にとまった不思議なアート作品は、食べ終わった柑橘類の皮から生まれたという幻想的な作品でした。金沢在住の才田春光さんのアトリエは偶然私の住んでいる犀川沿いの近くにあります。彼女の魔法にかかれば、オレンジ・メロン・スイカ・グレープフルーツそれらの甘皮の中からも美しいアートとして息を吹き返す・不思議の世界がありました。お店に一歩踏み込めば異空間、天井からは数えきれないタンポポが吊るされていて、まるで〝ぼたん雪”を見るようです。



才田さんは「時間を気にしないでゆっくりコツコツ創っていくといつの間にか沢山の作品が生まれます」と爽やかな笑顔でお話される。「たべるだけではもったいない!」の言葉道理の生活です。下書きなしで思いのままナイフを入れるのは自然に逆らいたくない理念と果実への優しい思いやりのようです。果物・野菜と話せるようになると自然にその声も聴こえるようになる。「もっともでございます」

たんぽぽの根を干したお茶を頂きながら時の経つのを忘れたひと時でした。私の買った作品は上の3点です。時が経つと変化も楽しめるこの作品との出会いは忘れがたいものでした。

