永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

<   2014年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

珍しいニュース


d0133199_17502117.jpg

夜の街はいつの間にかクリスマスイルミネーションが灯り華やいだ景色になっています。昨日ニュースで「天草は日本のサンタクロースの聖地となりました」と伝えていました。この頃地方も個性的な話題を作りPR活動に励んでおられます。約450年前に西洋文化が到来すると同時に、困難な時代にあってもクリスマスを霜月祭と称して欠かさず祝い続けてきた天草は〝家族の絆”を確認しあう本来のクリスマスを考えるにふさわしい地域であるということのようです。良いアイデアなのでこれからもがんばって欲しいものです。

d0133199_1751918.jpg

by kuyugengen | 2014-11-28 17:54 | よもやま雑宝帳

私の用をいつも心よく手伝ってくださっているS先生は今年還暦を迎えれられました。その記念として「仕覆展と茶会」を催されます。さっそく風炉先屏風を新調されて、その気持ちを表されました。還暦は元の暦に戻るので「本卦還り」ともいう記念の日。兎も角、第二の人生の出発点に立たれるのでこれからの人生に幸あれとお祝いします。

d0133199_11192495.jpg

d0133199_11195951.jpg
d0133199_11204134.jpg

風炉先屏風に用いた切れは、以前お弟子さんの婚礼の時に貸出した打掛・長い袖1枚分を豪勢に使い刺繍の部分を裏打ちして外し、アップリケのようにしておめでたさを表現。草木染めの糸は、大正時代の美しさを今も保っています。

d0133199_11272545.jpg

会場・平成26年12月7日 10時~15時まで 明章庵・鷺沼駅より徒歩7分です。佐伯千鶴の会

~追加してご報告します。
長年の師弟関係であった佐伯千鶴さんは、12月7日(日曜日)に初めての個展をなさいました。今朝友人から添付画像が送られたので紹介します。祝いの為に新調された風炉先は華やぎお祝いの気分を演出しています。

d0133199_10342993.jpg
d0133199_1028317.jpg

茶の師匠から引き継がれた社中を受け継がれました。お仲間の協力あって、このような素敵な会ができ、ご本人も幸せそうよかったですね。
by kuyugengen | 2014-11-23 11:28 | アトリエの製作品

落ち葉ひろい


大きく育った〝しだれ桜”は、春は満開で美しい。しかし秋になると黄金に染まった葉っぱは、そよぐ風にたなびきながらハラハラと舞い落ちる。1日に4回は掻き集めています。うらめし気持ちで枝を眺めるが「しかたなし・・・落葉樹なので・・・・!秋の形見といつもあきらめながらの落ち葉ひろい。
d0133199_14165211.jpg

                  明日稽古を済ませて14日帰宅します。金曜の皇居ウオーキング楽しみにしています。
by kuyugengen | 2014-11-12 14:21 | よもやま話

金沢駅は、新幹線開業のカウントダウンで駅周辺は毎月変化を感じます。「新しい金沢」芸術活動をアピールした新幹線到着ホームは豪華絢爛な雰囲気でお迎えです。

d0133199_20531136.jpg
d0133199_20533747.jpg
d0133199_20544171.jpg
d0133199_2055935.jpg

新幹線ホームの壁面は、金沢の工芸品を丸い枠の中に表現して、ホテルのロビーのような意匠です。加賀の工芸の発展を願う気持ちが強く伝わるようです。この所外国人観光客も多く、PRが行き届いているように感じます。さすが百万石の駅は贅を凝らし〝凄いな”と感心いたします。

d0133199_20561784.jpg

by kuyugengen | 2014-11-11 21:05 | よもやま話

お茶と酒の正月


好天に恵まれ、めでたく開炉の茶事を終えました。霜月金沢では七五三の儀式に着袴の習わしが残っています。そんな風情もあり待合の床には碁盤の上に乗った童の人形など飾ってみました。

d0133199_911344.jpg


路地に敷き松葉も敷かれ、ほのかに松葉の精の香を感じながら、にじり口をくぐるのは気持ちの良いものです。まずは「お炭を改めさせていただきます」
d0133199_1081535.jpg

d0133199_9335924.jpg
炭点前の床は「不昧公茶の湯の五箇条」紅雪庵筆・表具は茶道具尽し・繊細な縫いとりで表現されています。花は錦木・白玉椿 漆を使った天井なので今回は、侘びた漆桶を使ってみました。
d0133199_1044770.jpg

d0133199_9542663.jpg
d0133199_9545278.jpg

        向・鯛の昆布〆に加減酢・永楽保全の金襴手・椀・伊勢海老真千代に針柚子と金箔添えてご馳走です。

d0133199_10182779.jpg

d0133199_10185763.jpg
d0133199_10192079.jpg


〝鯛の唐蒸し”という加賀に伝わる料理法があります。これは慶事会席に用いられる料理で、鯛の腹に卯の花を詰めて大皿に並べて「にらみ鯛」とか「鶴亀鯛」などとも呼ばれています。銭屋さんはお茶の正月にあたり茶懐石の寸法に合う唐蒸し焼きを提案。鯛を開く際、武士料理は腹に包丁をいれるのをきらい背開きにするという面倒な調理法なのだそうです。「唐蒸し」の由来は、長崎を訪れた加賀藩の留学生が中華風の鯛のけんちん蒸しの調理法を持ち帰ったことが発祥といわれているそうです。重箱は現代あまり珍重されませんが、本来はこのように皿を敷き、こんもり盛合せるものと習っております。仕覆を被せ飾り結びをするのは、私らしい演出です。
d0133199_10304630.jpg

薄茶席は毎回茶筥を用意しています。この席は明代の皇帝の官服を用いて頭が上下する人形「大丈夫君」を飾りみなさまの幸せ〝大丈夫”でござると太鼓判 うなずいてくれます。

d0133199_10362168.jpg

壁床の軸は、小林東五筆「青天白鶴」花は蔓りんどうの実・すすき。山野草は金沢とはいえ、この頃は熊騒動で早い内から刈込をするそうです。このすすきも一度刈り取った後もう一度芽ぶいてくれたので糸すすきのように細っそりしたものが用意できました。
最後に酒のお話をします。今回は福光屋さんのしろきという〝にごり酒”と秋あがり輪島の酒千枚田冷おろし・八寸に初あげ福光屋さんを多く使いました。お酒も10月に仕込んだ酒が今月は〝初揚”となり お酒もお正月です。
*「初あげ」とは、その年の酒造りで初めてしぼりあがった酒蔵の祝いの酒・純米大吟醸のしぼりたてです

d0133199_10454876.jpg
d0133199_1046438.jpg


二泊された方はレンタカーを借りて千枚田のライトアップに行かれました。今日金沢へ戻られて写真の交換をしました。何と宇宙から見た景色のようです。みなさん心に残るアルバムを作られて本当に良かったです。

d0133199_16153692.jpg

by kuyugengen | 2014-11-09 10:24 | 茶事

茶事前日の用意


昨日の雨もあがり小春日和になりました。2日ばかりの準備期間で茶会の前日を迎えています。東京に居る時は全くといって良いほど頭の中に茶のことは入らずからっぽです。金沢の空気を吸ったとたん めらめらとアイデアが降りてくるので大急ぎで会記を書く。必要最小限の道具は、全てパソコン管理しているお蔭で道具を探すことはなく時間は相当短縮しています。今朝は一番に炉に炭をつぎ炉中を温めて本番炭の点火が上手くいくようにしています。後は花屋と漬物屋に行き、庭の掃除の叔母さんを待つばかりとなりました。

d0133199_10164026.jpg

風炉を上げて炉に移す季節です。香のやりとりも夏は沈香そして冬は薫香へと変わり練香に沈香の切りくずを混ぜて使うという愉しみ方があることを知り、これは開炉ならではの寂びある作法と感じる。私も鳩居堂の極上沈香が残っているので今回で試してみようと思っています。知らないことを試すのはワクワクするものです。
by kuyugengen | 2014-11-07 10:25 | 茶事

秋晴れの移動

d0133199_18333820.gif


越後湯沢の乗り換えです。ドアが開くと、気温が下がっていて冷気を感じる。秋も深まり山の装いは美しかった。夕べは寝つきが悪く、電車に乗るといつの間にか深い眠りに入る。まぶしくて目が覚めたのか富山に近くなった所でリクライニングシートの目線の上は、青空のキャンバスが広がっています。その合間に見たこともない美しい雲が花のような雲海になっています。その上の段は動物のようにも見える雲形です。電車が進むに連れて雲間に夕陽も重なり灰色の雲の後ろに隠れている強い光はイタズラでピンクに染まる。まるでパレットで絵の具を混ぜているような心地です。金沢駅も近くなると夕日は対面に当たり雲が切れてまぶしい。本日も青天なーり。気分を一新してがんばります。
by kuyugengen | 2014-11-05 18:40 | よもやま話

秋の深まり


d0133199_852466.jpg

柚子も色づく霜月 1年は何と早いことでしょう。茶の湯では、風炉から炉へと移り新茶を開封するお茶の正月も近づきました。囲炉裏から考案された炉の形は、今でも日本独自のものとして伝えられています。そして小人数で火を囲む炭点前は、いつもながら心温まるものです。昔は亥の日を選び炉を開くのですが、現在では人が集まりやすい日を選び炉を開くスタイルが多いようです。亥の日に開くのは、五行思想の「水」に当たる所から火を使う茶の行事なので“火伏せ”の意を込めているようです。そうした意味に思いをはせながら愉しみたいものです。私も8日に、開炉の茶事を予定しているので気持ちを引き締め緊張しています。5日金沢移動となります。みなさまにお目にかかるのを楽しみにしています。
by kuyugengen | 2014-11-01 08:51 | 茶事