永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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小さな秋をみつける


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立てば芍薬 座れば牡丹歩く姿は百合の花
の言葉どおり、その立ち姿は凛とした気品を感じさせます。山芍薬の花は、お茶の花の中でも王様クラスです。私の家の玄関先にも東京から移動した花株が何倍にも増えてたくさんになった。そして春には5cmぐらいの花を咲かせています。 秋になると、アケビのようにパクッと二つに裂けた実のなかにざくろの種に似た鮮紅色と黒色の二種の種をつける。しかし種を秋まで持たせると次の年の花が増えにくい、少し残して摘んであげる。秋になると春の姿を一新してグロテスクにも感じるが照葉の王者となり籠の中を飾彩る。まさに花も実もある美しい人生ですね。

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照葉の秋は「ナナカマド」も真っ赤な実をたくさんつけて美しい。「ななかまど」とよばれる由縁は、「7度かまどに入れても燃えない」ということから名付けられたようです。そしてその枝を7回焼くと良質の炭になる。藤の枝の白灰と同じように素敵な話ですね。
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by kuyugengen | 2013-10-28 15:41 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

今月の煎茶道具ひと揃え

              
                   今月の煎茶サービスは、和風で纏めたテーブルセッテングです。

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茶碗は、文政時代の陶工「水越 与三兵衛」二代で絶えたという稀となった作品・茶托は時代のよい栗・木目の鮮やかな木地に鎹の景色が美しい。急須は九世・高麗左衛門・文人煎茶にはあまり好まれない陶器の茶器ですが取り合わせとして面白く、煎茶の華やかなりし頃を忍ばせる・ジャパニーズなコーデネイトとなりました。
by kuyugengen | 2013-10-23 10:55 | よもやま話 | Comments(0)
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美人を称える表現の中に“見返り美人”という言葉がある。人に関わり合いの多い私は、そうした経験を通して印象に残る或るご夫人のことを少し紹介してみます。その人は、特別の美人ではありませんが愛嬌のある面立ちで、何故か背に微笑みを感じる。キモノの衣文を抜いた小柄な後ろ姿は、いつも背が笑っていた。私は二十代にその方と対面したが、時折その後ろ姿を思い出す。今ではその方は、私にとって、お守り札のような存在となり不思議です。日頃は「削除術名人」などと云われ記憶に残さない。しかしその印象は、よほど深かかったのでしょう。最近なぜか、人の後ろ姿が妙に気になり意識するようになった。人それぞれの後ろ姿は無言でいろいろを語ってくれる。笑みとは、心の手鏡・・・!♪泣いているのか、笑っているのか、後ろ姿が素敵なあなた♪そんな言葉を思い出しています。
by kuyugengen | 2013-10-22 12:36 | よもやま話 | Comments(0)

憧れのクレアチニン値

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今日から稽古が始まりました。そんな訳で早朝に診察の予約をとった。流石に検査結果がでるのを待っても3番目に呼ばれた。DRからの結果報告は「クレアチニンの値は1.6です。いいですね・・・・!」私のめざす最初の目標値だったので“嬉しいでーす”生活習慣の改善により腎臓とも上手く同居できたので、一病あることを楽しみながら1年々を真剣に生きてみようと考えています。いつもまわりの方々の暖かい応援に感謝しています。あきらめない根気は大きな力となり患って知る健康の有難さは、“何も感じない”という体の状態が良いのであると実感を深めました。
by kuyugengen | 2013-10-21 14:09 | 与えられた一病の楽しみ方 | Comments(0)

出雲路の旅


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             空港ではこのような「島根っ子」という可愛いらしいキャラクターが迎えてくれています。


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久々に松江に帰り又出雲大社は「平成の大遷宮」本殿遷座祭、大國主大神様は芽出度く御本殿にお鎮まりになりました。60年に一度の御遷宮に巡り合うことは、望んで叶えられることではなく、御神縁に結ばれ、その空気を共有することが有難く万感の思いがあるようです。三泊四日の旅は、お天気に恵まれた二人旅・友人と和気あいあいの旅です。そんなことで一応観光スポット巡りを致しました。

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右の三個の丸は、空中神殿の柱跡であるようです。古の昔は、権力もあり大きな文化が築かれていたということです。現在は人のいない眠ったような島根県ですが、神話・神々の里であることは、湧きいずる雲と薄紫の山並みの佇まいからも感じられた。

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ゴッホにも描ききれないだろう?宍道湖に落ちる夕日は美しい。しかし人口が少ないということは、「こんなにも寂しいものか?」と心が痛む。観光のみに頼る県なので活気が感じられない街です。
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大社の帰りの寄り道は伝承館へ行きました。外国の華道家集団がお花のオブジェ造りに懸命です。作品展覧の当日は、大社さまへもご奉納されるようです。大勢のお客さまがお出でになり賑わうことでしょう!

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私はいつも見ている景色と澄んだ空気、しかし今回の新しい発見は、牡丹の島で有名な“大根島”の様子。何処か島根の生き生きとした未来の鼓動を感じた。四季折々に温度管理された牡丹の花の美しい展示・よく手を入れられた庭園の佇まいは、そぞろ歩くのに良い距離で雰囲気もよかった。

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足立美術館もご案内、空港に帰る途中・国中の神さまがお泊りになるという佐田神社にも立ち寄りました。お蔭さまで気分も新たとなり又少しがんばれそうな気がしています。

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    出雲空港にも遷宮のためのお飾りとして、大きな〆縄飾りがある。この〆はどこにも負けない大社様式です。
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松江のお姉さんの住む日本海も美しい景色です。Kさんは、いつも一緒なので、今回の旅行も効率良く見学することができました。お疲れでしたね。ありがとうございました。このダイヤモンドのように輝る水面と最終便の機上から見る東京湾の夜景は、ルビー・サワイヤ・エメラルド対象的な景色を見ながら現実の自分に戻る。
by kuyugengen | 2013-10-18 10:04 | よもやま話 | Comments(0)

加賀の街の花嫁行列


結婚式が多く行われる秋。この所雨の降らない日が続いています。お弟子さんの中に結婚される方あり、お目出度いことです。金沢の風習の中に式を終えた後、披露宴会場まで花嫁行列をなさる方もあるそうです。それは、式場から披露宴会場まで以外と距離が近いという利点のようです。これからの時期、兼六園周辺・東の茶屋街あたりでそうした光景がみられるようです。

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         沿道の観光客などもシャッターを切り列に加わる。加賀らしいお喜びの表現とお見受けしました。
by kuyugengen | 2013-10-07 09:22 | よもやま話 | Comments(0)

北陸新幹線の路線発表


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いよいよ北陸新幹線の車体や路線の発表があった。車両デザインのコンセプトは”の未来。車体上部は青色、車体色はアイボリーホワイト、側面には北陸の伝統工芸品である銅器や象嵌の銅色と沿線地域の空を表現・青色のラインを配し、伝統と未来的なイメージの融合を表現しているという。また、シックで大人の雰囲気で統一される車内は和の要素が取り入れられ、ゆったりとくつろげる空間づくりとなり、車内は、普通車、グリーン車、グランクラスの3種類に分かれ、それぞれに個性ある演出となるそうです。2時間30分で行けるという夢の交通機関です。
東京 - 金沢間を主要駅のみ停車する速達タイプ、①東京 - 金沢間の停車タイプ②富山 - 金沢間のシャトルタイプ③東京 - 長野間の長野新幹線タイプの4種類が運行される予定とのことです。来春から試験運転も始まるようです。私は来春からの開業と勘違い心待ちにしていましたが今一歩です。
by kuyugengen | 2013-10-06 11:14 | よもやま話 | Comments(0)

茶事のスタイル様々

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私が金沢で茶事を行うようになって早いもので6年目となりました。或る年、巷にインフルエンザが大流行・ふと茶会にお出でになる方の為に一垸ずつ濃茶を練ろうと思いつき、少し小降りの茶垸を人数分用意し、各々に濃茶を練り、残り香のある茶垸で“おすすぎ”薄茶を点て全て飲み切るというスタイルをとりました。こうした濃茶のスタイルは現在では殆どみられない光景です。席中のお客さまは慣れない点前に少し戸惑う、しかし気持ちもゆったりして中々に良い風情のものです。そうして風邪の流行は遠のいたが、このスタイルで“おもてなし”すると評判も良い。茶事を行いながら気付く茶の妙味。これは古い茶人の歴史の中に必ず有ると確信をもち調べる。記録は確かにありました。濃茶が飲み廻しになったのは、天正十年以降の事。それ以前のお茶は、“各服点て”であったようです。それは小人数の茶であったことも重要なポイントでしょう。今のように何百人のお客を相手にする茶会ではないので出来ることです。当然亭主は、スピーデーにお待たせしないことが重要。そして半東とのチームワークが良くなければ叶わぬことです。昔の濃茶は今に比べると相当薄いものであったようです。江岑宗左の時代もそうであったとの記述もある。私の茶のスタイルは、濃茶に時間をかけて、立礼席の薄茶は、毎月変わる“茶筥点前”でさらっと軽く愉しむので、定刻の時間を過ぎることもない。毎回「来年もがんばれるかな?」と不安に感じながらもう少しの間、思考してみようと考えています。しかしこの緊張感が好きなんでしょう。
by kuyugengen | 2013-10-05 10:19 | Comments(0)

午年のオリジナル帛紗

                          
                      “馬蹄繋ぎ八宝相天馬紋紹紦純子”

干支“午”を馬蹄の中に囲み意匠した図案です。馬蹄の中に八種類の宝尽くしに、天馬を加えて新しい午年の文様を表現しました。色は紅鬱金・墨色・水縹の三色です。

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                  水縹(みずはなだ)
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by kuyugengen | 2013-10-01 12:37 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)