永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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腎気の話

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私は慢性疾患をもって生活しているので毎週鍼灸院にも通っています。治療中私は、よく腎臓病について質問すると先生は、丁寧にお話してくださる。山田鍼灸院の先生は、鍼灸学院の授業も受け持たれているので、ツボの話など教えてもらう。先生曰く、東洋医学では腎は元気を蓄える場所、五臓六府の根っこ・生命力ということです。その逆は老化の鍵を握っているともいえます。自然界の季節で表せば腎は冬の季節にあたり五行思想であると思う。冬の時期植物は種の状態でエネルギーをジッと土の中で蓄え、春の芽生えに備える。種は生命力の凝縮した形であり、空豆形と腎臓の形もよく似ています。
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「私は生まれた時に一貫目もあるジャンボでした」と話す。「それは凄い私なんか小さいもんですょ」と驚き顔。「それは親からの受け継いだ先天的な生命力があり、遺伝子情報は腎・骨に宿されますから、本来とても元気な遺伝子が備わっていますょ!発育・成長のプロセスは、腎の働きが要になっています」それは五臓六府の根っこということですね。そうした重要な臓器は“老化の鍵”をも握っていることです。腎の働きが強く、免疫機能も高ければ、老化しにくいということのようです。“鍼治療”は、免疫力のアップをうながすということのようです。

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そして“灸”は治す。ということです。効能があるということは、良く考えると“よく勉強”した治療師に当たるということのように思う。しかし一番大切なことは「食事制限を守ること」現在大きい病院は診察の際・栄養士さんに回されることがあり、とても丁寧な指導を得る。栄養・食事管理は大きな病院の栄養士さんの答えが一番正しい。血液検査のデータをパソコンで呼び出し・何が多かったか直ぐばれる。
病院でも今回良いお点を頂戴したが、山田先生にも「永井さんは、体との対話を聞く力がある。ストレスマネージメントの上手い人ですね」とお褒めをいただき嬉しかった。成せば成る・がんばろうと思った。
★民間療法の話を書きましたが、私の長い体験で感じることは、鍼・灸・ストレッチのみでも完全とは言えない。時折マッサージを受けると効果は増すように思う。治療費は、かさみますが元気でいる為の投資です。

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ミールタイムという病院から推奨されている通販サイトがあります。それぞれ生活習慣病に合わせた食品が揃っています。制限食として完璧に調整してあり美味しいです。たんぱく質を調整したごはん・パン・たんぱく質・塩分・リン・カリウム調整の調味料もあります。ソース・マヨネーズ・醤油など種類も豊富。使いきりサイズの小袋タイプなどもあります。たくさんの食品群があるので迷いますが、自分の好きなものを注文してみるのが良いでしょう。季節ごとに届くカタログの中に新製品も目に留まる。少々割り高ですが安心です。多くの商品があるということは、如何に生活習慣病が多いかということです。

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最近蛋白質調整食品の中にレトルトではない米も発売された。これはチャーハンなど好みの固さで炊けるようにの心使いのようです。また塩分ゼロのうどんは蛋白調整ではありませんが、乾燥時間も長くコシもあり美味しいです。レトルト食品の中には「中華丼」もあり私はそれをラーメンに入れたりして楽しんでいます。その時は、スープの素は半分にします。チョコレートなどお菓子類もたくさんある。しかし美味しすぎて怖い。全くよく研究された市場です。
by kuyugengen | 2013-09-26 20:05 | 与えられた一病の楽しみ方 | Comments(0)

差し込み茶杓の仕覆


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携帯用の差し込み茶杓にそれぞれの文様の可愛らしい仕覆ができました。切れの趣が変わると違う雰囲気の主調も生まれ雛道具のように愛くるしい。
by kuyugengen | 2013-09-24 16:38 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

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北国新聞創刊120周年を記念して松竹と共同制作した「武士の献立」スペイン・サン・セバスチャン国際映画祭で加賀料理を披露するという。メール(新聞の記事の添付)が届いた。私の提案する茶事料理を毎回お願いしているお店です。ご主人は、茶事の食材の微妙な味付け・匙加減にも心を砕いてくださる・語学も堪能・勉強熱心で体格のよい主人です。国内外で繊細な加賀料理を日本の代表として広めていただきたいものです。金沢市の文化サポートは、きめ細かくいつも驚いています。
by kuyugengen | 2013-09-24 08:54 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

よみがえる古布


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数ヶ月前のことです。「先生・亡くなったお婆ちゃんの古着があります。誰か役に立つ人いませんか?」と相談受けましたお教室の方を頭に思い浮かべたところ、福島から通われている方の中に、趣味で着物のリフォームをされる人がいます。また、その知人に“裂き織”をされる方もおられ、そうした古着のほとんどを福島へ送りました。私は古着の中から仕覆の裏に使えそうな「白地のななこ織」を見つけたので、彼女に染めをお願いした。今は亡き機織をされたお婆ちゃん、若かりし頃、信州の田舎で糸を紬ぎ布を織る。昔の人は、このように自家用の織物で自分の身をまかなわれていました。今日はその布を再生・栗の葉で染めた布が持参された。染めた布は、自然界から色を頂戴した深みのある渋い色によみがえる。お婆ちゃんの思い出の品を孫が受け継ぐ心は素晴らしいことですね。
by kuyugengen | 2013-09-23 14:10 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

夏の忘れ形見


“暑さ寒さも彼岸まで”暦通り涼しい風が吹いてきました。夏は“ゆっくり宣言”したので思い切りのんびりしました。そして待ちわびた秋です。いつの間にか通り過ぎて行かないように心地よい季節を謳歌しようと考えています。夕方のウォーキングも少しづつ始めました。「吾亦紅の葉」に朝露が落ちると宝石のように美しい。

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お散歩すれば、偶然知る季節の忘れ形見を見つけたりするものです。
by kuyugengen | 2013-09-23 08:19 | よもやま話 | Comments(0)
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2日間に渡り・オーチャードホールでは、ピアニスト・辻井伸行さんの演奏会が行われています。私が、辻井さんの演奏を聴くのは初めて。世界的に有名な指揮者アシュケナージ氏の指揮のもとオーケストラ・アンサンブル金沢は、設立25周年記念企画として出演しています。
辻井さんは、ベートヴェンから始まりグリーグのピアノ協奏曲イ短調を演奏。ピアノの前に座りオーケストラの音を聞きながら演奏は始まる。この澄んだ音色は、なんでしょう!「ピュアーで清々しい」の言葉が合う。クライマックスに至ると“音が鳴る鳴る・指が回る回る”躍動感は素晴らしい。3階席に居たので全体が上から見えて良く解る。演奏が終わり、お辞儀をするポーズは少しハニカミ普通の辻井君に戻り可愛いい。3度もアンコールに応えて大サービスです。
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金沢交響楽団は、昭和47年に結成されたアマチュアのオーケストラです。現在の団員数は約50名で、家庭的な雰囲気を持ちながらも、質の高い音楽を追求するオーケストラです。金沢市は街中で応援しているオーケストラで年間会員券制度で常連さんにお席の優先があると聞いています。私はクラシックに詳しくない。しかし良い演奏を聴くのは心地よく“良いものは良いです。 永久名誉音楽監督 であった今は亡き岩城宏之氏は、金沢をこよなく愛しこの楽団の音楽監督の指導をされたそうです。現在音楽監督は、意向を受け継いだ・井上道義氏が就任・現在に至っているという幸せな金沢オーケストラです。
by kuyugengen | 2013-09-21 18:07 | Comments(0)

今月の煎茶席


虫の音も聞こえる秋の夕べ 秋風も感じられるこの頃です。初秋の道具飾りで一服しています。先月までは、夏季の氷点てを楽しみましたが、これからは涼炉に火を入れて湯の加減を調節する点前となる。可愛らしい煎茶道具の入れ替えで初秋への移り行きなど感じて居ります。

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涼炉は、昔中国で野外で火をおこすために考えられた携帯湯沸かし・煎茶の点前に用いられた道具です。静かに炉扇で扇ぎ火をおこし、湯を沸かすひと時は、気ぜわしい現代に必要な時間であると思います。
by kuyugengen | 2013-09-20 14:05 | よもやま話 | Comments(0)

三年目の褒め言葉

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腎臓に異変を感じてから3年・11月から4年目に入る慢性疾患。今日は9月の診察日です。脳のMLIの結果を聞く「綺麗な血管ですね!クレアチニン以外に問題はありませんが、一度壊れた腎臓の値を良くしようなんて思わないで維持すればいいです」しかし私は「毎回クレアチニンと格闘して2・8~1・7まで下げました。」と少し自慢「ほんとうですね。素晴らしい!この調子で管理して下さい」とにこやかに診察は終った。
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私の腎臓管理は、まず食事・塩分・蛋白の制限を守っている。民間療法は、鍼灸・毎朝・夕のお灸・ストレッチなど真面目。たまに外食も組込んでいますが、ほとんど握り鮨・韓国料理を少し堪能するくらいです。しかし日頃の制限食でお腹が決まったのか品の良い量で満足します。水をちょいちょい飲み洗いながすようにしています。3年間の腎臓との付き合い方も学んだので、新しいスタートと考えクレアチニンとの対話を更に重ねたいと思っています。
by kuyugengen | 2013-09-20 12:27 | 与えられた一病の楽しみ方 | Comments(0)

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日本郵便の提案する「フレーム切手をつくる」というサービスをご存じでしょうか。夏休みゆっくりした時間・7コマの切手を注文した。これまでも茶事の案内状を送付する時などに使っていました。中には気の付かない人もあるでしょう。しかし解った人は“感激しました”と嬉しい挨拶もある。切手を貼って投函する時にも「オリジナル切手なので、手押しスタンプでお願いします」と輪ゴムでメッセージを付ける・郵便局も切手の写真の部分に消印のかからぬよう手押してくれる。これも嬉しいこだわりです。
by kuyugengen | 2013-09-19 17:44 | よもやま話 | Comments(0)

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“旅持ちの携帯用のひと揃えを創ろう”とイメージが湧いたのは、金沢で出会った「木瀬浩詞」さんとの縁。とても寸法の良いこの器は、金沢の作家の集まる展覧会でした。「これ何に使うために造ったの?」と聞くと「別に解りません。ボール系が好きなんで・・・」と彼は答える。後でゆっくり話す機会を得る。このボール制作は、一枚の銅の板から、半円に絞りあげ口縁を整え・やすりで丸く形成する。ギラットした金属の味のない色に彼独特の“漆”を用いてマットに仕上げる・外側の肌を石で叩きほっこりした温かみを表現しています。

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寸法に合った小棗・差し込み茶杓も創りました。これらの茶器は、気楽に使えることを意識して完成した2点の作品です。小棗・茶杓は「福田利浩」さん制作。彼は若い頃アイヌで彫りの修行をしたという変わりダネ。本来差し込み茶杓は、竹で制作されているものが多い。しかし今回、黒檀・桑・欅の3種の材を用いて創りました。

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茶筅セットは、木瀬君の先輩・小山康之さんの作品です。アルミをベースに科学的にシュミレーションして完成させるのは、彼は得意の分野。お茶道具に、このような金属は使わない。しかし面白い!繋ぎ目を見せない丁寧な仕事・私はこの道具を“絽(りょ)”と分類愛用しています。金属も化学式を学んだ人はさまざまな作品枠が広がる。このように一つの作品と出会い一組の完成品に纏めるのは茶人の得意とする能力。愉しい思考の時を得た茶器セットとなりました。

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それぞれの作品が完成すると、袋ものの拵えに入る。携帯用の場合は、道具を乾燥させる暇がないので、通気性のよい「網袋」が主役になります。永井亜希乃の作品。完璧に組上げるには、難しい工程もあります。後は小降りなポットや変え茶垸など入るトートバックに収まり完成です。ゆっくりと愉しみながら創る喜びは、まさに至福の喜びといえるでしょう。
by kuyugengen | 2013-09-16 10:50 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)