永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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形に少し変化もあり暖かみのある御本茶盌の仕覆。切れを選ぶには表現力が必要なので一番難しいところです。茶盌の雰囲気や作る方の力量も考えながら又古切れに興味があるかなど判断して決めています。この切れは「幕末の和更紗に明治期の算崩し」を組み合わせ二種の切れの調和を表現しました。和更紗は水の通っていないものがコンディションも良くまた算崩しという文様は、易占に用いる算木を崩したようにも見えるので別名「算木崩し」とも呼ばれています。三本ずつ縦横に石畳文様のように配列した文様です。紐結びは、すっきりとした「封じ結び」を結んでみました。
 
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浜松から通われているこの方は、アトリエでは新人さんです。今日は愛用の茶盌の仕覆も完成したので満足してお帰りになりました。
by kuyugengen | 2013-02-25 21:37 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

東大寺のお水とり近し


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厳しかった今年の冬にもいよいよ終わりをつげようとしています。3月1日より2週間行なわれる東大寺の修二会の日も近づきました。この行事が終わると奈良には春の兆しが来ると関西の人々は喜びます。修二会の正式名称は「十一面観音悔過」(十一面観音けか)と言うのが正式の呼び方のよう。私達は日常さまざまな過ちを自然の内に犯すので、練行衆と呼ばれる11人の僧侶が私達のにかわり、十一面観音菩薩の宝前で懺悔するという行事です。私は暖冬の年をねらい お松明も最高潮の日に、お参りしたことなど 今、懐かしく思い出しています。
by kuyugengen | 2013-02-24 18:09 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

今日は青空・でも風は冷たく乾燥した日です。「今月はどうしても来たかったの」とこの方は嬉しそうに山形から稽古にみえました。日常クリニックに勤められ この小品は隣にある“ライフケアセンター”のデイサービスの施設に通われている方の作品。三組の小箱は愛いらしい折り紙でできています。

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丁寧に折られている小箱の中には「飴」が入っています。「飴の包み紙まで色合わせしてある?
凄い!」心がこもっていますね。福島を過ぎると雪のない 別世界ですょ!とお話されていました。
by kuyugengen | 2013-02-24 12:45 | よもやま話 | Comments(0)
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日々トラブルでも起きない限り生活の中で腎臓の働きってなんだろう?など考えることもない。
みんなが知っている簡単な知識として老廃物を体から追い出し不要な物を尿に変えることくらいでしょう。しかしそうした働きの他にも血圧のバランスを調性するという大きな役割もありという名のつく臓器は、確かに休むことなく働いています。まさに血液を司る司令官で心臓と同様に体の要です。その他も体液・イオンバランスなどを保ち強い骨をつくる活性ビタミンDをつくる工場という日頃気のつかない役割も果たしている。高齢になるとどうしても骨密度が低下するのはそんな意味もあるようです。
毎日無言で働き続けるこうした臓器は命を保つ司令官ということ。私も一病息災で腎臓を労りながら
道行きしようと反省しています。笹子トンネルも40年で崩落しました。人間の日常のメンテナンスは重要、西洋医学での薬の処方・東洋医学での免疫力の維持など車の両輪なのでたいせつです。
by kuyugengen | 2013-02-15 19:28 | 与えられた一病の楽しみ方 | Comments(0)

歳寒の三友

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今日は久しぶりの検診日です。空は青く、綿のような雲が所々に浮かび風のない歩き日和。駒沢公園を抜けて病院へと急ぐ。春を告げる木々は紅白の梅・しだれ梅・さんしゅうの黄色・また美しい藪椿と冬枯れの木々に草春のささやきも聞こえるよう・・・・!

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お友達になった夫人と久しぶりに対面、話に花も咲く。私に会うのが嬉しいと言って一位の木・扇子形の箸と箸箱・東大寺・昭和の大修理の松の古財をもって創られた茶杓・チョコレートなど「バレンタインのプレゼントょ」と頂戴した。これから毎日この縁起の良い箸を使い食事しょうと思っています。この扇子形の箸箱は差込式で機能的な細工・昔の職人の発想の巧みと豊かさに思いを深くした。

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今日の検診の結果はいつもと変らずクレアチニンは平行線後は正常範囲◎。しかしクレアチニンの値は30%を維持できていないので、とても老化した腎臓です。生涯美味しい漬物にお茶漬けサラサラとはいかない現実があります。気温に恵まれた往復で気分も清々しい!枝垂れ梅の紅梅は満開
寒い冬一番の歳寒の三友ここにあり。

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by kuyugengen | 2013-02-14 16:14 | 与えられた一病の楽しみ方 | Comments(0)

最近パソコンの普及に伴い、手書きの文化が置き去りになりがちです。私も恥ずかしがらず筆かペンで手紙を書きたい!と重い腰をあげて手書きをするよう心がけています。伊東屋銀座店の万年筆売り場は今日も賑っています。11月に購入した「筆で書いた味わいという万年筆」が使いにくい。そんなこともあり訪れた。係りの人に相談すると「インクカートリッジの中が空です」・・・「あまり書いていないのに?」と尋ねると「使わなくても1ヶ月で蒸発するんですょ」と教えてもらう。しかしそれでもスイスイとはいかない?伊東屋のペンDRさんを紹介された。曰く「このペンは、中々やんちゃなペンです。太くも細くも書けるでしょ?

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このペン使い慣れるには、まず筆のように立てて書き慣れること・体感した時点で横に倒してもスラスラと書けます」「最初にそう話して欲しかったゎ!」と少し不満・思い出すとこの万年筆に出会った時、対応した店員さんは、彫りの深い面立ちの外人の若者でした。ポーツとなるやら恥ずかしやらで、あまり試すことなく決めてしまった。今回インクの色も女性らしくセピアの優しい色の方がいいですょ!と教わる。流石にペンDRの万年筆談義を堪能でき嬉しかった。
自分の手になじんだ万年筆で1字1字書くということは、世の中がどんなにハイテクになれど勝ることのなき、まごころの聖域です。
by kuyugengen | 2013-02-10 18:57 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

珠洲焼きの展覧会へ


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石川県珠洲市在住の若手陶芸家、篠原 敬氏の展覧会が松屋銀座で開催されています。中世日本海文化を代表する「珠洲古陶」を現代に清々しくよみがえらせています。柔らかなフォルムと、玄(くろ)の自然釉の奥深い色を表現しています。炭化焼き締め・火襷などを表現した篠原氏の人となりの表れた作品。大壷・花器・酒器・茶器・食器などの作品も多数。奥さまは金沢の稽古場でご縁を頂いています金沢美人で篠原氏の片腕 笑顔で嬉しそうに接客されて微笑ましかった!

【篠原 敬 プロフィール】
1960年 石川県珠洲市生まれ
1989年 土と出遭う
1995年 游戯窯(ゆげがま)を築窯
2000年 松屋銀座にて個展(以後隔年開催)
2001年 10th ANNUAL GEIJUTSTU SAI 
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初めてご主人とお会いしました。なかなかのハンサム。お話も上手で話して楽しかった。今日は暖かいので帰り道は三軒茶屋から歩いてみた。歩きながら作品郡を思い出してみる。「もう少し遊びの部分も欲しかった」おそらくシャープな性格なのであろう!力の抜き加減は難しいことである。感心したことは玄の世界の中に灰被りが上手く作品に表現されているので窯の調子がいいのだと推察できた。まだまだ良くなる若手作家なので楽しみです。
by kuyugengen | 2013-02-10 17:11 | よもやま話 | Comments(0)

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立春の声を聞き暖かい日が続くと、心もウキウキして薄着で歩いてみたくなる。「万作の花も咲いて春一番」と喜んだのは、つかの間のこと。“底冷えの寒い日となりました”良く考えてみれば新暦2月4日は、旧暦の1月13日なので寒さは“どん底”でしょう?やはり暦は旧暦で体感することが大切のようです。万作の花も暖かい日に急いで花をつけて何だか可哀想!梅の花・うつむきに可憐な蝋梅の花が咲けば、この冬枯れの景色にも春の趣が生まれることでしょう!

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by kuyugengen | 2013-02-08 20:24 | よもやま話 | Comments(0)

日本文化の危機

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今日は3度目の雪の日です。数日1万歩以上も歩いたのが嘘のよう・・・!立春のあわ雪です。こんな寒い日は家で丸くなり、年を取ったようです。今まで歩んで来た道を懐かしく振り返っていた。次世代の方々の中にも「機会あれば茶道を習いたいナ」と心に暖めている方もまだあると思います。日常生活に必須という稽古ごとではないので、そうした人の戸惑う気持ちも理解できる。まして私の仕事など、
もっと珍しい稽古ごとです。まず針を持ち作品を完成させる。という習いごとは、現代人にとって「保護されない 絶滅危惧種」のようなものです。茶道の場合は大きな流儀であれば教室も見つかる。個人指導でなくともカルチャー教室を受講して基礎を学ぶのも良いと思う。しかし流儀を変えることは難しいので雰囲気が馴染めるか・自分に適応しているかの不安はある。自分の尊敬できる先生と出会いがあるといいですね!そうした意味もあるので気楽に茶会などに参加して社中の方とお話してみるのもいいと思います

d0133199_1385792.jpg私の仕事内容は親しみやすい書籍などもあり、それを見て器用な方は、試行錯誤して友人に教えたりする人もあるようです。教える人が多くなったことで裾野も広がり、私の稽古場でも新しい入門者は少なくなった。お茶の世界でも現代生活に即した点前に重点を置き、免状重視ではなく、若者の心の修養に役立つ学びの場であれば、もう少し可能性は広がると思う。見聞きしていると学校茶道の先生方のご努力には頭が下る。

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私の主催する、ささやかな稽古場の方々を見ていても、「楽しいので」と精神性を求める人の方が多い。遠方からの方はおそらく自分自身への挑戦「おしゃべりしながら完成していくお楽しみ」であると理解しています。指導する立場で考えると茶道具に関わらず幅を広げて思い出のある品にも合った作品を完成させる必要があると思う。日本の稽古ごとがすっかり見向きされなくなるとすれば「日本の心」も同時に失ったことになる。考えてみれば今までどれだけ多くの職人や技術者が廃業していったことでしょう!文化は一度失えば直ぐ再開はできない難しい一面を持っています。現在のこうした苦しい現状は、私達のような年齢層から70代で支えていると思う。「生き残れるか・無くなるか」今どの世界でも
大きな変革期であることは事実です。「新酒のワインは新しい革袋に盛れ」という諺があるように、新しい思想や古い体質に固執しない指導者の力が求められそうです。
by kuyugengen | 2013-02-06 13:18 | よもやま話 | Comments(0)

爽快な1日


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今朝は暖かな春の陽気です。気持ちがいいので家の周りの落ち葉拾いなどに精をだしてみる。丁寧に植木鉢を移動させると、なんと「なめくじの家族」が丸まって寒さをしのいでいる!こんな小さな命でさえ居場所を探し春を待って居た。落ち葉は北風に負けないように、吹き溜まりをつくり静にこんもりと山になり暖かそうにしている。この所私は、今までできて居たこともできなくなり。落ち込んでいました。そんな自分が嫌だったので気の持ち方に工夫をしていた。若い頃とは違い気も弱くなった。こうして陽気のいい日があると草引きをしたり、落ち葉拾いをしたりして無心になり精神のバランスを計っています。綺麗にすると気の流れもよくなる。根っからのチョコマカ斉なのでしょう!

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行動範囲が少ない私は、平凡な生活の中から心の逃げ道を見付けているようです。こうした経験は、年齢が重なる度の課題かもしれません。コートも要らない“ほっこりとした1日”用賀まで歩き二子玉の高島屋へ買い物・帰りも歩いてみた。今日は気持ちのよい日でした。
by kuyugengen | 2013-02-03 16:47 | よもやま話 | Comments(0)