永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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納めの健康診断

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本年納めの検診に行きました。腎臓内科に通って3年目に入ります。腎臓病は自覚症状もなく、静に腎臓を傷つけ壊す。自覚症状がでたときは、その組織は大きく損なわれるという厄介な病です。2年間腎臓と語らいできるだけ無理と疲労を軽減するように努めました。食事は一番大切な生活習慣であったので、それも改善した。人の舌はリトマス試験紙のようです。少し塩分が多いと、喉が渇き、妙に辛くなる。今までそんなことは感じなかったが、「慣れるということは、えらいものなのだなぁ」と思った。
こうした病人食研究のレパートリーも豊富になり美味しくなったのでそうした追求には頭も下がります。

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現在は、通販サイト・ヘルシーネットワークを通して良く研究された美味しいデトルト食品を食べています私の日常食の2食は、こうしたご推奨の食品と一食は自分で気にいったものを作る。こうした食事パターンが体を回復させてくれたのだと感じています。何とかもう少し維持してもう暫く元気に生活したいと思っています。私の病気は、そうした爆弾をかかえているので、少し値がよくなっても安心できない。
まぁ死ぬまでの相棒といったところでしょう!兎も角私にとって最高の値で今年を終えることができた
今の努力に拍手
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by kuyugengen | 2012-12-27 21:24 | 与えられた一病の楽しみ方 | Comments(0)

老舗のチャレンジ


今年の6月20日・ソウルに金沢の日本料理の名店である銭屋さんが「寿庵」をオープンしました。これまで日本のさまざまな料理店が韓国に出店しています。しかし会席料理の本格的な店は初めてのようです。食材の選び方や好みはおそらくいろいろなので、その地に根をおろしていくのは大変なことであると思う。店長となられた志村君は、私の金沢での茶懐石の良き相棒でした。銭屋さんの大将に厳しく仕込まれた彼は、いくら叱られても、「はい」と良い返事で印象に残りました。海外での料理人は、おそらく技術はもちろん、柔軟な発想力も試されるであろう。彼にとって大将へのご奉公ができるかどうかよい機会であるように感じる。私は兎も角、彼がせっかく茶懐石に慣れてくれていたので、ある日突然、羽根を付けて飛んで行ったので寂しい!

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料理人はお酒が大好きです。あまり呑み過ぎないように体をたいせつにしてくださいね!心配していますょ。又会える日を楽しみにしています。

      ★日本料理 寿庵
        住所:ソウル特別市江南(カンナム)区清潭洞(チョンダンドン)81-10
        電話:02-512-4833
by kuyugengen | 2012-12-15 09:31 | よもやま話 | Comments(0)

今年の茶会は、私にとって、とても思い出深いものでした。故・露木千恵子さんの追悼の茶事から始まり、私の家族との供養の茶会も続き、それぞれ思いがけない茶会スタイルを完成することとなる。
12月降誕茶会で納めました。しかし思わぬ異常気象に見舞われ電車も足止め、湯沢で一泊となったり困った。ちょうど前日も茶事をしていたので、急のお知らせに「どうしたらいいでしょう?」と不安な声が受話器の向こうにある。とっさにどうしたらいいか私も解らない。ただ電話を切り、心の集中力を整えるのが精一杯のことでした。
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茶会の懐石も茶飯釜となり尚の集中力も必要となる。今そうした出来事を振り返り思うことは、そうしたハプニングに遭遇した時こそ大切な心の修養が必要であると何となく身体で理解できた。こうした時間を与えられた時を「大人の時間」と考え、動じない心の揺らぎを消化するしかない。亭主・客がその時試された禅の心なのだと感じた。私たちの周りには、思いがけない不幸・例えば震災などもその中にあてはまる。そうした時を「大人の時間」と考え、心の揺らぎと静かに対面することが慣用ではないかと感じたりします。そんなことで、初回の茶事では、うっかりしたこともありました。しかしお天気女が初めて遭遇した天候というどうしょうもないできごと、まぁ順調に茶事を全うできたので"自分へのご褒美“であったと感じています。茶事は生き物です。なかなか満足のいく日はない。毎回の反省を土台にして完成するものであると感じております。お客さまの暖かい笑顔が心より嬉しい。
by kuyugengen | 2012-12-15 08:55 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

百ヶ日・・・・!


今朝は美しい朝焼けお天気も良さそうです。久しぶりに連れ合いの夢を見た!いつものように施設に見舞いに行くと、元気な顔で「今朝は忙しかったょ!土手をマラソンして疲れたょ、あそこに房総が見えるだろ!釣りにも行って来たょ!こんなでかい鰤を釣ってきたから夜は泊まって食べて行きなょ」と嬉しそうに話す。玉川をみて、房総の海・マラソンしている人達を見ると自分が走っていると錯覚、楽しい想像の世界を膨らましていた。

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明日12月15日は早いもので連れ合いの百ヶ日です。新仏となり初めての法要です。百ヶ日は「卒哭忌(そっこくき)」ともいい、「卒」は卒業、「哭」は声をあげて泣くこと。つまり悲しんで泣くのを卒業するという意味を持つ日です。私達は家族で仏に手を合わせ食事をしたり思い出話をしょうと考えます。この頃寿命を全うして他界した場合は、親族も少なくなり寂しいものです。この日は観音菩薩のお導きにより仏の修業をするようです。土葬をしていた昔は、死後100日目あたりで白骨化することから、100日目に死者の魂が肉体を離れると信じられていたようです。確かに時の経つのは悲しみも癒えるものです。世田谷の仏壇の中には、光の点灯も可愛らしい小さなツリーを頂戴したので手を合わせるとクリスマスソングの曲も流れる。「その方がお父さんらしいね!」と我が家では楽しいお参りスタイルなど試みています。確かに百日という期間は、人にとって新しい環境を受け容れるために必要な時間なのかもしれません。
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by kuyugengen | 2012-12-14 08:13 | Comments(0)

降誕祭のお菓子


薄茶席は、仙台の霜柱・東京アンスリールのオレンジピールを用意しました。この日は、クリスマスソングでお迎えです。
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本席のお菓子は、吉はしさんの百合根きんとんに可愛らしい飾りも見えます。百合根の美味しさにみなさん驚き、思い出深いクリスマスとなりました。今年も何とか苦難を乗り越えた無事に感謝です。

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by kuyugengen | 2012-12-10 15:49 | 茶事 | Comments(0)

クリスマスの花


金沢はうっすら雪を冠ったホワイトクリスマスです。本席の花は富山産ローテローゼ・柊です。花入は、故古谷道夫氏の篇壺・一番注目を集めた時期の作品です。柊も白い小さな花を付けていてとても珍しく感じました。茶道のサンタさんを考えると翁であると思い、毎年床には翁を飾っています。面は加賀の松雲作明治の作品です。

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薄茶席の花は、藤の実・関戸太郎庵、弓矢の靫(紙縒り細工)の長い筒を花入に見立てています。掛物は、藤村庸軒・歳旦歳末  漢詩 和韻・これは京都の小児科医・加藤静允先生にお洒落な訳を頂戴しています。
    頂戴しました詩  まことに結構でございます
    そのお筆には感心 梅の香るが如きもの
    雪解けの路はぬかるんでいるようすです
    我が老いの身には 時はゆっくりと移ろい
    春の日向で 楽しいひと時をぐずぐず過ごしています
                              貿易屋 田中
きれいにして   さぁてと頭も結い直し
お金はいくらのこったやら
ざわざわしていた街も  静かになって
のどかに初春の梅を 楽しみましょうか
                              藤村 庸軒


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by kuyugengen | 2012-12-10 15:22 | 茶事 | Comments(0)

二十代から茶事を始めて東京へ出てから遠のいていたお茶。何十年のブランクの後、急に自分の茶を極めたくなり、金沢に茶室を設ける。点前も忘れかけていた私でしたが、真剣に練習を重ねた。今もささいな点前の間違いもしでかします。しかし何とか、とっさの対応で煙く。私の得意分野は茶会をどう演出するか?である。何かに導かれるように道具組みや演出は纏まりあまり時間をかけて考えたことはない。私は日常茶人なのでまず"愉しいことが一番”今回もクリスマスにいざなう扮装として、肩に美しい時代切れ(金更紗)や縫い・織りなど夫人が愉しめる古切れを用意して「さぁメリークリスマ♪」の始まりです

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この茶会も六年目に入る。しかし良いと思う演出は、繰り返し愉しみTPOで少し道具を変えたりしています。お客さまもこんなに愉しい茶事は初めてですょ!と私をねぎらってくださる。一人ではでき得ない愉しみです。毎回のお運び心より感謝しています。
by kuyugengen | 2012-12-10 12:20 | 茶事 | Comments(0)

今日は朝から茶事の用意をしています。「ニコライ・バークマン」のショップで注文していたリースも届きました。明日の予定は花屋へ行き花を活け・米を精米・炭洗いをすると用意は万端です。後は何とかお天気にするだけです。北陸のお天気は気まぐれ"どうぞ晴れになりますように”

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降誕茶会から茶飯釜になるので、運動会のように忙しい、どんなに寒くても汗だくです。がんばります。

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この数日「どうしたの?」というほど突風・霰・雪「風神雷神」さんは北陸の街が居心地が良いのか毎日天気は悪い。今年のおさめの茶会というのに、大荒れです。8日9日と予定した茶会ですが、8日前日お見えになった方は、越後湯沢で足止め一泊されて何とか朝一の電車に乗り、運良く会もとどこおりなく済ませました。「どうしても行きたかったの」と笑顔でワクワクしてお出でになった皆さんを見て心配した私の気持ちも軽くなる。茶会が始まる頃は空も明るくなり傘の使用はなかった。ほんとうによかったです。お天気女の神通力も弱くなったのかもしれませんね。

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今回の茶会のために新しく用意したものは、長い友人である「安食ひろ」氏に星をイメージした向こうを創ってもらい金箔を施した「星灯り」が完成しました。

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今回の料理に日本酒スパークリング山中松浦酒造「鮮」を使いまいたので、18Cボヘミアングラスを用いました。16世紀に入ると、ボヘミアのガラス製造は、イタリアのジェノバから、エジプト産のソーダ原料を輸入して創られるようになり、ボヘミアでは、木灰をアルカリ原料として使用するようになりこれが”カリガラス”の始まりのようです。このグラスは、口の周りに金彩で女神が天使の羽根を付けてロータスのように絵が繋いであります。新しく追加した作品は今回のご馳走となりました。

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                   クリスマスを祝う献立を紹介します。
向は、平目の昆布〆加減酢・岩茸添えて・器・星灯りです。今回祝儀として蟹ご飯・蒸らす前の一口のびちゃ飯・席中で蒸らしたご飯からおこげまで。そして祝儀の炊き込みご飯とお米の美味しさを堪能する懐石です。湯炊きして15分席中は暖まりお客さまも炊き上がる湯気の香を喜ぶ冬のお持て成し。

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煮物椀も鍋を変えて炉に掛ける。真千代を三色野菜で色付けをして、葛をひlき蕪をすりみぞれを表現した出汁に真千代を入れ暖める。真千代はクリスマスカラーで美しい!留めに霰柚子と暖まる椀盛。

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大荒れで海は時化です。銭屋さんは何とか香箱蟹をお出ししたいと温度管理よくこの日に備えて下さいました。強肴の最後は蕪・鴨つくね・菊菜・張り柚子の炊き合わせ・美味しい加賀の味です。

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焼物は、天然の鰤・幽庵焼き・小吸い物・八寸は明盆の雲型にカラスミ・千車塔の2種。香の物鉢も今日は金銀彩で華やかさを表現しました。

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by kuyugengen | 2012-12-10 09:34 | Comments(0)

金沢のあられ。。。。!


12月5日の夕刻金沢に移動しました。長いトンネルを抜けると雪国かな?と思いつつ湯沢に着いた。お天気は曇り、遠くの山は、絵の具を塗ったような雪景色です。湯沢の景色は移り変わりが早いのでその眺めで季節を感じる。窓から見える大きな山は、初冠雪をかぶり神々しい!夜は風神さんが大きな袋をいっぺんに開いのか大風です。今日は又、突然の大粒のあられ。珍しいので玄関に出て写真を撮る。しかし大粒なので当たると痛い!「こんなにあられは痛いのか?」と忘れていた遠い記憶を思い出した。

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by kuyugengen | 2012-12-06 13:41 | Comments(0)