
玉川高島屋で今話題のMBTシューズを履いてみる。このウォーキングシューズの特徴は、MBT独特の湾曲した靴底・、ただ履いて歩くだけで全身の筋肉を活性化させ、体幹部の筋肉を強化するとのこと。さらに足と足首、ふくらはぎ、太もも、お尻、腹部、背部、を引き締め、筋肉を適切な緊張状態にするようです。「足の形が横広・甲高仏足のような足に、シューズはぴったりです。」ひやかしのつもりで、履いてみると、不思議!私を待っていたかのようです。店員さんも驚きのご様子。「実は、この靴春に入荷したがぴったり合う人がなかったの」と驚かれた。「慣れないと不安定なので注意がいりますょ。」と説明を受けるが、毎日トレーニングしていたお蔭なのか、バランス感覚はバッチリ!とても心地良く歩けます。確かに普通のシューズより負荷は感じるが1万歩は楽に歩るける。あくる日筋肉痛もなく、日頃の鍛錬は重要と実感を深めた。ふと“シンデレラシューズ”の童話が頭をよぎる、今までにはないウォーキングシューズです。


今日は本当の秋日より、青山ツインタワーの「いわき」さんへレンズの交換に出かけた。青山の街は長年住んでいたので、馴染深く大好き!もう20年来の眼鏡のアドバイスをお願いしている小川さんと世間話をしながら検眼です。いつも丁重な検眼なので安心してお任せです。フレームも飽きのこないデザインなので、従来のものを使い、新しいレンズの取り替えをお願いした。「小川さん何歳ですか?」と尋ねると、「昭和23年です。」と爽やかにお答えになる。「私と同じですね!いろいろな人生ありましたね!」と話しは続く。

私の検眼は、6年ぶりです。乱視が少し進んでいましたが、年の割りには目の症がいい!とお褒めをもらう。目は私のたいせつな宝ものです。近頃の手軽なめがねショップが賑っていますが、やはり年寄りは、精密な検眼とレンズの品質が重要なので、老舗のアドバイスが安心です。小川さんは、ダンディで都会派、しかし自宅から2時間通勤しているそうです。青山の空気が彼を素敵にさせているのかもしれない!

いわきさんのデータ管理はバッグンで、このフレームは、どの店で購入・年月日まで直ぐ解るめがねカルテがあります。できあがりは10日かかりますが、パソコン対応レンズも中に組み込んでもらったので楽しみです。ゆっくりお話して青山ショッピングなどを楽しんだ!
若い頃に素晴らしい色付きの絵心経を観た記憶があります。それは、字の読めなかった農民・庶民のための仏教の悟りを絵で表現した作品です。おそらく仏教の普及方法であったと思う。こだわらない心・片寄らない心を持ち、生活することを教えようとしているのだと思います。こだわりなさんな・恐れなさんな・妄想から離れなさいと・いう教え・人は悩んだり考えたりします。般若心経の言葉は、仏教徒のあり方を経文の中でリズミカルな調子で教えているようです。

こだわらない心で過ごすと、自分自身の心は楽に暮らせるように思う。私はその意味では、思い出を引っ張ったり、悔やむ心はあまりない!ケセラセラで過ごしています。悲しい別れなどに遭遇するとその移り変りを無常であると感じる。しかし人は一人で居ることはない。身内が居なくても周りの他人から深い情を頂戴して無我の心になると経典でも伝えている。しかし人間は欲張り、因果の強い生き物です。身近な人の死を体験することにより様々な人間模様が織なされて見えます。般若心経は、古い道徳の教科書なのだ!とこの頃思うようになる。その時々に体験する事により人は会得・体得すると感じたりしています。


東京医療センターへ月例の検査に行く。待合室で体格の良いご老人と隣あわせになり、四方山話などして時間の経つのも忘れた。「腎臓悪いですか?」と聞くと、「3%まだ腎臓は機能しているので透析しなくてもいいです。」「お幾つですか?」と尋ねると「90歳です。」まぁお元気そうですね!!と驚く。長い患いの病人は私も含めて、医学博士のように知識もある。水戸黄門のような立派な杖・「素晴らしいですね!」と云うと「これは、富士山5号目の売店で買ったんです。」節の景色がいいので、「寒い場所の竹は節の感覚が狭くて面白いと思います」と感心するとふさふさとした立派なお髭も自慢そうでした。

何だか気分よさそう!この方は白金のシニアハウスでホスピア付きの生活をしているそうです。全てのサービスをまかなう高級シニアハウスです。一人暮らしでも大満足のご様子、「心臓のペースメーカーを入れているので、腎臓の命と試算すると後3年持てば満足です。」と楽しそうに話される、まるでインタビューアのようです。所で私の検査結果は、先月ドント良くなっていたので、横ばいです。「先生横ばいですか?」と聞きなおすと「横ばいの何処が悪いの?」と嗜められる。検査室の看護婦さんに「ここの病院って検査が厳しいですね?」と聞くと、「DRから厳しい方の試薬を使うように言われています」と答えが返る。どうりで区民検診の値よりずっと厳しい!そのご老人のお話では、「透析すれば、死んだも同じですから、シニアハウスで食事管理をしてもらっているので安心です。」と嬉しそう!このような生き生き老人の過ごし方も勉強になりました。

採血しながら、質問するので、看護婦さんがこのような小冊子を下さった。標準値が解りやすく記されていた。どうもありがとう!

毎日仏様の修行のお手伝いをしていると、私の時の流れが、おかしくなる。満中陰(49日)までの七日ごとの法要も慣れないので、お父さんはまだ、二七日(ふたなのか)です。今朝「違うょ」と電話頂きあわてた。もうブログにアップしたので、記事はそのままにします。二七日の法要は、「以芳忌」(いほうき)三途の川の此岸から彼岸に渡る船に 乗る日ですが私のせいで、いつでも一番に乗船したいお父さん、迷ったかもしれない!私の尼生活は、どうも合っていないらしい!釈迦如来さまの導きをいただけるので、お願いしておきます。1週間違えたドジを謝ります。「ゴメンね」お酒も仏壇にお供えしたりして不謹慎でした。

9月27日は、臨終から旅だち三七日(みなのか)の法要です。私は外出もせず尼のような生活を過ごしていましたが、少々退屈してきました。三七日(みなのか)は、「洒水忌」(しゃすいき)とも云うので、この日はお仏壇にお酒を供え少しお酒を嗜むことにします。

忌明けまで7日目ごとの法要は、家族一同集まりささやかですが、心からの祈りがありました。娘たちは「何もしてあげれなかったょ」と悔やんでいますが、亡くなってみて、心残りは誰にもあることです。

酒水とは清浄な水をいい、ありのままの自分持ち、清らかな気分で過ごす日のようです。 その日、極楽への道案内は、文殊菩薩さまのお導きがあるようです。旅だちの日の顔を思い出すと、とても安楽な顔、仏の修行をする前から仏さまのような面立ちでした。娘・孫たちもお仏壇に手を合わせ般若心境を読み上げる姿を垣間見ると、「お父さん幸せだったね」と感じています。人の死の法要は、いかに心の中に受け止め、位置付して、どのように処理するか自分で考える時を得たような気がしています。

本年も「巳」の意匠に面白い試みを取り入れ、再度紋紙をつくってみました。巳の意匠は難しい図案です。芸術的な図案で表現したいと思っていた頃、「大英博物館」の展示品の中からこの図案を見つけ、文様を組み立て新しい意匠として完成しました。アステカ文明は、マヤ・トルテカ文明を継承し、さまざまな工芸品を残し優れた文明・精密な天体観測によって精巧な暦も持っていました。展示会や、書籍も多く出版され「太陽信仰」「黄金」のイメージがあります。メキシコという国名も、アステカ人が、かつて自分たちを呼んだメヒコ、あるいはメシカという言葉に語源があるようです。トルコ石がちりばめられている「双頭の蛇」のモチーフは、装飾品であり、神として崇拝されていたことでしょう。本歌は、「大英博物館」に所蔵されている門外不出の美術品ですが、拝見できる機会に恵まれております。
“重ね石畳双頭の蛇”




徳島の空は高く秋の気配も感じられる白露の日、永井信雄は天寿を全うしました。早いもので初七日です。私の介護生活は決して長くはありませんが、認知症状の疑いが現れてからは“坂道”を転がるように病状は進みました。私と生活して二十数年病気らしい病気をした経験も無く健康自慢、只々戸惑うばかりでした。9月1日入り軽い肺炎になりましたが薬も効いて、ほっとした時、検査で「腎不全・心不全」が解り痩せた体は、枯れるように精力を使い果たしました。他の人の例でも加齢になり自然に肺炎になる時は、やはり終末に近い症状であるとのこと。お年寄りの肺炎は、特に脳血管性障害を持った老人に多くて、老人の死因として最も多いそうです。老人性痴呆などによる嚥下困難などが誤飲を起こしやすい原因となり又、免疫力が低下しているので、臓器は急に弱るようです。腎臓の弱い私に「腎臓あげるょ」と言って居た人でしたが、重度の腎不全と知らされた時は、驚きました。

★現代、厳しい経済状況の折り、むしろお互い負担にならないようにと考え、お供え・お花・香典は
辞退しています。お気持ち有難く頂戴、今までの温かいお付き合いに感謝です。


“衆生本来仏なり・衆生の外に仏なし”死を迎えた顔は静で美しく仏さまのようでした。私も毎日一枚の写経を重ねて静な時を過ごしています。徳島よしの園・御所診療所のみなさまには、温かいお世話を頂きました。極楽に一番近い地で幸せな最期を過ごしました。本部白寿園の一階には、立派な本堂がありホームの皆様と共に家族葬としました。