永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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使い込んだ茶盌の思い出


この茶盌は、横浜にお住まいの村田五郎さんの作品です。 黄瀬戸の光沢を抑えてじんわりとした調子の“あぶらげ手”と呼ばれる茶盌です。村田さんは現在80歳を過ぎられていると思います。若い頃は、ごく普通の猛烈サラリーマンであったようですが、元気のある時期に思い切って退職その後は、趣味の生活に入られました。黄瀬戸は村田さんにとって、半生のライフワークであったようです。学生時代は、慶応のボート部で活躍され、そうした縁から友人には慶応ボーイも多く個展をなさる度にお友達も集まられ、奥様は、せっせと仕覆をつけて会場を飾りまことに微笑ましいご夫妻でした。個展会場でその時見つけた、この盌は、私のお気に入りとなり、今宵もこの茶盌の掌を愉しんでいます。

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黄瀬戸の「あぶらげ手」は、村田さんにとってもなかなか気に入った作品はできなく、私もこの茶盌の他手にしたことはありません。偶然に生まれる炎の芸術なのでしょう!今では良い味の茶盌に育ちました。ありがとうございます。
by kuyugengen | 2012-01-30 08:13 | よもやま雑宝帳

日本一愉快な話

認知症の症状にまた新しい現象が起きたのは、昨年初冬の頃からでした。ツレ合いは、面白い言動で日常の話を面白く作るようになった。それは、夜の居間での探検いわゆる「はいかい」に似たような活動があってからです。最近急に甘党になり、毎晩飴を物色している様子です。そうした活動をあきらめるようにとブレカーを落として休みますが、残念ながら月灯りも明るい、美味しそうに見える針山などの小物をかじってバラバラにした。本人はいたって平気な顔で「何かあったの!」という感じなのであきれる 表現は、日々面白くなり、例えば「南極物語」を見た時など、外出に着る防寒コートを着込み私の傍にやって来る。「南極は大変だょ!犬を食べるらしい?」と真面目な顔で話しストーブの前で「暑い暑い」といった

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今ではテレビの内容がうまく理解できないので、先日起きた刑務所の脱走犯のニュース時は、たいへんでした。夜の2時過ぎ2階の私の寝室にあがって来て「大変だ!今からギャングが来るから逃げようょ」と切々と語る。私は眠いので、「私は殺されてもいいょ」と云うと怒りながら下へ降りて行った。日ごろ足が悪くトボトボなのによく暗い2階へたどり着けると感心する。そうそう先日北朝鮮のキムが亡くなった時も面白かった。ディサービスの送迎車に乗込もうとした時、「忘れ物をしたと向きを変える」「なぁに」と聞くと「キムに香典持って行く」という私はとっさに「もちろんディの係りの人にたくさん包みましたょ」と話すと納得して車に乗った。

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クリエーティブな言動は、どうもテレビで見た断片からくるようです。例えば文化の日のニュースを見て「今日はディにモーニングを着て行かなければならない、出してくれ」と頼むので、「天皇さまはきませんょ」と嗜めたが今日は聞かない・・・!?私はもう着なくなった綺麗な衣類は全部貰ってもらいその他はゴミの日に出した。また最近テレビがチデジになり今までのアナログの電波がザアザアいっている。それを見て又夜中にあがってくる。「テレビは大雨になっているいる このぶんだと家は雨漏りがするょ」と大変そうです。私は「今・夜中だから見ているのは貴方だけ、テレビも休んでいるのょ」と安心させる。元気な頃は釣りが大好き海釣りに行っていた。やはり自分の足・腰の悪いことは忘れて、「今日は釣りに行く、長靴だしてくれ」というので、「お父さん船頭も病気で死んだょ!」とあきらめさせた。この夏クーラーボックスも長靴も捨てたので、少し胸が痛んだ!
                どうやら空想の世界で今も釣りをしているらしい!

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もっとも面白かった話は、娘が先日相撲見物に行き帰りにたくさんのお土産を持って帰った、「明日ディに持って行こうね!」というと「あっこちゃん凄い!これだけの商品はなかなか貰えないょ!誰と対戦したの?」と真面目な顔で聞いた。娘も「うん 強かったょ」と答えると相撲の千秋楽が終わるまで「次はあっこちゃんが出るから・・・」とテレビの前で待っていた。しかし何と素晴らしい想像力・・!普通では思いつかないユニークな発想力に驚かされ居ながら落語を聞いているようで楽しい、しかし目が離されなくやっかいです。クリエーティブ叔母さんの私もこうした話しは負けてしまう!変な話ですが認知症になってから記憶に残して置きたいお父さん語録も多くあります。
by kuyugengen | 2012-01-28 19:21

たのしい腎臓食

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初稽古に見えた方のお一人に毎年美味しい手作りこんにゃくを作ってくださる方があります。
また今年も好物の「刺身こんにゃく」の相伴です。このこんにゃくは兎に角“旨い”の一言です。
新コンニャク芋をすり胡麻豆腐のようにひたすら混ぜて煮込み さましておけば固まる。
このこんにゃくを山葵醤油で頂けば最高の美味です。

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最近腎臓食の抵蛋白ご飯で野菜たっぷりのチャー飯をよく作ります。野菜の湯でこぼしがあまり必用でなくなったのでこのような美味しいチャー飯もできるようになりました。塩気はできる限り避けて生姜・葱・腎臓用の「だし醤油」で香味を豊にしています。「塩分ゼロ」のトマトケチャップを足すこともあります

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神西湖の蜆汁・白菜の胡麻びたし・長芋にねばりが出るよう小麦粉を少し混ぜてフライパンで焼いてみました。この日は、山葵醤油で食べてみました。

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二子玉によく買い物に行きます。雪の多い今年の冬に相応しい可愛らしい細工かまぼこを見つけました。富山の「河内屋」製の雪ダルマ君はチーズかまぼこです。金沢「福光屋」が出店しているので便利に利用しています。この店舗にある「お酒」のソフトクリームも中々GOODです。乾物~酒・たくさんの美味しいものを取り扱っています。
by kuyugengen | 2012-01-27 13:30 | 与えられた一病の楽しみ方

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最近利用しているインナーマッスル整体“ラウナ”は、身体の筋を柔らかくして疲労の回復を促す、心こもった施術です。桜新町の駅南口の階段を上がった所にセブンイレブンがあり、その後ろ脇にエレベーターがあり5Fが入口です。私は長年治療している鍼灸にこの整体マッサージを加えて毎日の疲労の蓄積を回復させるようにしています。いつも行なっているストレッチの不足な部分の指導なども解りやすく教えてくれる。“ラウナ”という店の名前は、ハワイ語で「ここち良い」という意味 
                まさに素晴らしいリラクゼーションがここにあります。

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治療院のスタッフの人数も揃っていて、みなさん甲乙つけがたい腕前 若い女性スタッフは勉強熱心で好奇心も旺盛!私には有難い心地の場となっています。この治療院で手技した翌日は爽快感も深く嬉しい!治療院の雰囲気もゆったりしていて清潔 アロマの香りも爽やかで月に1度は、ヘッドスパもお願いしています。身体にハンディのある私は疲労を溜めないよういつも心がけています。

ラウナ 桜新町店
東急田園都市線 桜新町駅 南口すぐ上

※火曜日定休(祝日は営業)
※予約優先です。お気軽にお電話ください。
電話 : 03-5450-0190
by kuyugengen | 2012-01-26 16:47 | よもやま話

そろそろ介護生活も1年が経うとしています。私の場合ツレが「認知症」と診断されてからその症状は坂道を転がるようなスピードで進行しました。認知症は、毎月の症状が変化するので、ただただ戸惑い驚くばかりで過ごしました。私の周辺にも何人か同じような経験と症状で苦労をされた方々もあり
「こういうことであったの?」とその境遇に深く同感した。

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認知症の症状を少しお話すると、何も解らないわけではなく、本人も、さまざまな苦悩とストレスを抱えながら生活しているようです。もの忘れや見当違いなども多くその心理を理解するのはたいへんです。
アルツハイマー型認知症の人に共通した症状には、いくつかの種類があるようです。一般的に“もの忘れ”に代表される「記憶の障害」などあり、直前のことも忘れてしまいます。そんな時本人の“もの忘れ”を責めず、根気よく対応することが大切で介護人も辛抱・負担が多くなります。また、時間や場所、人の見当がつかなくなりそして環境の変化などにも適応できなくなることが一般的な症状のようです。「とんちんかん」な話にも「優しく対応する」こうした対応は、すべからく自分に介護できる環境をつくるということです。この法則が理解できるまでには少し時間もかかります。
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私たちは自分の思いどおりにならないとイライラします。特に認知症の人の場合は日常的に思いどおりにならないことが多いものです。私たちは道に迷ったり昨日のことを思い出せないことがあれば不安になる。認知症の人にはこのような状態が日常的に起こっているので、非常に強い不安感をもっています。ほめられれば嬉しくなり、思いどおりにならなかったり、怒られたりすると落ち込み腹もたつ。
判断力が低下すると自分が何をしてよいかわからなくなるので混乱することも多い。ストレスがたまると怒りっぽくなるのは誰でも同じです。認知症の人は大きなストレスを抱えて生活しているので、ちょっとしたことで感情的になりやすいものです。自分の話したいことを上手に言葉にできなく会話が繋がらないので相手の話も理解できない、文字を読んだり、書いたりすることもできなくなる 当然・物事の計画を立てる、順序立てる・手順を踏む作業などはできなくなる。脳の中はどんな状態であろう!と不可思議に感じますが例えていうなれば、脳の一部が干し柿のように固くなりちじむという状態のようです。脳も身体も健康であるという証は、臓器の各部分に格別何も感じない・普通という状態なのでそれは有難いことです。私もこの頃、家で介護できる範囲にも限界があると思いながら本人の哀れを思いつつ施設のあれこれなどを検討しているところです。人は往生を迎えるまでの難しさは尋常のことではないと感じています。
by kuyugengen | 2012-01-24 18:09

金沢吉はしさんの「丹頂」と銘のあるお菓子は、初摘みの蓬がたっぷり入っています。口の中には、
一足早い春の香りを届けています。吉はしさんは、毎年初摘みの蓬を家族で摘み、冷凍の微妙な温度管理は専門業者に預けて色・香りの持続に気を使っていると伺ったことがあります。

                  吉はしさんの蓬餡は素晴らしい甘味です。

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by kuyugengen | 2012-01-21 19:54 | お菓子

初稽古&初雪


朝から淡雪も降っています。今日から稽古始めです。寒さは平気の私も今年は寒いと感じています。娘も初仕事にと「菊の花びらを模った組み釜敷き」を次々に完成させています。この釜敷きは、重陽の節句「菊」の炭籠に仕組んでも美しいと思う!彼女は自分なりの思いを組み立てながら面倒な仕事を楽しんでいます。各業界、日本文化の担い手も次々失われる昨今、娘はこの仕事が合っていて好きのようです。手仕事の楽しみは本人の生涯の元気の源・宝ものです。これからも大切にして欲しいと願っています。そして自分の時間をうまく配分して楽しんでいるように見えるので嬉しく感じています。

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by kuyugengen | 2012-01-20 19:13 | 仕覆ってなんだろう!
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今日は新年初の検診日です。お正月も誘惑に負けず真面目な食事管理だったので、本日の検診結果も◎でした。問題があった項目は、中性脂肪が高いことです。まぁおデブなので運動不足でしょう。これはまた春からの課題とします。クレアチニンは横ばいですが、他の項目は全て正常範囲なので
まずはほっとしました。昨年ふとしたきっかけで病院の待合室で友人になった80歳のご夫人 今日は時間を合わせて雑談しました。私のブログのファンのお一人でもあるようです。そんなことでホットひと息楽しい時を過ごしました。また来月もお目にかかりましょうと約束した。

                  {料理ブログは追加して書いています}

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1月15日は小正月です。その日は昔から小豆がゆを作って食べる風習があります。小豆がゆを食べることで1年の豊作を願い、小豆のように赤い色の食べものを食べることで邪気を払うと考えたようです。今でもお祝いの席に、小豆を使った赤飯が供される習慣はそういう意味があるようです。小正月の頃には、左義長(どんど焼き)も行われ春も待ちどうしいこの頃です私は少し早い小正月を迎えました

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娘が両国へ相撲を見に行った。その時東北支援の出店が立っていて、茹でたむかごを味身 「美味しかったので買ってきた」私は早速、むかご飯を少しアレンジして食卓に出してみた。それは、むかごを茹でて柔らかくなった所で胡麻油で炒め炊きたてのご飯に混ぜてみるという方法です。薄い塩味なのでこくもあり炊き込みご飯より珍しかったのか好評でした。私も一口味身してみたがなかなか旨い!
数日むかごのレシピを少し考えてみようと思った。

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東急東横店で「島根物産展」が始まりました。娘を伴ない食品展示を見る。毎年懐かしいお国なまりを聞きに行くようなものです。神西湖の蜆・長岡屋の揚げたての薩摩揚げなど買い舞茸蕎麦を食べた。やはり天麩羅は私の揚げた方が美味しい気がした。天麩羅には当たりはずれが多い!帰ってから牛蒡・甘人参・こんにゃく・薩摩揚げを金沢のクリーミーな酒粕で煮しめてみるととても美味しかった!

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昼食に残っていた「むかご」を玉葱・人参を混ぜて「かき揚」にしてみました「。むかご」のほろ苦さと甘い野菜とがよく合い、なかなかイケル味です。これで「むかご」も最後となりました。
★最近気がついた弱塩分の摂り方の中で、「片栗粉」でトロミをつけることで、半分以下の塩分量でも美味しく満足できることに気がつきました。いろいろ考えるとさまざまな味の扉が開くものです。
by kuyugengen | 2012-01-12 15:40 | 与えられた一病の楽しみ方

迎春 制限食のおせち



私の2012年 新年の過ごし方は、一言でいえば「寝正月」です。しかし「困った君」が家に居るので、そんなにのんびりする事はできないでしょう!年末の間は、私なりに頑張ったので大晦日は年越し蕎麦を用意、新年は、のんびりするのが最高の幸せ 贅沢と考えています。おせち料理は、塩・砂糖を多く用いる料理なので、お雑煮や紅白膾・黒豆・柚香・大根寿司など少し戴くのがメインです。日常煮物などは、毎日頂戴するのが一番ご馳走と感じています。昔からおせち料理を正月の間つくり置きして食べる習慣があるのは、年神さまがお出でになるのに台所が騒がしいのでは失礼ということのようです。私も簡単な食事を静に作ろうと思います。そして又新しい年こそ元気で過ごせるよう願っています食制限のある方々は、お正月の気のゆるみが大敵ですょ!

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今日のお雑煮の材料は、鴨肉のミンチ・紅白人参・大根・ほうれん草・しめじに金箔を散らしています。そして一番出汁でさっぱりです。おせちの食材は、色どり材料にも目出度い謂れもあり、日本の食文化は豊で品々に寿ぎある“おせち様式”が今に受け継がれています。
by kuyugengen | 2012-01-01 12:40 | 与えられた一病の楽しみ方