永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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今年の牡丹




誕生日に届けて戴いた牡丹の花・黄色は「黄冠」白は「貴婦人」と記されています。ロイヤルウェデングを待ったかのように大きな蕾が次々と開花しました。「黄冠」の香りはお届けできないものの、美しいロイヤルイエローです。女王陛下がお召しになったドレスのような色です。

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花芯は、紅を引いたようなひと筋の真紅・芳しい香りに包まれています。真白き花は豪華で一段と気品に満ちています。おそらく島根県「大根島の牡丹苑」は、連休には、花盛りになることでしょう!栽培を奨励した不昧さまも「これだけの牡丹を、観ることは、なかったであろう!」と思いながら楽しんで居ます。

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d0133199_1758225.jpg3鉢も一度に開花すると部屋は、賑やかになります。
by kuyugengen | 2011-04-30 17:44 | よもやま話 | Comments(0)

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一輪草は可憐で美しく今を盛りと咲いています。昨日私は、63歳の誕生日を迎えました。しかし今年は私にとって自分なりの節目を感じています。21日は病院の定期健診日、まぁ無理を重ねた割りには、結果は横ばい良好でた。そして今日は、若くハツラツとした担当医との初顔会わせです。ところで私たち夫婦は、八方ふさがりの年で、4月は思いがけない心労も重なりストレスに看まわれました。老いとの付き合い方など「どうしたら安穏に過ごせるか?」とそんなことも病を通してふと考えるようにもなりました。病気を発症して最初に気づいた事は、「患っている当事者には逆らってはいけない」ことです。食事なども野菜は、カクハンしたりして、ごまかして食べさせる。全く幼児のようになるようです。そうした取り組み方も功を奏したのか本人はいたって嬉しそう!認知症を発症した家族は、一方ならぬ心労が増す。そうした気持ちは今、当事者になったので、痛いほど理解できた。晴れの日もあったからこそ出来る辛抱の絆と私はあきらめる!

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桜の過ぎ去る時期には、可憐な「一人静香」も重たい土を持ちあげて花を付けてくれる。私は毎年この瞬間を待っています。指先ほどの草花なのですが、土をもたげる力強さに心を打たれる!新しい学びも経験し、ようやく本来の自分を取り戻しつつあります。自然のおもむくまま天心爛漫 春風のように爽やかに暮らしたいと願っています。
by kuyugengen | 2011-04-21 16:34 | Comments(0)

可愛らしい鬼さん



     京都のとある寺院の古材を使い、胡粉彩色した可愛らしい鬼さんの扁額を飾りました。

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この鬼は、人形作家「小坂あい子」女史の作品です。この作品を、節分会の茶会に使いたいと思っていましたが、1・2月、金沢は寒いので茶会は休み、使うことなく居りました。今年の春、信州の山寺で節分会を迎えた時、豆をまく前に和尚さんから法話があり,この地方では、鬼は悪者とは考えず、鬼のような人が居ても嫌わず共存する。「鬼は、自分の内に封じ込めて・・・!」この地方では、「鬼は内・福は外に」と唱えるのだと伺いました。確かに誰しも心に小鬼を宿しています。飼いならし封じ込めたとしても、ふとした時に姿を現す。そうした人間のエゴの心の中に鬼がいるのかもしれません。私も鬼の心を封じて毎日楽しく過ごそうと玄関に飾りこれを愛玩します。
by kuyugengen | 2011-04-19 14:12 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

★上記の写真は、昨年ご機嫌で庭仕事した時の写真です。
★下記の写真は、今年3月27日誕生日のデイサービスの記念写真です。

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私事をブログに配信することは好きではありません。しかし今回、突然金沢の日程をキャンセルしたので、少しお話しようと思います。私達夫婦は年の差18とかなり離れています。当然年をとれば老いの問題は付きまといます。ツレは、いつでも私のこと応援してくれて生きる張りでもあったと思う。ギリギリまでがんばり辛抱してくれました。そのお蔭で私は思う存分に羽ばたけました。今回の決断を話した所、「悪いねぇ!折角金沢に友達もできたのに・・・・!」とぽっとつぶやく!「大丈夫だょ みんな待っていてくれるそうだょ」といい聞かせた。身近の懇意にしている叔母さんにも見てもらいましたが、駄目らしい!男のエゴなのでしょう!私は金沢滞在中にその報告を聞き、即座に覚悟を決めた。今与えられた人生は振り向かない!煩わしい事柄を引きずるのは、苦手なので、自分なりの楽を見つけました

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介護は、やはりスペシャリストには叶わない、家事手伝いもその道に慣れた人が適任です。両方できる人はあまり居ないと思う。紙パンツを履くようになれば、「老いへの新しい一歩」も始まり後ろから寄り添い見守るのも仕事となりました。「生きる」ということ自体がリハビリ!どこかのコマーシャルでも伝えています。誠に同感!自分にそうしたことが降りかかりれば、ようやく体感できる。痛いと感じた時ほんとうの学びが始まるようです。
by kuyugengen | 2011-04-19 09:57 | Comments(0)

当たり的の到来



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金沢のとあるご夫人より貴重な「当たり的」を頂戴しました。「当たり的」は、競射で用いられた四角の的板に矢を射るものです。的に的中すると杉板は散らばり、その一辺を授受すれば縁起もいい!そうした意味もあり大切に保管します。杉板の真ん中には流鏑馬当たり的・射手 源長統との花押もある。今日の日、このような思いがけない贈りものに心を熱くした。日本には、このような、さまざまな縁起行事も多く今に伝わっています。
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射手 源長統氏は、小笠原流鏑馬と名乗り活動されている。信州小笠原氏の流れをくみ、総領家を継ぎ、毎年流鏑馬奉納は、賑々しく催されています。思いがけない贈りもの 有難く頂戴致しました。
by kuyugengen | 2011-04-18 08:19 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

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昨日金沢から帰りました。毎月決まった予定で楽しい活動をしていましたが、私事、都合により、暫く再開できなくなりました。アトリエの稽古や四季おりおりの茶事などは遠方より たくさんの方々にお出まし戴きほんとうに嬉しいひと時を過ごしました。一期一会の茶会と思いつつ続け、夢叶いましたこと嬉しく思います。金沢の方々には、まだ充分お伝えしていませんが、このページを借り早いお知らせと致します。後半の稽古の方には事情を話ました所、皆さん声を揃えて「いつまでも待っていますょ!元気もらえるから」と云われたものの、こちらの方が元気をもらっています。こんな日の来ることは、薄々感じていましたが、その日の一瞬の喜びを感じながら、存分に愉しめたことほんとうに有難く思います。よそ者には、なかなか心を開かないと云われる北陸の方々の温かい人情にも触れ、私とは、本音で語り 接して戴いたこと嬉しく感じています。これからは東京世田谷教室・NHK青山文化センター のみの稽古と致します 。

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茶事懐石では、金沢の老舗「銭屋」さんのご主人・板前さん・アシスタントと3名・庭の叔母さん・洗い物を任せているUさん、そして飯頭役のK君みなさんにたくさんの親切を頂戴しました。ありがとうございます。いつ再会できるか予想はつきませんが、又会う日を楽しみにしています。私は変りなく元気に過ごしていますので  安心して下さいね みなさんお元気でがんばって下さい。
by kuyugengen | 2011-04-15 09:42 | Comments(0)

桜のお菓子は・・・!

薄茶席のお菓子は「都の春」と銘した生〆落雁これも金沢ならではのご馳走です。うんぺいで模った蝶も舞遊んでいます。

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満開の桜の時期に、桜を表すのはヤボなもの、今日は吉はしさんより「春霞」という銘のお菓子を用意しました。金沢では白小豆に蓬を混ぜた絶妙な餡の甘みを表現しています。心に残る桜のおもてなしとなりました。

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by kuyugengen | 2011-04-13 13:46 | お菓子 | Comments(0)

満開の桜・・・!

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玄関の桜も満開になりました。今年の冬は厳しかったので春が待ちどうしかったと思います。広坂の道添いには、ぼんぼりも並び、寄付のお湯も桜湯へと変わります。例年通り京都の佐野さんの桜の花びらです。
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観桜茶会のは、少し能がかりに演出しております。寄付には鼓の大皮に短冊を掛けて本席の思考が連想できるように考えました。玄関の桜も満開なので、寄付には、春の枝もの長寿梅にフリージアを添えて春の喜びを表しました。
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本席の設えは、「羽衣」の面を床に飾り、観世流の桜の持ち枝を置き、釣り手も鼓の調べの緒を用いました。濃茶を練りながら♪お囃子の音♪を聴き愉しいひと時の演出です。今朝も結界に花を活け替えながら訪れた春に感謝しました。
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薄茶席の花籠も花蘇芳から紅スモモへと変わりました。しかし今年の桜は、いつになく寂しく思える桜です。
by kuyugengen | 2011-04-13 10:32 | 茶事 | Comments(0)

大きな白の藪椿

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今まで玄関に竹を植えていましたが、毎年病気にかかるのでちょっと気になり1月に切ってもらいました。何だか「不吉」と感じ植え替えをしました。金沢の庭師「丸岡樹仙堂」さんにそのことを相談すると「春に移すのがいい」と知恵を授かり誕生月の今月立派な椿が植わりました。丸岡さんの祖父は、「魯山人」や電力王「松永耳庵」などの庭も造ったという仕込みのよい庭師さんです。路地の竹垣をやりかえようと相談したら、「まだこのまま使える所はそのままにして痛んだ所だけ青竹を足して紐は新しくしますょ!そうした方が茶味ある。」とアドバイスを戴いた。「素晴らしい!この頃は良心的な人は少ない」そして若い息子さんと2人で仕事なり息の合うこと 仕事をしながら昨今の客の愚痴もつぶやかれていたので「みなどの世界でも同じですょ! 生きにくい世の中ですから・・・・・!」と相の手を入れた。

d0133199_12595218.jpg「山のコケを雪解けの来月持って来ます。きっと育つと思うので・・・!その間ムシロを敷いて置きます。水やりも楽なので!」と言い残して帰った。人に恵まれる幸せです。
by kuyugengen | 2011-04-07 13:02 | よもやま話 | Comments(0)

地球をかえる

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茶会の主茶盌に何を使おうかと考えた時、とっさに「パーラカンビェール・ムンド」(地球をかえる)というラテン語の文字が文様となる引出黒の茶盌が脳裏をよぎった!この茶盌は長く愛用した日常使いです。 しかし力のある茶盌なので濃茶を頂戴する方が旨い気がする。日本の一大事のを経験した我々、まさに新しい門出の一盌として使ってみたい!震災に遭われた方々の意見の中にも「花見を自粛するなんて止めて下さい」「東北の旨いお酒でも呑んで儲けさせて下さい」という意見もあるという 私も同感です。世界が一つになり周りも元気になり応援しなくては、新しい復興はありません。
         今こそ一盌の茶から「ピースフル」平和を感じとりたいものです。
この茶盌は"安食ひろ”氏の作品です。彼とは古い付き合いなので、たくさん作品もたまっています。毎月東京・金沢と季節の合わせて選び楽しんで移動しています。


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ここ数日花への開花日和なのか春らしい長閑な日ざしが続いています。昨日は、玄関の植木の手入れをしてもらったので、今朝水やりしていると、近所のご夫人が数人集まり日向ぽっこです。私を見て金沢弁で「ごせっかくゃ」と声をかけてくれます。植込みの大きい可憐な白の藪椿を見て「楽しませて貰っていますょ」と声を掛けられます。いつも朝は用事がないと寝巻きのまま表に居るので親しみがあるらしい!
ここで薄茶席で使ったお薄の茶盌「海は広いな大きな」と銘のある塩釉の瑠璃面取りの伸びやかかな茶盌を紹介します。何十年も使い込んだので味も深まり、お湯を張ると濡ればの色も冴える。掌もよく瓢の茶筥の替え茶盌にもご馳走です。この茶盌の瑠璃色を見ていると果てしなく広く穏やかで幸多い太平洋の海に思いをはせる!この茶盌も上記と同様安食さんの作品です。彼の賢いところは、多彩な表現力があり巧みであることです。偉い人だと思います。
by kuyugengen | 2011-04-06 13:52 | 茶事 | Comments(0)