永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

<   2010年 08月 ( 18 )   > この月の画像一覧

アルミで造る茶筥の小品


山梨の山に住み“アルミ”を素材とした工芸品や、アクセサリーを造っている、この方は、小山泰之さん30代の若者です。金工の木瀬君の先輩として私は紹介を受けました。私も初めて知ったアルミの工芸家です。私は、作品が良ければいい人なので、金属の含有量や、難しい知識には全く興味がない!彼と話をすると、いつも難しい金属の用語が話の中に出る。どうも彼は“お利口さん”のようです。金工4人展で初めて作品を見た時は、茶器の出品はなく、海外で受けそうな、大作が多かった。手にとれば掌に面白さもあり、一度ゆっくり会ってアルミの話などを聞きたいと思いました。そして数ヶ月が経ち、彼は、世田谷の家を訪れてくれました。話に花も咲き、まず茶筥の茶筅筒・巾筒を造って貰うこととなりました。茶筥により茶筅筒・巾筒の寸法も異なるので、いろいろ小道具が増えてくるようです

d0133199_854561.jpg

d0133199_8491897.jpg


d0133199_8511229.jpg













本来アルミは、軽さに驚きがあり、和紙にも似たおもしろみがあります。そして只今思考中です。まずアルミの板を切り、円柱に丸めて、切断部分を蝋付け・丁寧に削りアルミを染めるこのあたりで、難しい専門用語を彼は話だす。「その話は私には?」と彼の言葉を止める。そして錫粉を掛けて漆を用いて焼きつける線刻を施して研ぎだす。そういう工程であるらしい・・・・!アルミで造る作品の中にも茶の湯で使えるものが少しあると感じて彼に白羽の矢を点てた次第です。蓋置は同様の工程の後、金箔を施した作品で砂子を蒔いたような雰囲気です。彼の作品のバリエーションもここで広がるといいですね!
by kuyugengen | 2010-08-25 15:57 | アルミで造る小品

加賀市内の小学生が、「ふるさと学習」として「九谷焼の学習」をしている。先月金沢のニュース番組で、ふと知った「子供たちのイラスト」のことがいつまでも印象に残っていました。九谷五彩を使って表現された今年のテーマは「海の生きもの」です。少し紹介してみます。

d0133199_2154621.jpg
d0133199_2161424.jpg

応募総数3,206点・審査員特別賞の入選作品は20点 後で原画をもとに九谷作家の手による絵皿も展示されるという無心でくったくのない絵は、心豊かになる こうした絵を観ると気分もスッキリします。

d0133199_21121294.jpg
d0133199_21124676.jpg

九谷五彩も、現代人らしく自由闊達であって欲しい・・・・!小学生の絵画らしく色彩に透明感もあり、こんな絵皿があれば是非手元に置いてみたいものです!素直な心が伝わって来るようです。

d0133199_22314427.jpg
d0133199_22322813.jpg



d0133199_2240486.jpg
d0133199_22405412.jpg












海の中は、夢もいっぱい・・・・・!海は広いな大きいな・・・・!ファンタスチック・・・・!
by kuyugengen | 2010-08-22 21:15 | よもやま雑宝帳
松江から友人のKさんが来訪、昔から食べ慣れている三英堂の“朝塩饅頭”をお土産に貰っていたので、ゆっくりした時に、戴こうと冷凍しました。饅頭は、急に食べたくなるお菓子です。この“朝塩饅

頭”は茶の湯の饅頭として松江の誇るお菓子です。金沢の注文菓子店は、「饅頭は、夏場は作らない」と聞きました。それは“山芋を加えた皮が夏場はべたつく」とのことです。私はこの饅頭を自然解凍して、皮の両面にこんがり焼き目をつけました。確かに皮の甘みがちょっと違うように感じました。相当余熱でゆっくり焼き目を付けないと、皮がくっつきます。年中製造している松江のお菓子には、工夫がいるナ!と感じながら頂戴しました。饅頭は、ちょっと焼き目を入れると美味しさの風味が変ります。
d0133199_9435640.jpg

「鶴屋吉信」さんの氷室と銘したお菓子を6月に頂戴しました。そのケースが“葵盆”の形をしていて素敵なので、捨てるのも惜しくアトリエで使うお菓子入れにしてみようと、さっそく弁柄色に塗ってみました。京菓子の箱というのは、凝っているので、このような再利用を考えるのも楽しいものでーす!
d0133199_10352434.jpg
d0133199_1034583.jpg












加工することにより心温まる干菓子器へと変身!お菓子の銘は「金沢かざぐるま」 製は“たろう”です
by kuyugengen | 2010-08-21 10:37 | アトリエの製作品

木瀬君の“ぐん呑み”を茶器として使いたいと思われたTさんは、今日の稽古で仕覆を作られました。今日は、小型の建水を“氷点て”の茶盌に使ってみると、冷茶の冷たさが、さらに冷たく感じ驚きました。茶をすする時も浮かべた氷が口の中にすべり落ちない!繊細に磨いだ“ギザギザのカットが2段あるので止まってくれる!又面白い使い方に気づき、冷茶のバリエーションが増えたようです。

d0133199_17183982.jpg

金工作家木瀬浩詞さんから、今月の注文品が数点届きました。この銅製のぐい呑みは、私の使っている茶筥用の建水のデザインと同様です。たっぷりとした大きさなので、“ぐん呑み”と呼んでいます。黒柿の木目も美しい蓋を付けてみると、何とも可愛い!旅持ちの茶器や、普段気楽に使える茶器としては、とても素敵です!彼の作品は丁重な漆仕上げ、質感は、皮にも間違えるような温かい作品です。使い方もいろいろ考えると面白いですね!若い彼は、まだ使い勝手の妙味には、ウトイようです!

d0133199_1813310.jpg
d0133199_18132695.jpg

「福袋」と銘を付けた建水ですが、高さ12.5センチあるので棚の水指にも使いたい!さりげなく紐を付ければ掛け花にも使える。お茶の稽古用として愉しい器を使うことは、「四苦八苦茶人」のようですが、三様に考えて使うのも面白いと思う・・・!塗り蓋も作品を引き立たせるように、木地のカットに気を使って、一閑などにして和紙の温かみを表現して繊細に仕上げています。

d0133199_18425874.jpg
d0133199_1846487.jpg

d0133199_1941968.jpg

           お茶に使う金工の作品の範囲を私も微力ながら模索しています!
by kuyugengen | 2010-08-20 18:15 | 金沢で見つけた新しい息吹

夕方になり客人と共に、二子玉の高島屋へ出かけました。今日は、大文字さんも終わったので、和久傳店頭の加藤先生の絵も換わったはず・・・!そーと店内を覘いてみると画面いっぱいに秋が来ています。数匹の兎が埜山で遊んでいます。和紙と絵の具との滲み具合や色調にも優しいお人柄が溢れています。加藤先生の本業は、小児科医です。陶芸・書・絵画なども玄人はだし 加藤先生を拝見していると、神さまは、二物も三物をも与えられているように感じます。しかし才能豊な先生ですが、趣味として自分の生活を豊に愉しんでいらっしゃいます。世の中の人々は、ちょっと才能が見えるとすぐ金儲けを考えるような人も多い中、近頃では珍しく美しい生活感を持たれている先生に、頭が下がります。

d0133199_18363235.jpg

“趣味の世界で三昧できる”人こそ本来のお愉しみです!「本業でないものを売ったらあかん!作品が汚のうなるさかい」とおっしゃる先生の言葉を思い出します!私も先生の作品を喜んで使っています。
by kuyugengen | 2010-08-19 18:44 | よもやま雑宝帳

暑い日の銀座


d0133199_19575580.gif

松江の友人Kさんが、数日滞在中なので、用を済ませた後、「げげげの鬼太郎」の原画展を見に松屋銀座に出かけました。今回の展示は水木氏の米寿の記念展で「河童の三平」「悪魔くん」「げげげの鬼太郎」 私は漫画家の原画はあまり見たことないが、「ずいぶん綿密な絵!」と原画を見て驚きました。出口の所に「げげげの女房」の舞台セットも設置されて大勢の観客は、のぞき込むように見いっていた。今まで水木漫画に、感心はなかったが、朝ドラを見ながらつい テレビに引き込まれています。またデパートの展示なので、さまざまのグッズ商品の多いのにも、コレマタ驚きます!高視聴率の番組は、大勢の人の関心がその会場を満員にするのだ!地元の方々より東京の方がだんぜん熱くなっているようにも感じましたが同郷のよしみなので、ちょっと嬉しかった!暑いあつい日の銀座でした。
d0133199_2028784.jpg

by kuyugengen | 2010-08-17 20:09 | よもやま話

和久傳の夏のお菓子


おめざが楽しみで今日は早起きしてしまった。夕べから気になっていた「ニッキの葛寄せ」の味見です。こし餡・ニッキ・さっぱりとした甘みに葛の食感が何とも云えず素晴らしい・・・・!料亭ならではの、発想のようにも感じました。口の中に、ニッキがほのかに残る、もったいないようなお菓子です。

d0133199_559281.jpg

和久傳の箱の意匠はいつも凝っています。今日は、「に切るといいよ!」と云っているようなの箱です。日持ちがしないので、小さい箱であるのも嬉しい!“貴女のおもたせよ”と囁いているようです!

d0133199_645398.jpg

ちょっと昔懐かしい飴です。おしやれな開閉型の缶に入っていて、「傳すけ飴」と呼ばれています。

d0133199_6193888.jpg














d0133199_6203746.jpg













ケースの魅力に違わぬ上質な飴“いつまでも舌の上で転がしていたい飴です。
by kuyugengen | 2010-08-16 06:07 | お菓子

五山の送り火のこと


明日8月16日は、古都京都の真夏の夜の火祀り、如意ヶ岳の大文字さんが、赤々と燃える日です。今日は特別暑い日でした。夕方になって二子玉の高島屋へ娘と買い物に出かけました。地下に和久傳の店舗があり、毎月加藤静允先生の絵が掛け変る。今日は、季節柄大文字の送り火の絵でした。d0133199_216995.jpg


















今年から大文字さんも入山規制や燃料となる松の木の削減を考えているようです。しかし美しさに変りはないようです。昨年娘も五山の送り火をよい場所で見ることができて感激したことなどを話しました。
d0133199_211933.gif

by kuyugengen | 2010-08-15 21:20 | よもやま雑宝帳

8月のアトリエのお菓子は、たろうの「カカオ羊羹」と「もりの音」です。「たろう」は、初めて選んだお菓子屋さんです。8月の主菓子は、特に珍しいものもなく、何か変化のあるお菓子はないかと思い探しました。「カカオ羊羹」は、カカオと羊羹を上手く味つけした、和・洋ともに楽しめるお菓子です。特に盛夏のお菓子は、いずれも金玉などの水菓子が多いので趣の違うお菓子を見つけ嬉しくなりました。

d0133199_11335685.jpg


「もりの音」は、寒天のシャリ感とそれぞれ自然の味に拘った黒糖・抹茶・ブルーベリーなど風味に特徴があり、おもしろい!私は夏に使いたいお菓子と考えています。金沢のお菓子屋さんとしては、上手く現代の味・新しい挑戦をして利口な店だなと感心しています。それぞれ冷やして戴くと格別です!
by kuyugengen | 2010-08-14 11:39 | お菓子

d0133199_14164081.jpg


残暑お見舞い申し上げます。盂蘭盆会と呼ばれるお盆は、印度の言葉で「ウランバナ」が語源になっているようです。餓鬼道に堕ちて もがき苦しんでいる霊を救う話なので、「救済」を意味する梵語であるようです。この月にみなさん盆休みをとる方々も多いようです。今日は少し温度も下がりました。しかし何処かボーッとしていて、昼にピーコックに買い物に行き、どうした事か玄関の外までスーパーの買物カートを引いて帰えり、ふっと我に返り引き帰りました。自分でもイヤに成る程どこか可笑しい!
by kuyugengen | 2010-08-13 14:40 | よもやま話