永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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今月は思いの他多忙で、少々疲れ気味です。ある日 駒沢西口に「調整体」というポスターを見つけその治療院の門を叩きました。お蔭で今はとても楽になりました。PCのマウスを動かす動作は、以外に肩が凝り 極度の筋肉に緊張を与えているようです。整体の先生との会話の中から、マウスに腕枕が必要ではないか・・・?と感じました。綿がぎっしり入っているこの中詰めは、なかなか良い感じです!さっそく右手首に当て見ました。高さ・クッションもいい感じです。しかしストレッチしながらゆっくり文章を書くのは、たいへん苦痛なリズムのように思います。私としては、ストイックなほど毎日のストレッチに地味な努力をしているので疲れまーす

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    何でも夢中になる 難儀な性格! しかし肩凝りの苦痛は、少しでも避けたい課題です!
by kuyugengen | 2010-06-27 22:05 | よもやま話

今月のアトリエのお菓子


7月のアトリエのお菓子は、金沢水本さんの「青梅」という粉なし・黄身餡の口解けの良いお菓子です。青梅の色・梅の姿・黄身餡とのハーモニーも加減の良いお菓子です。毎年この季節になると注文したくなるお菓子です
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by kuyugengen | 2010-06-27 21:40 | お菓子

                      “始終はったつ”のお守り

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月の初めの辰の日を祭日とした初辰参りと云うお祭りが大阪の住吉さんにあります。お守りの“招き猫”は可愛らしいかみしもを着た小猫48個です。揃うと満願成就です大きさは、ほんの3センチほどの寸法 大神さまのお使いで、左手は人を招き・右手はお金を招くという神社さんからのお守りのようです。大神さまのご加護は、自分の努力次第でしょうが、私は何だか長唄連のお囃子を聴くような可愛らしさがあり求めました。 こんな可愛らしいお守りを作る神社のご商売こそ“商売繁盛一人じめ"でしょう!本来、辰の日参りに行き1個づつ気長に貯めるものです。しかし集めるには4年かかり、考えると首が鶴になりそう!大神様私この方が有難い 社務所に相談したら 本日到着しました。ほんとうは、私のようなせっかちな収集は “罰が当たる ”かもしれません! 右手の漢の時代の俑と同じ背高です

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始終発達は(しじゅう発達)の意味で、毎月招福猫を受けるのだそうです。48回に至るまでに、一度でも不幸があれば最初からやり直すものであるらしい!これは神社さんの薦めではなく、おそらくグッズ商品を作る売り場から流行った迷信のように思う!まぁ兎も角可愛い猫は許される。私は生き物を育てる自信はありませんが、小さくて可愛らしい飾りものは“お腹が空いたぁ”と云わないので好きです。 
                  
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                毎月大賑わいの神社さんとは、凄いですね
by kuyugengen | 2010-06-22 14:56 | よもやま雑宝帳

6月20日(日)は東京に帰える日です。合流した皆さんとは、伊賀で自由行動となり、嵯峨野の老舗 平野屋さんへ友人のお供をしました。竹林に囲まれた大鳥居の横にあるお店の佇まいは、静寂な別天地です。女将さんの「おこしやす♪」の京言葉が梢に響き、何となく参ります。

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部屋から池を望む竹林は、目にも鮮やかで美しい!平野屋さんは、昔ながらの茅葺屋根の店です。「伊勢へ七度・熊野へ三度・愛宕は月参り」と愛唱された愛宕神社の大鳥居・遠く長い竹林を眺めていると、タイムスリップしたような風情です。

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背越膾これは、めったな所では、戴けない難しい鮎料理です。鮮度の良い鮎の内臓を取り出して、骨ごと小口から薄切り塩を降って酢醤油で饗する さすがに平野屋さんの鮎は、美味なるものです。

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先付けから・背越・天麩羅・生湯葉・豆腐・塩焼・から雑炊までの一連のコース 美味しく頂戴しました。鮎は塩焼きが一番です。ころあいの良い寸法で香ばしく塩焼きした鮎はつい箸が進み、御代りしました。お恥ずかしい・・・・!

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鮎と京野菜の天麩羅は、驚きのコラボレーションで濃厚な味わいです。

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湯葉や丸豆腐は中に辛子が忍ばせてあります。布目の跡も微かに残り 丸の型が嬉しいお豆腐さま

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夕刻8時過ぎの東京着という強行軍 しかし密度の濃い旅の思い出を残しました。帰宅途中の新幹線の車窓からは、薄紫の山なみに雲と霞がたなびき ついシャッターを切りました。梅雨の晴れ間ならではの水蒸気も立ち・・・・!しかし動く電車の中からは、私の目に入った春霞の水墨のような幻想は伝えられません。今日は、珍しくいつまでも窓の景色を眺め、ファンタステックな自己満足を楽しみました。
by kuyugengen | 2010-06-21 10:53 | よもやま話

京都へと出かけました。


私は干支の帛紗の意匠を手がけていますので、下賀茂神社の12支のお社に参りしましました。そして半年の無事に感謝しました。
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宇治に行く途中下車は、西国10番の三室戸寺へも立ち寄り、今が盛りの紫陽花を拝見 5,000坪の大庭園は枯山水・池泉・広庭からなり、紫陽花も1万株が植えてあり、昨日の雨をたっぷり吸い込んで、絵にも描けない美しさ・・・・!京都は四季折々の花々が待っています。
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                この紫陽花は、カメラ(ファンタステック)で撮って見ました。
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今月は勢力的に旅行したいと考えていましたが、我が家に忙しい用ができ、それは叶いませんでした。そして最後に計画していた「伊賀への蛍狩り」だけは、行くことが叶いました。信頼しているタクシーの井上さんのご案内で、時間を有効に使えました。そして今日の穴場の見所をきちんと把握しての案内です。運転の井上さんのお客様は、著名な方々も多く、「私だけのツーリスト」と思いこんでいます。南座のご用意までも即座に良い席を確保できる素晴らしい方です。都人のキャリヤとは、奥深いものです。まずは、紫式部邸宅址「廬山寺」源氏物語執筆の地、庭の苔の間から、桔梗の花が真っ直ぐに伸びて美しい景色です。この邸宅で藤原宣考との結婚生活を送り、一人娘賢子(かたこ)を育て、源氏物語を執筆したと伺いました。d0133199_814634.jpg


紫式部の自筆の絵巻も展示しています。王朝の美学に触れたひと時でした。
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鳳凰堂を臨む睡蓮の池はまさにモネの絵画のようでしょう・・・・!今日は間に合いません 御浄土はやはり睡蓮・蓮が咲いているのですね!
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今日のお勧めは、藤原氏ゆかりの寺院、宇治平等院「鳳凰堂」の新緑です。古都京都の世界遺産です。鳳凰堂に建立された阿弥陀仏は、西方極楽浄土をこの世に出現させたという十円貨幣に象徴された馴染み深い建物です。新緑の木々に囲まれた鳳凰堂は、池を挟み今も美しくまた堂々とたたずみこの世の安寧を見守っています。
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鳳凰堂中堂の長押上の壁を飾る浮き彫の菩薩像は、幻想的であり高貴な方々を御浄土へと導くお姿のようです。この画像は、ガラスを隔て ポスターを撮ったので、充分ではありません。
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雲中菩薩像のポーズは美しいがやはりポスーターなのでダメ!
   

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格子ごしのお顔の部分に枠が開けてあります。高貴な方々は、お側近くで、阿弥陀さまを拝顔できたそうです。そのお顔は、柔和で神々しい面差しです。しかし一般人は、遠くの木陰より そっと心の手をあわせて祈るのだそうです。
by kuyugengen | 2010-06-21 08:23 | よもやま話
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6月19日(土)は伊賀の里へ“蛍見物”と洒落込みました。アトリエの仲間と8人との合流です。伊賀の窯元で有名な土楽窯「福森雅武氏」のお宅へと伺いました。

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待望である京都 錦市場の活け鱧の登場です。現在では、山里にあっても鮮度抜群の海の幸も用意できる 何ともったいなき幸せでしょう・・・・!

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ご自慢の伊賀牛も今日は、1頭から3・4キロしか取れない「イチボ3寸」と言う希少部位の“ランプ肉” 私も初めて相伴しました。まずはその部位を、お刺身で食シ 次は囲炉裡に火も入り、名物の土鍋のステーキを辛子醤油のお出会い・・・!舌先三寸の満足 過ぎてもトロケル幸せ気分です。 話は前後しましたが、初めには、たっぷりとした大振りの高杯に美しく盛り込まれたお刺身やとこぶし・手作りの生野菜などの数々強肴には、魚の内臓の焚き合わせ、次々に料理が運ばれる度に七色の歓声があがります

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玄関に鎮座まします。古織部の井戸の滑車も、このお宅の守護神のよう  今日も静かに客人を出迎えています。

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前日は、あいにくの雨模様です。同行した仲間たちの間でも、今日の「蛍狩り」は、あきらめ気分のようです。しかし元来の晴れ女ですから、「もしかして奇跡が起こるやも」と密かな期待と希望も働いたのは事実のようです。お蔭さまで ひとしとしきり食事の間に雨が降り「さあーて」と腰を上げ見上げる夜空は、かすかにおぼろ月夜も輝いています。みなワクワクしながら漆黒の蛍の里へ向かいます。そこには、たくさんの蛍が美しく輝き、段々に沸きあがりるかのようです。蛍の光は、魂のかすかな光のように見えて、死者の霊を弔うかのように感じました。「年を戴くと、こんなにも感じ方が違うものなのか」と、何だかしみじみとした夜でした。雨あがりの夜空の蛍は「待っていました 私も早く舞いたかったのよ」と微かな声でささやいているかのよう!緑の竹林と天の川にも似たこのせせらぎを舞台に、うっとりと蛍の光を追いました。帰ろうとする手の中に、スカートの端にも、ちょこんと留まる これも中々のご愛嬌・・・!蛍の群れは、何をささやいていたのでしょう・・・・?あいにくこの光は、カメラに撮ることは叶わず、ダウンロードを試みて画像を送信 幻想的な蛍の宵の感動は旨く伝わりましたでしょうか?
本日のお酒は、ビール・日本酒はもちろん最高級の泡盛「宮の華」&イギリス製 ラフロイグ樽の香りの心地よいお酒です。 ご主人との会話も事のほか弾み互いに楽しく大笑いしているので、少し大きい写真をアップしました。そして床の間の掛軸「白隠」筆の、天目茶垸に匙が仕組まれている不思議な絵の構図のご由緒なども伺いました。「古い時代の寺の生活の中には、葛湯を薬湯として用いていたので」という話を伺い勉強になりました。素晴らしい作品に出会い感激しました。

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上記の瓦は、もちろん時代のあるもの、美しい伽藍石と苔の様子も一体に同化して、この家の家族を守っています。道歩さんは、おそらく窯場の跡取となられることでしょう!帰る日の朝 彼女の仕事ぶりも拝見しました。クールでさっぱりとしたお嬢さんは、肉食系です。バンダナでキリリと鉢巻をした姿に頼もしさも感じます。この大きな屋台骨を受け止めようとする意欲も伝わって来るように感じました。             名物父さんの跡継ぎは、さぞかしたいへんなことでしょう!応援団も最強なので がんばって下さい!

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伊賀にも気の利いた 感じの良いビジネスホテルがあるので嬉しいです。朝食のバイキングに誘われたのか、今年初めて見る おはぐろ蜻蛉でーす!そっと息をのんで撮影しました。

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伊賀の山里は、美しい新緑です。村の神社の鎮守さまの赤鳥居も綺麗に塗り替えてあり、静寂な佇まいです。ここ伊賀の里には、ほんまもんの平和がある!としみじみ感じました。優しいお人柄と、辛抱強い女性群は、お持て成し上手                          
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                                  “あげまん揃い”・・・・・でーす!
by kuyugengen | 2010-06-20 23:24 | よもやま話

氷室御中・・・・!


今朝 鶴屋吉信さんの“氷室”の御菓子が届きました。氷室とは、夏でもひんやりとした山かげに、穴を掘って冬のあいだの天然氷を貯蔵することをいいます。氷室の氷は宮中に献上されて夏のもっとも贅沢で貴重なものです。今もその名残を伝える氷室の里は京都・金沢にあり、氷室神社も祀られています。京の仙洞御所では、石造りの氷室があり、京ことばでは、品もよろしく「お冷やし」さんと呼ばれているようです。23日大徳寺三玄院では、藪の内の流祖剣仲の参禅の師 春屋宗園400忌の茶会が、とり行われました。その記念品として、初摘み濃茶 銘「清泉の白」という非買品のお茶が振舞われこれを頂戴したので、今日は、触感と小豆の甘みのよい氷室の御菓子共々頂戴します。

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送り主は暑い中 京都の稽古に行かれたのでしょう! ほんとうに恐縮いたしました。暑さ厳しいこの数日 私も遠慮なく相伴して、心の贅沢させて貰います。器は、気の利いた葵盆の形を模したものでしょう!、下賀茂神社の神事にも使われている形のようにお見受けいたします。頂戴したお心に感謝して、これから漆を塗って使ってみたいと考えています。
by kuyugengen | 2010-06-18 12:45 | お菓子

オリジナルの建水


金沢で知り合い親しくなり以来、次々に新しい作品を造って貰っている金工作家木瀬浩詞(きせ ひろし)さんの作品を少しですが紹介します。この可愛らしい小さいボール型の作品に、彼の未知なる才能を感じて運命的な出会いをしました。私は以前より茶筥をつくることに、こだわっていますが、茶筥に合う建水は中々なく、困っていました。これから将来性のある若い青年が、私の要求する作品を忠実に再現してくれるので、嬉しく思っています。

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この建水のシリーズの作品は的を得たようで、たいへん人気のある商品になりました。少しずつではありますが、次々に出来ています。今月は普寸の建水も2種できあがりました。茶味のあるものとは云えませんが、銅の絞りあげに真鍮のポチポチをアクセントに意匠したのは、彼らしい独自の感性が感じられます。

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福袋の建水も人気のある作品です。彼にとっては、得意のデザインとはいえませんが、よく造りあげたと思います。このような茶の湯の脇役も重要です。真剣に取り組んでいかれると彼自身生活の基盤になるのではと思い制作を勧めました。意欲的なこれからの職人の将来をちょっと応援しょうと微力ながら力になっています。

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この3種類の作品の仕上げには、漆を用いています。この質感のよさもこうした思いつきが功を奏していると思います。大学・大学院・ウダツ山工房と学生生活の長い彼は、普通の職人とは妙に幼く、10年位の社会性が、のん気!私には、ちょっと苦手な一面もありイライラするものの、何処かNHKの朝ドラの誰かと似ているような風貌です。
by kuyugengen | 2010-06-14 14:50 | 金沢で見つけた新しい息吹

京の御菓子 したたり


能楽の曲の中で、「菊の露」のしたたりを貰い長寿 齢を延ぶるという演目は、中国の故事によるもので、しばしば登場する話です。ぎをんさんの菊水鉾もこれに因み作られた鉾です。菊の井の井戸の名水は、菊の水のしたたりにも相当するという意味の銘菓であるということでしょう!京都に行かれ方が、私のことをふと思い送ってくださる・・・・もったいない幸せです。

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京都高倉蛸薬師上ル“御菓子の司廣永”のしたたりは、絶品です。ブログを書いている間に、加減よく急速冷凍し抹茶と共に戴きました。ほんのり黒糖風味が口に広がり 美味しかったでーす!
by kuyugengen | 2010-06-06 10:31 | お菓子

夕刻玄関のベルが鳴りドアを開けると、ご近所の方々が大騒ぎしているではありませんか!「何ごとでしょう」と出てみると黒ネコが見る影も無い姿でペチャンコになっているではありませんか!土曜日の夕刻では、保険所もきてくれない 1時間前に車を出した所、数日前から車の下で死んでいたようです。そしてその死骸をひいたようです。ご近所の皆さんの協力で片付けて貰い、裏の公園に穴を掘り、小さなお墓を作りました。そしてその周りに野の花・線香を手向けて、ささやかに供養しました。「保険所行きになれば、ゴミと一緒に焼かれると思う、このネコを、賑やかに弔り土に戻せば幸せな最期といえる」と個々は妙に納得した。「何だか生臭い匂いが、どこからかするナ」と感じたのは2日前です。偶然2回続いたゴミの日も重なったので、まさかこんな大事が起きていようとは・・・・・!近所に住む娘婿と丁寧に駐車場を洗い流し消毒して、塩で清めました。とんだハプニングで気が動転した夕刻の騒動でした。                       合掌  

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天使のような小学生の坊やのお手伝いのお蔭で、不吉な出来事も妙に和み、優しい心に触れ嬉しかった。みなさま方の協力に感謝です。
by kuyugengen | 2010-06-05 20:04 | よもやま話