永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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金沢望郷歌


ご当地ソングは各地にいろいろあるものです。私も金沢に来て「金沢望郷歌」という歌を聞き「いい歌だナ」と思いました。いかにも爽やかでしあわせに満ちています。私も自転車をコギながら♪口ずさんでいます♪松原健之さんと云う歌い手です。動画の中にも季節のうつろいが詰まっています!


三波春夫の動画もカテゴリー「よもやま話」に戻って見て戴けば絶好調の「俵★玄藩」を選択してあります。ちょっと聞いて下さい。好き嫌いもあるとは思いますが良かったらどうぞ・・・・!
by kuyugengen | 2010-04-29 08:41 | よもやま話

金工作家の4人展が表参道の和菓子店・桃林堂で今日から始まった。私の贔屓にしている金沢の木瀬浩詞君も出品しています。夕方稽古が済んでちょっと様子を見に行きました。すっきりと慣れた展示内容で、それぞれの若手作家の日々の量を感じました。金工は、南鐐・アルミ・銅・錫の4種類で、彼らは大学の先輩 東京での展覧会はここを選んでいるようです。以前私のアトリエもすぐ近所だったので、お菓子を買う道すがら週変わりの展示を見ていたことを思いだします。今日も桃林堂名物の水羊羹を携えイソイソと帰りました。木瀬君とは、ひょんな縁で知り合いになり、期間中は、私の家に居候です。“東京のお母さん”と云った所でしょうか!木瀬浩詞さんのこの作品は、テーブルウエアーで大賞に輝いたシリーズです。面白い手法ですが、主張する作品をより良く見せるには、難しいテーマのように感じます。しかしこの作品は成功しているように思いました。

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小山泰之さんの作品はアルミを用いた作品でなかなかの大作です。どっしりとした、重量感を感じますが、素材がアルミなので軽いのには驚きです。作品は斬新で、アルミを用いたテクニックには感心いたしました。
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上記の作品は、中村大朋さんの南鐐の合子・線香たて・可愛らしいスプーンこんな時計もあります。4人はそれぞれ違うタイプの作品ですが“叩く”という仕事では共通点があるようです。

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下山普行さんは錫・南鐐を上手く融合させて、繊細な作品を表現されています。「ハニカム」と呼んでいる合子は、お洒落な蜂の巣でした。

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下山さんは、お手軽なアクセサリーなどの展示で表参道では人気の商品ではないでしょうか?毎年このような展覧会を通して見て戴くという事が将来の窓口になると思います。そしてそれぞれが個々の贔屓を作って、ここ表参道で良い縁がひとつでも生まれると良いですネ!これからもがんばって下さい。
by kuyugengen | 2010-04-27 20:56 | 金沢で見つけた新しい息吹

スゴイぞ!土鍋


伊賀焼きの窯元の後継者である「福森道歩」さんの土鍋を使った料理本が発売されました。福森家は良く雑誌の撮影を引き受けられて、マスコミにつど紹介されているお宅です。幅広い交友関係で知人も多いご家族です。お母様は飾らないお人柄、私と同類のチョコマカ斉です。いつも全力投球の方でもあります。忙しい合間をぬって私の稽古場にも長年 来て戴いています。今までも、ご主人への内助ぶりには、感心していましたが、いつしか、お嬢さんへのサポート役に回りとても楽しそうです。福森家の食卓はいつも豪華です。そして皆さん働き者です。今回発売の“土鍋の本”は、こんな料理までも・・・!と驚くばかりの使いこなし ただ驚きました。おそらく若い方には1冊の愛読書として役立つことでしょう!私は、ご主人が上手に骨切りされ黒鍋にたっぷりの氷を敷いた葉皿の鱧の味が忘れられず、土鍋は冷たさも限りなく温度を一定に保つものらしい!新しい使い方をその時に教わったことを思いだします。
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by kuyugengen | 2010-04-23 10:12 | よもやま雑宝帳

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木挽町の歌舞伎座もいよいよカウントダウン・後10日となりました。今日は夜の部のさよなら公演を見てきました。実録千代萩・助六由江戸桜は、豪華千両役者の勢揃いです。千代萩の見所は、忠義のためにお家の事情を若君の乳母が子供に語り言い聞かせる親子縁切の段は、芝翫と子役との掛け合いも良く、胸に迫るものがあります。助六は河東節の調べに乗って花道から登場するという大きな見せ場、まさに写楽の芝居絵をほうふつとさせるよう・・・・!玉三郎の揚巻の美しい衣装とお色気・かん高い声の台詞回しは、この芝居の雰囲気を一段と盛り上げている。そして「ちょっと出」の通行人の役とはいえ、勘三郎の股くぐりの熱演は、観客を笑いの渦に引き込み、素晴らしかった。花魁たちが吸いつけ煙草を助六に渡す重要な場面「煙管の雨が降るようだ!」のキザな語りは、いつもながら観る者をワクワクさせた。まさに成田屋十八番といえるでものです。今回 助六の始まりに、この芝居がお家に伝わった由来・今日まで上演され受け継いだ衣装のことなどを口上で伺い、いっそうの理解も深まった。私は団十郎の助六を久しぶりの拝見しましたが、大満足です。帰る道すがら人の流れの中にも満ちたりた感動が波のように広がり、そして街の騒音に消えて行く、馴染み深かった歌舞伎座もいよいよ新しい建物へと生まれ変わる時のようです。暫くのこことはいえ、木挽町界隈のこの賑わいが途切れるのは、いかのも寂しい気がいたします。

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御名残4月大歌舞伎の提灯も唐破風の屋根とよく合っています。カウントダウン“後10日”の表示版の前で記念撮影する方々がひっきりなしです。
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お客さまも今回男女着物姿の方も多く、このひと時を大切にしたいと云う気合を感じました。

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歌舞伎座のシンボルである「黒・柿・萌黄」の三色の定式幕と呼ばれる引き幕もいよいよの幕引きとなります。
                
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by kuyugengen | 2010-04-21 23:35 | よもやま話

4月のお菓子

4月アトリエのお菓子は“井出の里”です。山吹の花を模っています。粉なしに白小豆の爽やかなお菓子です。宇治田原の堤は山吹の花の名所であり、茶の方では、桜は吉野・山吹といえば“井出の里”を指し「七重八重花は咲かねど山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」太田道灌への歌にも読まれています。今月は水本さんのお菓子でした。

d0133199_11112658.gif今月は10時のおやつも金沢のお菓子を選びました。青えんどうの翡翠色にひかれて中田屋の“うぐいす金つば”を取り寄せました。稽古のみなさんの満足したお顔が目に浮かびます。
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松江市のK夫人より毎年頂戴する牡丹の花が、今年も大輪の花を咲かせました。大きく開くと花芯をそっと嗅いでみて「あぁ大根島の香り」と懐かしんでいます。丹精に育てると植物は必ず心をかえしてくれます。毎年のしあわせをありがとうございます。
by kuyugengen | 2010-04-21 11:11 | お菓子

振りだしの網袋



娘もだんだん上手になりキャリアを積んで居るようです。根気のいる網袋もできたようです。よく締まった網目を丁重に組んでいます。少し大降りな降りだしなので時間もかかり疲れた様子でした。

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古唐津は、味の良い振り出しです。今日は自分の手から離れる日なので記念に、写真を撮りました。依頼主は、たくさんの茶筥をお持ちなので、おそらく愉しんで愛玩なさることでしょう!

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by kuyugengen | 2010-04-15 16:36 | アトリエの製作品

金沢で知り合いになり応援している木瀬浩詞の作品の中からお茶に使える寸法の作品を選んで一閑拵えの塗り蓋をつくり茶道具としてプロデュースしました。彼の作品には温かい温もりを感じます。その作風をそこなわないようにと、心がけています。今月完成した水指と前回紹介した作品も合わせてここで紹介したいと思います。

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上記の「銅絞手口透水指」この水指は、銅の板の透かしの部分を模り絞りあげて水指に造りあげる手法のようです。後で漆を塗り石で叩きマットな質感を出しています。この水指を引き立たせるために、漆の留めを付け、落とし蓋など付けて斬新な意匠となりました。

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上の水指は姥口で運びに良い水指です。絞った銅の外側に銀粉を叩きつけて、彼らしい作品を表現しています。金沢の土壌に合った漆とのコラボレーションが、私は素晴らしいと感じています。

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この作品は私が好んで愛用している水指です。蓋の歪みも起伏があり、これだけの蓋を創れるのは、今では稀であると思います。その道の職人あっての完成品です。

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ざっくりとした麻の布目を叩き込んで、銅の布跡をつけた優美に伸びる線が気持ちの良い作品です。先日工業デザインのパイオニアである「柳宗理先生」にも「なかなかに才がある人」とお褒めを戴き私の目も捨てたものではないと微笑みました。美しくて懸命な作品は、誰の目にも感動のあるものです。そして若盛りの魅力があります。27日の桃林堂で開催される「金工4人展」に少し作品を出品するようです。どうぞよろしく

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この作品は今年の東京ドーム「テーブルウェアフェステバル」の大賞に輝いた作品です。これからの彼の作品の方向性を占う作品が、だんだんと見えてくるので嬉しいことです。この作品は、絶妙な寸法が成功の鍵であると作品を見て感じました。
by kuyugengen | 2010-04-15 15:41 | 金沢で見つけた新しい息吹

今日山シャクャクの開花


ひと月前は、まだ蕾であった山シャクャクも夕ぐれに開花しました。一重で品の良い花です。蕾の頃は、春の重たい雪をかぶりながらも可憐な姿を見せてくれました。まことに愛くるしい春告花です。

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お気に入りの鯛釣り草も、みるみる大きくなり花も垂れてきました。  芽吹きの春は、見のがせない楽しみがあります。
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by kuyugengen | 2010-04-10 18:27 | お花

我が家の花見


今日は、漆の老舗能作さんの嫁・姑さんのお二人と一緒に花見のお昼を戴きました。老舗の奥方は、いつも縁の下の力持ち 主人を引きたてていらっしゃいます。今日は私のささやかな気持と称して、ゆったりとしたプライベートな時を過ごせて楽しかったです。「こんなに、のんびりしたのは、久しぶり!」とお二人は、大喜びです。大奥様は以前、私の弟子であったこともあり、尽ない話に、時を忘れてしまいました。私も久々の休みで、リラックスなお昼の相伴となりました。

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この花見弁当は、贔屓にしている銭屋製です。品数も多く”どれかにしょうか?迷い箸でーす!”金沢の料理店は激戦区で、それぞれの店が独自の味を競いながら店舗数も増えています。女三人寄れば・・・・!今日は、日常使いの器談義などに花を咲かせました。ひと風吹くと桜も散り始め街の通りも、桜吹雪となるでしょう!
by kuyugengen | 2010-04-10 15:29 | よもやま話

雑木林のかたくり

大乗寺の上の道を真直ぐに登ると平栗という集落があります。桜の咲く前には、雑木林一面に”かたくり”の花が顔をだし珍しい岐阜蝶も乱舞すると立て札には書いてあります。野生の"かたくり”なのでしょうか 愛らしくて背も低くささやき合うように咲いています。今年は桜と同時期で10日も遅れた顔みせとなったようです。竹林・雑木林も、美しく整備されています

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今年も可憐な"かたくりの花”と対面でき嬉しいです。"かたくりの花”は温度が上がる昼間に反り返ってみせるので、夕方では無理のようです。

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今日の稽古の方の中にたいへん手まめな料理上手の人がいて、いつも、手の込んだお昼を広げて、みな期待しながらの相伴となります。少し眠くなるような昼下がり!「そうだ!平栗の”かたくり”を見に行こう」と提案 腹ごなしと称し1時間ほどの気分転換です。山の斜面には猩猩袴・イカリ草も自生して、澄んだ空気を胸一杯に吸い、帰ると楽しいお三時も待っていまーす!

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こんなに素晴らしい山の雰囲気だったのに「昼食はここで食べれば良かった・・・・・!」しかしそれは♪後のまつーりョ♪
by kuyugengen | 2010-04-09 15:15 | お花