永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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4週目の土曜日は、NHK文化センターの稽古日です。久しぶりに稽古に見えた方があり、「何を作っていましたか?」と聞いた所、「例の・・・・父の形見のネクタイで剥ぎ合わせて作っています」!と会話が続く・・・・!私もネクタイを利用した事はなかったのですぐに思い出しました。今日は最終仕上げとなっています。「父のネクタイは、学者生活でしたので、色合いも地味でよく使ってあるでしょ!」「今は懐かしんでいますが、親不幸の娘だったんですョ」と云う締めくくりがありました。「でもこうして形にしてあげれば“満足”です!」と大喜びです。彼女自身四苦八苦しながらのお針仕事なので、今日の作品は、ケバだちが目立ちます。急ぎ蝋燭を買ってきて貰い、ケバだった箇所を焼いて修正して仕上げました。そして片付けの済んだテーブルの上でちょっと記念撮影をしました。無事に仕上がって本当に良かったです。春3月は「ひいなの茶事」も始まります。雑木林一面に咲く片栗の花も、そろそろ土をもたげようとしていることでしょう!楽しみです。

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by kuyugengen | 2010-02-27 18:59 | アトリエの製作品 | Comments(0)

先日知り合いになった金工作家である木瀬君が18回テーブルウエアフェスティバル「やさしい食空間コンテスト・オリジナル部門1で大賞を受賞されました。私も彼の作品をひとめ見て“美しい”と感じた一人です。雪の降る金沢にあって毎日もくもくと山の工房へと自転車で通う姿を見て、辛抱強い青年だ!と深く感心しました。私の主催する茶事にも数回参加の招待をして私なりの協力をしています。今日は彼の作品の中から丸いボールを見つけて私はこの作品を茶会で水指に使いたいと考え急ぎ蓋をこしらえました。緩やかなカーブもあり蓋を造るのは、とうぜん難解です。しかしそれは幸い私には腕の良い指物職人がついていますので、レベルの高い作品を完成することができました。マットな一閑仕上げの蓋もピッタリ合い嬉しくなります。今朝は朝から嬉しいことばかりのスタートとなりました。久しぶりに良いお天気で屋根の雪もお日様の力ですぐに解けることでしょう!

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にこやかな木瀬浩詞氏の笑顔です!










東京ドームで開催されている18回テーブルウエアーのフェステバルは、2,000点の応募作品の中から選ばれています。木瀬浩詞さんの作品は、硬い銅版を焼き付けて柔らかな“折り紙”をイメージして造った作品 効果的に表現できたこの折り線は偶然できた美しさのようです。製品を形にしてから漆を用いて焼き付け根気よく石でたたきマットな質感を表現しているようです。彼は自由人であり作品も彼独自のオリジナリティを持ち、思いついたら試し納得いくまで実験するらしい!奔放でノビノビした作品を追求しているようにみえます。しかし銅版で表現する作品にも限界があります。しかし木瀬君の業績は確かに、この世界の枠を広げたように感じます。生活感はいたって渋い若者ですが、とても純粋で意固地な一面を持っています。「今は貧乏で苦しいですが、もう暫くいろいろ実験してみたいです」とさらりと言い返すのは、信念のある若者と云うことでしょう!「そうしたいのは誰も同じョ」と思いますが、彼は、この銅版との格闘が真から好きのようです。兎にも角にも“ファンタスティク木瀬浩詞”と云ったところです。以前にも入選はしていても、今回の大賞の話も「言うほどのことでもないのでお知らせしませんでしたが・・・・・!」と照れくさそうに話してくれた“チャーミング”な一面も微笑ましい!さぁてこの夢ある器にどのようなオードブルを盛りつけると似合うでしょうか?

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by kuyugengen | 2010-02-08 10:36 | 金沢で見つけた新しい息吹 | Comments(0)

二月アトリエのお菓子


今月は吉はしさんの煉切で銘“丹頂”です。蓬の香が口の中にたっぷりと広がり一足早い春の訪れです。本来“丹頂”は吉はしさんでは新年の初釜用のオーダーのお菓子です。私は、このお菓子をアトリエのみなさんと共に味わいたかったので無理をお願い致しました。今朝は初々しい息子さんがお菓子を届けて下さいました。たのもしい後継者とお見受けお店の益々のご発展を願います。

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by kuyugengen | 2010-02-07 21:14 | お菓子 | Comments(0)

古都奈良東大寺のお水取りは、春を告げる祈りの行事で有名です。闇の中に燃え上がる松明の列は、練行衆を導く勇壮な火の行です。十一面観音に供えられる「糊こぼし」は、東大寺開山堂の近くにある良弁椿を造花で表したお花で400個の創り花が観音さまの周りを美しく飾ります。その一輪の造花を椿の枝に挿し、茶席にもその風情を喜ぶ表現が残っています。修二会とは、旧暦二月に行なわれたところから、このように呼ばれているようです。和紙に染められた椿の花は染色家吉岡先生の天然染料で染められており、古より妙薬としても使われていたようです。吉岡先生に伺った話では、紅色に染められたこの和紙は、途方もない量の紅花が必要となり毎年大変です」と語られていました。私は先生に和紙を譲って戴き、この花の作り方を習い、毎年床の花入に飾り私なりに春を待っています

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             “ 糊こぼしの香袋”です。たくさん並ぶと綺麗ですね!

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by kuyugengen | 2010-02-07 21:02 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

子供は雪の子・・・・!

   今年は4度目の積もる雪の日でした。 ちょっと恥ずかしそうですが100万ドルの笑顔でーす!

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私が金沢に来てから毎日雪が降っていて今日は一段と冷え込みを感じます。友人への手紙をポストに投函しょうと長靴を履いてちょいと出かけた帰り道のことです。ふと可愛らしい女の子・男の子が雪かきしているではありませんか!ほのぼのとした光景なので失礼して写真を撮らせてもらいました。お名前はのぞみちゃんとりんちゃんです。可愛らしい手でスコップ片手に只今奮闘中でーす!

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♪雪を踏みしめサク・さく・サク♪最近はまっている三波春夫の歌を口ずさみながらのん気な帰り道です。泉野町は小さいお子さんが少なくて可愛らしいお子さんの姿を見るとつい見つめてしまいます。北陸の人々はこうした雪との付き合いを通して辛抱強い精神が養われるのだとしみじみ感じました。今日は春を待つ金沢の日常生活のヒトコマをお伝えしました。
by kuyugengen | 2010-02-06 17:02 | よもやま話 | Comments(0)