永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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今朝も稽古は一番早くおいでになりました。S夫人は長い期間稽古に通われています。ご自分のお愉しみにと、いろいろな稽古を継続なさっています。「お幸せな人生」だナと感じます。今日は茶友への心使いにと、茶入の仕覆を完成されました。「どうでしょう!見て下さい」とお持ちになりました。完璧に出来る方なので、私は、ただ々感心するばかりです。切れ地の名称は“定家どんす”名物切れの写しです。お仕立ても丁重で、すっきりとしています。お友達もきっとお喜びになることでしょう!

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今日は「ウーオクマンに、こんなケースを作ってみました」と凝ったフランスのリボンをかがり縫いして、一枚の布にして作くられています。d0133199_115244.gif














アトリエには何人かニックネームで呼ばれている方々があります。私はそれぞれの個性を見つけて親しく呼んでいます。ちなみにこの方は「すみれちゃん」と呼んでいます。可憐な方なので強い風は避けて歩くように守ってあげたくなるような徳のある女性・・・・!私には備わっていないキャラクターなのでいつも羨ましく眺めています。
by kuyugengen | 2009-08-25 12:09 | アトリエの製作品 | Comments(0)

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娘の亜希乃が今日は網袋を携えて、アトリエに来てくれました。
お頼まれの振り出し2点です。糸の配色や組み方で作品の雰囲気も変わります。私などは目がかすんで出来ません。網袋は持ち手の部分から進んで、底の部分が最後の始末になります。ラストの底の始末は細かいので、相当慣れた人でないとできないでしょう!
このように丁重な作品が納品できるようになったのにも驚きます。しかし根をつめる仕事なので、一つ完成するたびにマッサージさんへ予約しているようです。期待もしなかった娘の成長を見るにつけ、いつしか心をほころばせている親馬鹿です。しかし手仕事の将来もどうなるかは不安です。しかし時代はどのように変化するか解りませんが、身に付いた技術は自分だけの宝物です。趣味であっても良いので、細々と楽しみながら続けて欲しいと願っています。
by kuyugengen | 2009-08-24 13:43 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

新生姜に脱帽・・・・!


今日は青山NHKの稽古日でした。ソフトバンクのお絵描きソフトが楽しい話題になり、「私にも送って!」などと、リクエストもあり“下手な絵なのに、味が良いと褒められ、味の良い絵とは、“下手”ということの上手な表現であることの意味が身にしみて理解できた日でした。「私はモミの木学園」ですから、とジョークを返して大笑いです。帰りぎわにMさんから呼び止められました。以前好物の“らっきょ”を戴いたことがありました。その味に驚き褒めたものですから、今日は「父がそのことを喜びまして」と今度は、これを持っていくように、ことずかりました」とのことです。袋の中を覗き見ると、これは又立派な新生姜・・・!前回のらっきょは、“サクサク感・味”ともに日本一と感じましたが、この新生姜も二度目の驚きです。さっそくブログに紹介しょうと、家に戻って裏の公園で葉っぱ探しです。少しおしゃれをした“生姜君”はカメラの前ではい ポーズ!今夜は玉川の花火大会です。景気のよい花火の音を聞きながら私は、リズミカルにキーボードを叩いています!

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この美しい野菜は、群馬県伊勢崎市の八十歳を過ぎるお父さんが主になり作られているようです。まず土が違う・有機農法で発酵酵素が違うとのことでした。この家の方は、頑なにそれを守ってこのような美味しい野菜を作られているそうです。主な肥料は牛糞と藁を混ぜてその中へ東京の農大が開発したと云う“匂いを分解する秘密兵器”を少し混ぜて、5年間の発酵を促すのだそうです。“違いの解るゴールド野菜!一口生姜をかじってみたら、柔らかいそして水々しいことに驚き脱帽しました。ありがとうございました。
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アトリエでの昼食です。夕べお酢に漬けた”生姜”をみなさんと相伴してみました!美味しかったでーす!こんな生姜を食べだしたら普段の生姜はなんだったのだろう!生姜は辛味までも柔らかです!
by kuyugengen | 2009-08-22 20:08 | よもやま話 | Comments(0)

アトリエのおやつ


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葉月 朝のお茶菓子は鳥取の名産二十世紀梨を輪切りにして、芯の形を打ちぬいてある“いかにも梨”の格好をしていて雰囲気のあるお菓子です。日本橋高島屋で販売していました。私も懐かしくて、久しぶりに買ってみました。梨は大和言葉では“在りの実”と呼ぶので、ここではそのように紹介したいと思います。鳥取「亀甲やさん」のお菓子です。

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三時のおやつは、水本さんの“桔梗”です。外側は外郎葛に包まれ、桔梗の花びらに型どられています。中の餡は白小豆が、ざっくりと練りこまれて、舌触りにほんのり小豆の香りが残る素晴らしい一品です。私は毎年この真白きお菓子を楽しみ顔で待っています。上質な白小豆は、稀であり、高価な品です。金沢の茶人は、こんな贅沢なお菓子を、さりげなく味わう環境にあるので、幸せに思います。ほっと一服、みなさんと和のひと時を過ごしています。
by kuyugengen | 2009-08-21 09:31 | お菓子 | Comments(0)

平茶垸の仕覆


夏休みは、個人的に作りたいものを作り楽しく過ごしました。この茶碗は先日紹介した細川さんの唐津平茶垸の袋を作ってみました。「唐津に合う切れは」と考えると「煤煙染め」がいいように思います。この切れは、幕末の堺更紗です。花柄の模様も、エキゾテックで、どこか異国の香りをかもしています。昔は煙突掃除屋さんがいて煤を集めていましたが、この頃は、生活様式の近代化で、チムチムチエリーの姿は失われました。煤を必要とする商売に携わる方々は大変です。黒染めに混ぜる為の煤、又このような更紗に用いられるグレイの染色は、昔から貴重な色の一つです。このように、ざっくりとした手織りの生地も印度で織られた品と見まごうでき栄えです。江戸更紗は刷り込み染めなので、色が抜けやすく、水に浸かっていないものが上手であると区別されています。いつしか夜になると虫の音も聞こえてきます。桔梗の花に結んで秋の到来を待っています。

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          皮鯨の茶垸の色とよく合っていますね!

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by kuyugengen | 2009-08-20 16:28 | アトリエの製作品 | Comments(0)

金沢の稽古場で、煎茶に使う「きびしょ」の仕覆が作りたいと申し出がありました。本来煎茶道具は小さく形も複雑なので、かなり上級者でなくては、理解できないと思いました。しかし是非にとのことです。製図・試し縫いを幾度か繰り返しますが、私も納得のいく製図を表す必要があり、これを好機と考えて、思考錯誤しながらの謎解きです。しかし今まで2日間のお試し製図はあっさりとボツ!今日はお昼にお茶の稽古に行き、帰ってから、半周の配分率からのやり直しです。そして2回目の試し縫いの後に、ようやく納得した図面が完成しました。私は「きびしょ」と同じ形である煎茶の「ボーフラ」でチャレンジしています。「きびしょ」とは、ある種「方言」であるかもしれませんが、後に「急須」と呼ばれて今に伝わっているようです。煎茶で親しまれている「ボーフラや涼炉」は中国では、日常酒などを暖める道具であったようです。そして江戸時代より親しまれている小品です。右と左の胴周りが極端に差があり、又底は極端に小さいので平面図を描くのは難解でした。ここ数日、自然の内に能トレを行っていたようです。そして未知なる回路も一つ開通したような気分です。歳をとっても脳の窓は限りなく開くものですね!苦心した型紙なので、写真に撮り紹介してみました。完成作品も、是非見て戴きたいナと思っています。
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このボウフラは佃先生のオリジナル一茶庵シリーズです。涼炉もセパレートでいれ筥タイプです。たぶんサイズは一定であると思うので、苦心した型紙からいくつもの仕覆が再現できると思います。
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昨日図面をおこした“ぼうふら”の本縫いを、今日は息もつかないで、夢中で作り、目もぼんやりしています。本縫いをしながら気が着いたことは、上の型紙画像に▲の頂点があります。その部分にダーツを入れて納まりやすく改良しました。切れは江戸時代の“蚊帳地”を使いました。“ぼうふら”が素焼なので、保護に合う生地であると思います。江戸時代の蚊帳は贅沢品であり、現在でも貴重品です。夜具などは、素封家でないと持てなかったからでしょう!現在残っている和更紗なども、未使用の「ゆたん・布団」などが解かれたものです。
蚊帳は夏は、虫除けになり、冬もわずかな暖を得て使われました。全て手紬の木綿で色も植物染めです。今回使った蚊帳もおそらく、藍・山桃で染められた緑であった痕跡が縫い代にあります。よく使用された生地なんでしょう!味わいのある色に変化しています。少し気分転換してから、涼炉も作りたいナと思っています。
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角度を変えて撮ってみました。シルエットは複雑でしたが、曲線に馴染んでいると思います。楽しいレッスンでした。このような涼炉のセットは、提藍の仕込み道具にも面白そうですね!
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今回制作した涼炉とボーフラのセットは、一茶庵のオリジナルです。涼炉(火をおこす部分)が“いれ筥”になっていて、小さく納められる工夫がされています。とても機能的で良い意匠です。全体の姿はこのように、普通の高さになります。
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小さく仕舞った形で仕覆を作りました。煎茶を愉しんでいる娘へのプレゼントとなりました。私はお盆の数日を気ままな針仕事をして楽しみました。
by kuyugengen | 2009-08-15 18:23 | アトリエの製作品 | Comments(0)

デジタル一眼レフの概要を教えて貰いたいと、今日はカメラマン西田氏の実家である八幡山のご自宅へと伺いました。道中の世田谷線は小さく可愛らしい昔ながらの路面電車で、三軒茶屋から下高井戸を結んでいます。車窓の景色もほのぼのと映り“いい感じです”ぼんやりと窓を眺めているとすぐに終着駅です。急いで京王線に乗り換えて、あっと云う間の到着です!お盆の東京は、人のなみも穏やかで、ご覧のように爽快です。
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突然の訪問なのに、こんなご馳走を頂戴しました。お母様がアトリエのお仲間なので気を使わせてしまったようです。スミマセン!
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      大好物の西瓜もデザートに・・・・頬がゆるみます!
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by kuyugengen | 2009-08-14 22:33 | よもやま話 | Comments(0)

美しい加賀友禅のキモノ


金沢に来るようになって、初めて「着てみたいナ」と思う“加賀友禅”のキモノに出会いました。加賀友禅は美しい彩りの中にも京友禅とは異なる土地の香りがプラスされているように思います。テクニックが高度である故にやや“くどい”印象を感じていました。この友禅は大正時代のものでしょうか?柄ゆきもすっきりしていて“下まえ”までも手の込んだ友禅染めが施されています。キモノを広げてみる度「よい色合いだナ!」と感じ心も癒されます。良い手仕事は、いつ見ても輝きがあり、何かを主張しているように感じます。

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新しもの好きの私 この所、夢中になっているものがあります。まずさっそく先月3日発売のオリンパス“ペン”を求めて、デジタル一眼レフに夢中です。面白ろついでに、今日はソフトバンクのオムニヤと云う携帯を久しぶりに新調しました。新タイプの携帯は、いろいろ楽しむ機能も多いので私は一息にマスターしました。今朝はさっそく箱屋さんに絵を描いて送信です。「理解できてますか?」とまた電話で確認でーす。「凄いですね!」と返事もあり、「安心あんしん」褒められると“緊張疲れも自動修正”できます。暑い日でしたが昼からは、散歩がてらに「コジマ電気」に行ってデジカメの勉強などして、また一つ便利な機能を習得できたようです。この2点の画像は、部屋を暗くして、ISOで光のコントロールを調整してみました。なかなか便利で利口なカメラのようです。コジマ電気のパソコンコーナーの一角で私のブログを見ながら、「この時の画像はホワイトバランスで撮ったんですヨ」と説明したりして、とても「生意気です」夜のモードも“フラッシュ無し”で写るんです”その方が雰囲気もあるように感じます。今日は三脚も購入しました。いつも忙しい店内ですが、今日は盆休でもあるのでしょう、店員さんもゆっくりモードです。私にとっては“大当たりのひと時”でした。新携帯はロック式で、カバーがないので、クッション製も考えて、自分好みのケース入れを作ってみました。なかなか“素敵ですヨ

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by kuyugengen | 2009-08-13 17:09 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

金沢は夏祭りが多いようです。今夜も素敵な灯りがほんのりと茶屋街に灯ります!片町・武蔵というにぎゃかな街は夕方まで、歩行者天国(金沢夢街道)に開放され、ソーラン踊り・ダンスなどハードな若者の演舞なども繰り広げられました。露天の催しに、白山氷を食べて長寿を願うと云う「平成版白山氷」も販売していたようです。また今年は、親鸞聖人七百五十回大遠忌にもあたり稚児行列なども行なわれました。今宵は、いろいろの行事・祭りなど盛りだくさんの金沢日和があったようです。

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茶屋街の一角に宇多須神社があります。この神社は、尾山神社の元の社であるようです。やわらかな街の灯りに目を奪われ、うっとりとしました。

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今宵は、美しい金沢美人が爽やかな浴衣姿で、列を作っり盆おどり・・・踊っています!

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お茶屋の玄関の灯りもしっと りと良い景色です。しかし昨今の不況の嵐は、この街にも浸透しています。もちろん街の努力にも限界があるでので、少しでも早く良い時代の到来を願いたいものです。

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夜の茶屋街を散策していると七稲不動尊を見つけました。この地蔵は安政の大飢きんの時に、卯立山の領民に登り殿様に向かって窮状を訴えその罪のために刑死した、七名の代表者の冥福を祈り建立された謂れのある地蔵の像です。また別名「一願不動尊」とも呼ばれて街の片隅に美しく祀られていました。頭巾や涎掛けの紅色が夜の灯りに浮かび上がり、密やかにこの街の幸せを見守っているようにも思われました。
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夜は地蔵の社もこのように、ガラス戸が閉まります。一ヶ所の窓からカメラを構えて写してみました。「如何でしょう!」今度は「昼間に来てみたいナ」と思いました。東茶屋街は裏通りの方が素敵です

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しっとりとした盆おどりを町内の方々が踊り、金沢の夜は静かに暮れゆきます。八月の稽古も済み、明日は東京に帰ろうと思っています。今回は、急ぎ足の金沢滞在記でした。
by kuyugengen | 2009-08-08 20:57 | よもやま雑宝帳 | Comments(0)

庭の花


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毎年忘れていた頃に咲く真白い紫陽花があります。葉っぱも小さいので扱いやすい花です。何処かしら「柏葉紫陽花」にも似たような花付きで、名前は、まだ解りません。何という紫陽花でしょう?

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「槿の花」も今が盛りです。花びらの中心が八重になっていて、こぼれ落ちそうです。これも名前が解りらず、「大徳寺あみ傘」ではないのかナ?などと思っています。お立ち寄りの方々にも「いい花ですね」と褒めて貰い、藤うつぎ共々さし木用に持ち帰られて、それぞれのお宅の土にも和合して、元気に成長している様子です。

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藤うつぎの花も地に移したので、大きく成長しました。薄紫の花が藤のように垂れて、品の良い品種です。花の稀なこの時節には、嬉しい茶花です。今では大木になり右に左にと扇を開いて優美な姿です。これら三種の花はいずれも、東京から移動した筥入り娘です。
by kuyugengen | 2009-08-07 13:44 | お花 | Comments(0)