永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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先日大阪千里の万国博記念公園内にある国立民族学博物館で「みんぱく・千家十職 茶の湯のものつくりと世界のわざ」と云う展覧会があり、その展覧会を見に行かれた方より図録を頂戴しました
亜細亜の素材を使った千家十職の方々のそれぞれの道での挑戦作品を愉しく拝見しました。
私も以前からそうした面白い素材で茶の湯の道具つくりを挑戦していましたので、そんなに驚きはありませんでしたが、その中で、常道の材料で作られていた袋師さんの作品の中に見たことのない“糸釜敷き”を見つけました。すっきりしていて使いやすそうな糸釜敷きは、私も使ってみたい衝動にかられて、娘にその図録を見せた所、「ちょっとやってみるヮ」と云ってくれて、先日信玄弁当に使った網袋の残り糸で、いっきに組んでくれました。「糸の太さが違うので、ちょつと波打ったみたい!でも面白かったヮ」と云って金沢に「母の日プレゼント」と称して送ってきました。加減の悪い糸で作ったわりには、良くできていて、嬉しく頂戴しました。今度は、「きちんとした糸で作ってよ!」などとと母は、もくろんでいます!

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         図録だけを見てつくった作品としては上手ですね!
        図録を頂戴したお蔭です ありがとうございました!
by kuyugengen | 2009-05-27 20:00 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

今日稽古も終わりかけた夕暮れ、紐結びが始まって「私もわたしも」と携帯ストラップや、デジタルカメラなどにも可愛らしい紐結びが始まりました。遅くまで残った方の一人が「ブログに載せてもらおうヨ!」と声もあがり「さぁて撮影会」です。伊賀の窯元の奥様は、化粧筆の"白鳳堂”そこの出版部で、一家の窯場生活 ドキュメントの特集記事が掲載され、その時の記念品として高級な化粧筆ひと揃えを戴かれたそうです。ご本人は「こんな立派な筆は使えませんヮ」と「大切に仕舞っておきたいんで・・・・!」と私に相談があり、このような「化粧筆のケース」を提案しました。たくさんの種類の筆を可愛らしく纏め そして彼女の心の思い出も そっと仕舞い込んで、楽しそうにお帰りになりました。私にとってこのような“化粧筆の袋”は始めての考案となりました。

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           下の8本の入れ物が「化粧筆」のセットです。
           ほんとうに気持ちの良い筆の感触でした!
by kuyugengen | 2009-05-26 18:23 | アトリエの製作品 | Comments(0)

茶事のお仲間・・・・!


今日茶事のお仲間から楽しかった金沢!と云う思い出写真が送付されてきました。天草3人娘です。遠路の旅にもかかわらず「嬉しかったので また来年もきますョ!」と有難いメッセージを残して金沢から京都へと旅だたれました。「私も喜んで貰えてうれしかったでーす」

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by kuyugengen | 2009-05-19 23:05 | よもやま話 | Comments(0)

兼六園の杜若・・・・!


現在金沢の花だよりは、杜若へと移ります。兼六園月見橋から虹橋の杜若は、8分咲きになりました。
新緑と古代紫二色のコントラストは日本の幸せ色ですね!兼六園は四季おりおりの風景が素晴らしい・・・・!“おいでまっし金沢”です。

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by kuyugengen | 2009-05-17 19:28 | お花 | Comments(0)

大根島の牡丹


昨日松江市の牡丹園より、自然に咲くには、時期を逸した牡丹が5鉢、今日開花するように温度管理して届きました。こう云う管理が可能になるとは、「不昧公もびっくりなさるであろう」牡丹栽培ですね!また正月などは、逆の温度管理で 「寒牡丹」として「初釜用」の茶席の花として珍重されておそらく忙しいことでしょう!私の牡丹も茶会が済むと、またそれぞれ愛好家のお宅へと居場所を移し大切に育てられます。毎年「大輪の牡丹が咲きましたョ」のメールを貰う度、嫁いだ娘が居たようなそんな気がして喜んでいます。

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by kuyugengen | 2009-05-12 09:00 | お花 | Comments(0)

連休も明けの11日に端午の茶事を愉しみました。本日の待合のお湯は端午の由来となった中国の屈原の愛した春欄を使いました。湯を注ぐと美しい春欄の花が開きます。私からの心ばかりのお祝儀です!
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今日は菖蒲節句なので、皆様をお迎えするのに、昨日より「菖蒲酒」を用意しています。菖蒲酒は菖蒲の根を刻み一中夜漬けておくとほのかな菖蒲の香が酒に移り、中々嬉しいお酒です。もう一種の酒は五月限定の生酒で群馬の島岡酒造の「淡緑」(うすみどり)です。平安の武将の太刀姿の優美から銘々され源家の名刀からの由来のようです。お育ち良いキレの素晴らしい一品のように感じました。半年近い月の茶事も無事に終わることができホットしています。 感謝!
by kuyugengen | 2009-05-11 18:36 | 茶事 | Comments(0)

今月の薄茶席のお菓子


五月の干菓子は金沢水本さんの「観世水・杜若」です。色どりも美しい干菓子ですね!

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薄茶席は、最小限に小さい茶籠の一揃いです。この茶籠と共にみなさまと愉しいひと時を過ごすことができました。
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待合の床には茶会ではあまり使用されにくい「烏天狗」の軸を掛けました。この軸は私の茶の師であった、金津滋先生の染め絵の作品で遺作です。
今回は九州天草からも三人組でお出でになり、感激しました。天狗信仰は山岳伝承・山の精霊として、祀り火伏せや旅人の安全を守る守護神でもあります。
初風炉から、初夏であれば使えると思い掛けてみました。山は萌え、葉は茂り鬱蒼とした山道は暗くさえ思えるような今の季節、人は木漏れ日をたよりにして、青葉茂れる山道を進むでしょう!旅の安全を約束する守護神として今回この軸を選び皆様をお迎えできたことは、私も、師の姿を偲ぶ“偲び草”のようでもあります。今までの人生、師から、たくさんの事柄を学びました。混沌とした世情にあっても、人に感動を与える茶の世界は、私にとって日々の糧になっています。

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表具切れには、ダイナミックな雲紋の古銀襴(仏具の打ち敷き)を用いています
by kuyugengen | 2009-05-11 18:14 | お菓子 | Comments(0)

重五の茶事

いつものことながら今日も良いお天気に恵まれました。焚き合せは「蕨鍋」を提案しました。「蕨鍋」には花山椒をたくさん被せるのが習いです。今回銭屋さんの肝入りで京都からの取り寄せとなりました。風炉の時期は、軽やかに立礼席で懐石をしょうと考えています。慣れると楽でいいものですョ!

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        強肴には季節の“粽寿司”を用意しました。

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茶事の最初は信玄弁当を用いました。今年の新しい提案として網袋を付けてみました。茶事に間に合うようにと娘は連休の時間をこれに費やし本日は、初のお目みえとなりました。皆さんにも喜んで戴いて、私も嬉しく思いました。

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床の設えは端午の飾りです。端午のいわれは、中国楚の国の国王の側近に屈原という人があり、しかし陰謀により失脚して、国を追われ命を絶ちました。その時に作ったと云う長編叙情詩「離騒」と云う名作が伝えられているようです。故国のゆく末に失望した屈原は、泊羅(べきら)に身を投げました。その遺体を洞庭湖の鯉にたとえ五月五日を命日として中国では、端午の日として供養したようです。後にその行事が魏の国より日本に伝わり日本流の「端午」となり「子供の日」となりました。亡くなった以後も屈原の政策は多くの民に惜しまれ、川には、たくさんの粽が投げ込まれたようです。五月は別名「毒月」とも呼ばれ、毒消しの魔除けに菖蒲や蓬ガジュマロの葉を門にかざし祈るようになったそうです。端午とは、月初めの丑の日の音が同じなので、五の日となっています。屈原が生涯愛でた春欄の花を雲華上人の筆「雲根欄便の面福」で本席を飾りました。私はちょっとお茶目に屈原が湖水を散歩したのでは・・・・!と想像したりして沖縄物産のペットボトル入れを使って釣り花入れにと見立てました。釣り鎖の下の飾り金具は、おそらく仏事の金具ではないでしょうか?思いがけず面白い取り合わせとなりました。

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本席の風炉釜は、季節にちなみ「大西淨林」の兜釜・水指は十六世紀南蛮縄簾・主茶碗には、引出し黒紅雪庵作・茶器は五彩の大口耳付きいずれも「お気に入り」の組合せです。古銅の風炉に懸けましたら武将の甲冑姿のようにも見えます。いにしえの茶人の美意識の凄さには今更ながら驚かされます

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藪ノ内流の風炉灰には灰型の様々はないものの、総て「藤灰」なので贅沢極まりないものです。汚さないよう丁寧に扱うようにしています。立礼席は珍しいお花が揃いましたので、花寄せをしました。川原撫子(白)羽根の木の新芽、野アザミ、丁子草、黒百合、壷珊瑚、野旬菊、宗徧薔薇(白)などです。

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銅鐸の花入には、雪持ち草です。花の時期は、美しいですね!

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by kuyugengen | 2009-05-11 17:19 | 茶事 | Comments(0)

今月のお菓子


今月のアトリエの三時は金沢水本さんの「一声」と云う主菓子です。白大納言の中に大徳寺納豆を偲ばせ外側は外郎葛で包んであり、初夏の甘みを表現できるお菓子です。銘の由来は時鳥の一声でしょう!幸せな気分に浸りました。

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この煎餅は、島根県の奥出雲の精密機械工場で考えられた煎餅です。NHKのテレビ番組で「いっぷう風変わりなお菓子工房」のようなタイトルで紹介されていたと思います。奥出雲は静かな田舎町です。
精密機械の仕事が不況のため注文も激減した時、何とか従業員を解雇したくないと思う社長のアイデアで、この煎餅ができたそうです!そして手先の器用な社員を何とか使えないか?と思考したそうです。そして近所の和菓子屋・洋菓子屋にも教えて貰い努力のすえ、この押し花の煎餅「とむの花だより」が発売されたそうです。この人々の努力のあり方にも感動しました。ピンセットで精密に押し花を挟み、野菜を練りこんだ生地の煎餅の味は、ほのかな野菜の味で包まれた丹精な作品です。目で見て楽しく、口にいれるのが愛しいような煎餅です。この煎餅は広島の姉妹工房の作品ですが、三成町本店の煎餅には、チョコレートが薄く挟んであります。どちらも素晴らしい日本茶のお菓子です。このように困った時に冷静に美しい思考ができる能力は、素晴らしい!
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「菓子工房とむ」TEL・FAX 0824-64-3220です。
「チョコレートタイプ彩色健美・美楽」
TEL0854-54-2828FAX0854-54-2045です。
“世界にひとつだけの花” 只今販路も拡大中です
日本橋「島根館」にはチョコレート味と洋菓子風のタイプがあり、「三越本店」には押し花煎餅がありました。
by kuyugengen | 2009-05-06 19:44 | お菓子 | Comments(0)

今月の稽古も今日で終わりました。先日“金比羅歌舞伎”に行き、プレゼント用にと、今では珍しくなった酒袋の材料を手に入れて懐紙挟みを作られました。少々扱いにくい材料でしたが、何とかこのように素敵に纏まりました。「お友達にすぐ送るんだ!」と云って 笑顔でお帰りになりました。

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by kuyugengen | 2009-05-01 12:07 | アトリエの製作品 | Comments(0)