永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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ここに紹介した七種の茶筥集は、私が十年をかけて復刻したアトリエ制作の  オリジナル茶筥です。
仕覆の仕事をしているので「茶筥を組み合わせる」思考はこの上もない幸せなことです。自分自身を振り返る時「こんな仕事をしてきました」と少し胸を張って云えるようにも思います。今では、稀になりました。古布と語らいも無心の時・・・・!自分にとって充実した仕事に恵まれたので、まずは幸せです。
引き続き 私のコレクション集も紹介してブログ「茶筥を愉しむ」のカテゴリーを充実させようと考えています。
by kuyugengen | 2009-01-30 16:29 | 茶筥・茶器を愉しむ

菊かさね雲錦蒔絵茶筥


この茶筥の本歌を見る機会に恵まれ何とかこの美しい茶筥を復元できないものかと、私の存知よりの指物師と相談して苦労のすえ生まれた茶筥です。私の持ち物らしく蒔絵も布の文様を花びらの中に意匠したりと ・秋使える茶筥となりました。仕覆は紫紺染め生紬 江戸切れです。

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茶碗 高麗御本(松葉色網袋)八角春草・秋草蒔絵(紅地和蘭間道) 茶筅筒 嵯峨蒔絵
茶巾筒 南鐐網目切出し オリジナル 茶杓 芋の葉 オリジナル
by kuyugengen | 2009-01-30 16:05 | 茶筥・茶器を愉しむ

茶通木地茶筥


こちらで紹介する茶通筥は埋もれ木と黒柿の寄せ木で組み合わせた茶通筥です。茶通筥の点前にのみ使用するのでは、もったいないので、私は小ふりの茶筥として愉しんでいます。木地の持つ温かみや木目の美しさに、魅力を感じ、このような可愛らしい茶通茶筥を提案しています。蓋も出会い桟蓋という古い携帯の侘びた蓋の様式を再現しています。中の道具も、寸法も良くお気に入りのものが手に入ったりすると嬉しいものです

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茶通の仕覆(馬蹄繋ぎ八方相紋純子)小筒茶わん 松ケ枝不入 和紙張り貫き(弁柄染め蚊帳地)棗 一閑合口に吹き寄せ蒔絵(屋根瓦紋柿渋染め)茶筅筒 一閑秋埜蒔絵・茶巾筒同じくオリジナル
by kuyugengen | 2009-01-28 16:47 | 茶筥・茶器を愉しむ

蛤かさね茶筥


蛤を重ねた意匠の茶筥です。研ぎ出し蒔絵をすっきりと施した蒔絵茶筥 オリジナル作品です。檜の曲げ板を三枚重ねて、少しづつ曲げて、本体の形をつくった茶筥です。

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茶筥の仕覆(和蘭写し格子間道)天啓赤絵写し小茶碗 銘はてな(加藤静允)
この茶碗は天啓に見まごう出来の茶碗であったのでその銘がついたのでは・・・・と思っています。
茶碗の仕覆は18C古渡り更紗  松葉グリーンの地色は更紗には少なく稀なものです。
長棗 若草のうたを蒔絵したオリジナル棗です。
曇るぞよ 雨ふらぬうちに摘んでこむ  栂ノ尾山の春の若草  
(不昧公の御詩を字行蒔絵した作品です) 仕覆は赤地丸紋印金
茶筅筒 黒字螺鈿巻き 茶巾筒 時代籃胎 茶杓は黒柿笹型 (象牙は高額になりますので、黒柿で作ってみました)
by kuyugengen | 2009-01-26 14:57 | 茶筥・茶器を愉しむ

黒柿論語茶筥


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この茶筥を創るきっかけになったのは、古い茶筥に出会い復刻したと思う茶筥がありました。シンプルな中に気品をそなえているこの茶筥はよく見ると胴体にゆるやかなカーブがあり、太鼓の胴になっています。角の縁取りにも唐草蒔絵があり、蓋を開けますと「論語蒔絵」が現れます。おそらく不昧公の好みではないかと推察されます。さっそく試みましたが、硬い黒柿にゆるやかなカーブをつけるのは思いの他 難しく何とか1個だけできあがりました。私の仕事をしてくれる職方は、何でも心よく挑戦してくれますが、このカーブだけは 「もう創りたくない」と云わせた労作です。茶筥を開くと、いろいろ思考したことなど懐かしく思い出されるものです。松葉色に江戸時代のアップリケと縫いを施した、牡丹と雲文様の打ちかけを使った仕覆です。
 
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茶碗 佐野長寛の和紙張り貫き (網袋)替え碗 了入赤(古金襴)棗千筋に唐草蒔絵(江戸小紋生紬) 一服茶入 九谷八郎手赤絵分銅 (弥平間道)香合キンマ18C茶筅筒時代木賊兎
茶巾筒古九谷青磁 (網袋片身変わり)茶杓 蓮の葉 トルコ花織り(桜材で作る)

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by kuyugengen | 2009-01-20 14:56 | 茶筥・茶器を愉しむ

桐木地茶筥の新しい装い


18Cシャム更紗の袋
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茶碗 瀬戸祥瑞 山本半助 ジャワ更紗19C 黒柿小棗 紺地小花紋ペルシャ錦 染付長茶入
象牙の菊紋の蓋を添える
ジャワ更紗19C 振り出しべネチャ硝子を見立てる 茶筅筒と茶巾筒は一閑オリジナル
          茶杓は福田利浩  黒柿笹型 ジャワ更紗19C

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一つの茶筥を煎茶道具を仕組んだり、抹茶の物を組んだりと愉しみを深めるのも良いでしょう
     

      
     
by kuyugengen | 2009-01-16 14:11 | 茶筥・茶器を愉しむ

一房花卉紋ペルシャ錦(オリジナル制作織物)

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茶碗 安食ひろ(小茶碗)18C古渡り更紗 棗 紅雪庵和紙 張り貫き 幕末和更紗菊・桐紋
振り出し  海田曲巷瓢箪に蜻蛉の絵 煤竹網 オリジナル茶巾筒 一閑弁柄 
オリジナル茶杓 羽根型福田利浩 袋大正和更紗

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黒柿の木地に蘇芳色をめざして染めてから指物に入りました しかしコンスタントに染まらないことに気が付きあまり追加で作ることはできませんでした。木の持つ特質により色がたまたま入るようです。いろいろやってみなければ解らないことが沢山あるものです。時を経た本歌の黒柿蘇芳染めは、現在では、紫色に変化しています。不思議ですね!
by kuyugengen | 2009-01-16 12:48 | 茶筥・茶器を愉しむ

薄茶席の掛軸・・・・!


薄茶席の軸は「鶏鳴にして起き 慈々として善を成す」という孟子の言葉頼山陽の一行です。文人好み表具ですが、立礼席には映えるものです。新年は鶏旦とも云い、正月に、適した座右であると思います。
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by kuyugengen | 2009-01-16 11:50 | 茶事

茶飯釜の茶事・・・!

粉雪のまいちる金沢の茶事には、茶飯釜は似合っています。お客さまの前で、ご飯を炊きながらの茶事は極寒ならではの、おもてなしです。私はこのように米袋として大津袋を使用しています。「金沢へ来て良かったワ!」と有り難いお言葉も返り私も嬉しいお相伴です。一垸のお茶を戴くことにより 東京・金沢 お仲間の心も一つになったようです。

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新年丑歳の八寸には、加藤静允作 吹き墨の皿です。愛嬌ある丑の図に海・山の幸を盛り込みました。季節を愛でる器が一つ入ることで、茶事の愉しみも一層深まります。八寸は数の子と加賀野菜 香り高い芹を結んであります。

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薄茶席のお菓子も金沢では、注文できるので、できたてをいただく事ができます。主菓子以上に幸せなことですね!若松煎餅 笹結び 鱗鶴の三種を注文しました。

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       お濃茶を飲み回して幸せなひと時です。

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       濃茶のお菓子は水本さんの花びら餅です。


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by kuyugengen | 2009-01-12 19:37 | 茶事

雪の中の初釜・・・・!

毎日よいお天気でしたが、今日は薄っすらと雪景色・・・・!雪かきから始まった初釜でしたが、それも金沢らしい冬のご馳走・・・・!風情のある茶会となりました。玄関の椿 紅妙蓮寺も綿帽子をかぶりながら、皆様をお迎えしました。

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本席の床は狩野晴々院の日の出の図 花入は古銅耳付き 蛇の目松と千両 を入れる。

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初釜の強肴に二段重を使いました。各々の段には、焼き物と手鞠寿司を盛り込みました。

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         お重に紐飾りをして席中に飾るのも、私らしい演出の提案です。
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椀盛として、鱈の白子鍋を席中で作りました。刻み葱とレッドペッパーに梅生姜を加えて味を調えました。ほんのりピンク色で血の気のある白子が上物で、中々手に入らない食材のようです。美味しさにもびっくり・・・!とろみのある葛仕立てなので、体も温まりました。

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by kuyugengen | 2009-01-12 19:17 | 茶事