永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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今日は稽古をしながら、来月の観桜茶会の「待合の飾り物」を用意しています。大鼓の鼓を外したものを、お囃子の先生より頂戴しました。それに娘が紐をかけて飾り結びをしてくれました。今日は又それに合わせて、小品で彩りの良い 継ぎ紙を S婦人より戴きました。その方とは、長ーいお付き合いです。そしてまた ふた周りも上のねずみさんです。(可愛らしい方です)日ごろのご趣味が、まさに 公家のよう・・・・!自作で紙を拵えて 名筆にて、詩を書きといった具合です。そんな やんどころなき方よりの贈りものです。
何やらどこからともなく 大鼓の音が聞こえてくるような 夕暮れでございます。
   むかし たれ   かかる さくらの はなうえて
        よしのを  はるの やまと  なしけむ

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by kuyugengen | 2008-03-26 16:19 | よもやま話

人形を片付けようと思いながら、先日らいパソコンのフォルダの整理にと、H18年度の日記(金沢の家を建築するまで)の記録・・・心境・・・不安に思う未来の事など書かれていて読んでいると、人ごとであるかのように面白く感じました。今書きはじめているエッセイの材料にでもしょうと丹念に写しとっています。人は案外不安であった時の心境すらも忘れがちなものだと、深く痛感しました。そして現在の成長にすら気づかないという事実にも驚きます。今日は天気もよく、人形を片付けようとしている時、ご近所の興味のある奥様方が「ぜひ見せて欲しいわぁ」と嬉しい6人の来客がありました。ゆっくりとお茶を飲みながら、人形の時代切れについてお話をしたりして、人形にとっても嬉しいお相伴の時となりました。そしてまた来月の観桜茶会の支度も少し考えたりして、ゆっくりとした 時を過ごしました。風の便りも春の匂いがします。中国の故事によれば“九九の小寒”の頃です。奈良東大寺さんのお松明もクライマックスの日ですね!私もそれに習い “糊こぼし”を模した椿の香袋を飾ったりして、お日和のよい 楽しい一日を過ごしました。

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by kuyugengen | 2008-03-12 17:41 | よもやま話

今月 二回目の雛茶事も無事に済ませました。今月の干菓子は、水本さんの「さほひめ、蕨、胡蝶」の三種の注文菓子です。水本さんにお願いしました。できたての干菓子は、東京では味わえないものです。昨今は駅に着いたとたんに地方の名店が目に飛び込み「買ってくることない」と思うことも、シバシバです。 地方でのみ味わう美味しさもあるようにも感じます。柔らかな干菓子は、お客さまにも 好評で私も嬉しく思いました。子の字の語源”を菓子器の意匠に取り入れられたことは嬉しいことでした。

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by kuyugengen | 2008-03-10 09:21 | お菓子

昨日は2回目のひいな茶事がありました。
小服碗も茶事で使う時は「小福茶碗」となります。
蛤かさねのオリジナル茶筥を使い一足春い春がきたようです。

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by kuyugengen | 2008-03-10 09:16 | 茶事

藪の内流には弥生の茶事の中に珍しい“ひいなの点前”があります。私も挑戦してみましたが手かずも多く、「急ぎ働き」では覚えられません。しかしその雰囲気は、お客さまにもお伝えしたく又捨てがたきお点前です。そうした私の未熟な経緯もあり、自分流の簡単な雛点前を編みました。還暦のことでもあり、思い切って古い金更紗に鋏を入れ、出し帛紗として用意し、菱形に置き合わせをして、飾りました。水指の蓋も菱が正面にある蓋を選び、薮の内好みの(布袋に面取った長板)の上に、最初からお飾りをすると云う段取りです。やはり稽古は昔より同じことを繰り返す“積み重ね”が大切です。「急場しのぎでは駄目ですよ!」と家元さまにお叱りを受けそうな気がします。来年こそは、本歌である菱飾りの点前ができるようにがんばりたいと反省しています。

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by kuyugengen | 2008-03-06 14:41 | 茶事

埜弁当は、元禄時代の物で、コンデションも良く美しい手箱のような貴品を感じます。内側に施されてる“梨地蒔絵”も一段づつ表現も異なり“いい仕事ですね”手間暇を惜しまず作られた一品です。本来は、春草 秋草と用意されていたのでしょう!現在では、私のように何とか春秋をも、表現しょうと労する者は、「手元不如意と云うこと」そんなささやきも聞こえてくるようです。しかし「私もいつまで茶事ができるでしょう」今の一会に、たくさんのことを表現して回数を踏むのが“価値”(カチ)やと、だじゃれを云ったりしている昨今です。

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by kuyugengen | 2008-03-06 14:13 | 茶事

彼はお利口な人で、私とは、弟のような間柄 です。長い付き合いで大切な友人の一人です。年は私より、少し若く、お茶暦は先輩です。お互いに藪の内流とは云えず「やぶ薬師」のようなものです。その友人より、今日は珍しく、解かりやすいメッセージが届きました。「うかうか三十・・・きょうきょう四十・・・・どきどき五十・・・・・わくわく六十・・・・・・!」いつも理のかった難しいメッセージが届きますが・・・・今日は理解しやすく心に響きました。私の「わくわく還暦」を、みすかされてしまったようです。本日の道具組みの中にも驚かしの茶入を使いました。不昧公の塗師でありました、不入作 長瓢形茶入細川家伝来の茶入の写しで張り貫です。
(重々しくお点前をして席中を驚かせました。袋も紅花の“泣いた”古ちりめんに刺繍が施してあり、まさに還暦使用の袋です。紅花の場合は退色したとは云わず“泣く”と呼ばれています。ゆかしい大和言葉ですね。ここで、わくわく六十の表情をお伝えします。

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by kuyugengen | 2008-03-04 21:50 | 茶事

本日この日のために“子の字”の語源を、字行で蒔絵を施して、オリジナルの菓子器として、できあがりました。形は私の職方の木地師、塗りと蒔絵は加賀漆司”能作”で制作しました。
子の字の語源は、玄を二つ並べて冠にして、下に子を書きいて“悶える”の意です。当用漢字では、下の字である「子」の字のみ、表されています。息子が篆刻をしていますので、文字の意匠をお願いしました。昨年の亥まで、地の底からの悪い事柄も表われました。今年より序所に良い方向に変化して行くであろうと言う風水から来る語源です。もちろん内側は、くすみのある朱色です。
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by kuyugengen | 2008-03-04 18:41 | 茶事

ひいなの茶事のお菓子は、菓子の司水本さんの「雛小袖」襲の色目も美しい“蓬餡”のお菓子です。菱の木皿でおもてなしをして「雛手点前」を自分流にアレンジしてご披露しました。

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by kuyugengen | 2008-03-04 18:30 | お菓子

待合の床飾りも玄関も、人形でいっぱいです。家のあちこちも今まで収集した人形たちが、楽しい出番を待っていました。今年は健康でしたので、がんばってこのように、人形たちも総出となりました。掛軸は花柳正太郎筆の「人気きつね」です。

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by kuyugengen | 2008-03-03 22:18 | 茶事