永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

カテゴリ:茶筥・茶器を愉しむ( 17 )

時代藤組茶籠の拵え


        茶籠の中は小宇宙です。力強い小品が詰っています!

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時代藤組茶籠を見つけて、好みの仕覆を拵えました。切れ地はジャワの浮き織り19世紀の織物です。色もコンデションも良質で、異国情緒を感じる織物です。籠の紐も「細手の高麗組」を新調しましたので、ちょっとおしゃれになりました。

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この藤組籠は、江戸時代のものでしょう!サイズも小振りなので程よい“旅持ち籠”と云えるでしょう!中に納められている道具組みも春爛漫の組合わせです。遠方より来る客人と共に兼六園のお花見への一服に携えようと、ひと飛び早い春を愉しんでいます。

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茶わん・松ヶ枝不入(張りぬき筒)茶器・不入(瓢型張りぬき)香合(時代蒔絵小品)茶筅筒(黒柿に桜蒔絵)
茶筅筒(了入串団子)振り出し(御室窯)茶杓・時代象牙
藤組籠の中の道具も時代と季節がマッチして、愉しいひと揃えとなりました。茶碗・網袋・茶器・ヨーロッパ更紗(蝋引き)・香合・和更紗・茶杓・印度ストライプ

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籠の内張りは堺更紗幕末で大胆な文様の和更紗です。籠の中には、エキゾチックな花が咲いているようです!籠の内張りには、意表をつく意匠が、愉しみ心をそそります。

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茶巾筒は了入作の串団子文様、緑釉の色が綺麗です。振り出しは「御室窯」何だか「あくびちゃん」が飛びだしてきそうな形です。口は小さくても、それに会う振り出し用のお菓子もあるので驚きます。例えば和久傳の「艶ほくろ・福井大黒屋の彩花糖」などは、それにはお出会いのように感じます。

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張りぬきの名人である松ヶ枝不入作の筒茶わんです。和紙の張りぬきは江戸時代から明治にかけて流行しましたが、茶籠の“仕込み茶わん”として持ち歩くには、たな心を心得たる名品です。茶わんを手にした時の軽さにも驚きがあり、見て感心、持って驚き二度のサプライズが嬉しい茶器です。茶筅筒は黒柿の材に桜蒔絵を施した作品です。もったいないほど細密な蒔絵の仕事です。

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香合は草花文極小の可愛らしい作品です。茶杓は象牙芋の葉茶杓、時代の香りを感じる嬉しい作品です。
私の茶籠収集の中には、藤組茶籠がなかったので、縁あったこの収集品を「茶筥・茶器を愉しむ」のカテゴリーの中に追加しました。今回の写真は、私のつたない画像となりましたこと お許しください
by kuyugengen | 2009-09-05 16:08 | 茶筥・茶器を愉しむ

永井百合子のオリジナル茶筥・コレクション茶筥・茶籠を少しづつ紹介しました。
美しい写真画像をカメラマン西田伸夫氏に撮って戴きました。ブログの中で私の集大成を紹介することができ嬉しく思いました。縁あって見ていただく方々に少しの時間でもホットしていただく事ができましたら嬉しく思います。
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by kuyugengen | 2009-02-02 14:18 | 茶筥・茶器を愉しむ

このキャピタン茶筥は気持ち大振りなので、本来の茶筥として使うのは無理です。私の主催する降誕茶会も常例になったので、使う茶道具を収納してみました。すべて普通寸法の茶器が隙間なく納められるので茶筥の中のように美しいものです。昨年のクリスマス茶会では、蔓付きの干し葡萄を抹茶のお供として使いました。キリストの儀式と茶道の点前が共通しているように思えます。

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仕覆は十字文様のステッチの切れです。茶碗安食ひろバカラ塩釉
(ヨーロッパ更紗)
中次クルス蒔絵(19Cモール六の花)聖書の香合(18C金更紗)
茶筅筒螺鈿茶巾筒
茶巾筒一閑弁柄 茶杓象牙(サンタがソリでやって来た)をイメージ 
(ジャワ更紗)
象牙の茶杓に合う ものにしたいと思い、和紙の筒を作り切れを張り茶杓筒を拵えました。

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by kuyugengen | 2009-02-02 10:16 | 茶筥・茶器を愉しむ

瓢型紙縒り茶筥


この茶筥は朱の美しい茶筥です。テクニックのある紙縒りで、模った茶筥です。
茶筥の中でも極普通寸の茶碗が納められるので、リビングでのお茶や、つづき薄などにも愉しめるように思います。私は、斬新な瓢の蓋に古布の縫い取りの部分を旨く利用して、干菓子器に転用したりしています。

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仕覆は和蘭草花紋(幕末)黒楽 佐伯六助(古縮緬片身替り)茶器 夜桜(紫壽文字小紋)茶筅筒 煤竹網込み 茶巾筒一閑朱 茶杓黒柿(出雲)ひとまず組んでみましたが、これからの出会い待ちといった茶筥です。

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by kuyugengen | 2009-02-02 09:56 | 茶筥・茶器を愉しむ

虫売り茶籠


この茶籠に出会った時、心の中にハッとした驚きを感じたのを思い出します。高貴な方が、そっとこの籠の中に「虫を入れて愉しまれたのだろうか 今は、さだかではありません。しかしこの籠は可愛らしい!  茶事に使う茶籠にすれば、初夏に野山に持って行き、いっ服いただきたいものです。私は時おり、初秋になると 懐石の八寸などにも使い席中“ワァ”と 歓声が上がります。鹿皮の紐にも小紋の染めがあり、おしゃれな心意気を感じます。仕覆も籠のイメージをそこなわないように、紗と麻の小袖切れを二枚重ねて涼しげに表現しました。

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この茶籠は中が揃っていなかったので、籠のサイズに合わせて18Cバカラ茶碗を見立てました。
一服茶入には乾隆キセ硝子仕覆は(ロシア更紗)茶巾筒に加賀の指貫を太くして茶巾ホルダに見立てました。茶杓は黒柿の笹の葉でオリジナルです。網袋は湿りのある茶碗などに使用すると、便利に使えます。茶筅筒を撮り忘れていましたが、煤竹の網込みが用意してありました。茶杓もはみ出ますので差込型を作りたいナと気がつきました。いろいろ考えて自由に変えるのが茶籠の愉しみです。

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by kuyugengen | 2009-02-02 08:59 | 茶筥・茶器を愉しむ

唐物七宝網代茶籠

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今では、あまり再現されていない「七宝網代網み」の美しい茶籠です。少しサイズも大きめなので、組み合わせのバリエーションにも愉しみがあります。古い茶籠ですが、角にも傷みがなく、よいコンデションで現在まで保存されています。仕覆も松葉色の珍しい牡丹唐草 和更紗(幕末)に制作された堺更紗です。

籠の裏張りはジャワの金更紗です。少し金も落ち着き、静かな雰囲気をかもしだしています。
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李朝硬手平、二代竹泉秋草(仕覆 和物間道 裏 人形手更紗)(白地草花紋更紗)旦入赤楽
高蒔絵菊尽くし(紺地時代どんす)振り出し(時代ふくべ)網袋金茶 香袋トルコ 
茶巾筒南鐐 松竹梅透かし 茶筅筒武蔵野蒔絵 茶杓 象牙 薬匙
by kuyugengen | 2009-02-01 14:02 | 茶筥・茶器を愉しむ
手の平に収まる茶籠です。この茶籠は、私も見たことがない小さい茶籠のセットです。しかし中の道具は吟味されたひと揃いです。背筋をただして拝見したくなる道具組みです。籠の仕覆は堺更紗幕末 コンデションの良い 水に浸かっていない布です。
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籠の内張りは、18C印度茜地草花紋 筒茶垸青磁狂言袴(カピタン縞) 象牙茶杓  和更紗
なつめ八橋蒔絵 (時代繻珍)一服茶入(御室仁清)香合(軍配型)竹に一閑(秋埜蒔絵)
茶巾筒(南鐐切出し編み目)時代網袋  籠の紐も七宝の留め金具も時代のまま付け替えられていなくて、嬉しいものです。道具は縁のものとは良くいったものです。

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by kuyugengen | 2009-02-01 13:15 | 茶筥・茶器を愉しむ

ここに紹介した七種の茶筥集は、私が十年をかけて復刻したアトリエ制作の  オリジナル茶筥です。
仕覆の仕事をしているので「茶筥を組み合わせる」思考はこの上もない幸せなことです。自分自身を振り返る時「こんな仕事をしてきました」と少し胸を張って云えるようにも思います。今では、稀になりました。古布と語らいも無心の時・・・・!自分にとって充実した仕事に恵まれたので、まずは幸せです。
引き続き 私のコレクション集も紹介してブログ「茶筥を愉しむ」のカテゴリーを充実させようと考えています。
by kuyugengen | 2009-01-30 16:29 | 茶筥・茶器を愉しむ

菊かさね雲錦蒔絵茶筥


この茶筥の本歌を見る機会に恵まれ何とかこの美しい茶筥を復元できないものかと、私の存知よりの指物師と相談して苦労のすえ生まれた茶筥です。私の持ち物らしく蒔絵も布の文様を花びらの中に意匠したりと ・秋使える茶筥となりました。仕覆は紫紺染め生紬 江戸切れです。

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茶碗 高麗御本(松葉色網袋)八角春草・秋草蒔絵(紅地和蘭間道) 茶筅筒 嵯峨蒔絵
茶巾筒 南鐐網目切出し オリジナル 茶杓 芋の葉 オリジナル
by kuyugengen | 2009-01-30 16:05 | 茶筥・茶器を愉しむ

茶通木地茶筥


こちらで紹介する茶通筥は埋もれ木と黒柿の寄せ木で組み合わせた茶通筥です。茶通筥の点前にのみ使用するのでは、もったいないので、私は小ふりの茶筥として愉しんでいます。木地の持つ温かみや木目の美しさに、魅力を感じ、このような可愛らしい茶通茶筥を提案しています。蓋も出会い桟蓋という古い携帯の侘びた蓋の様式を再現しています。中の道具も、寸法も良くお気に入りのものが手に入ったりすると嬉しいものです

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茶通の仕覆(馬蹄繋ぎ八方相紋純子)小筒茶わん 松ケ枝不入 和紙張り貫き(弁柄染め蚊帳地)棗 一閑合口に吹き寄せ蒔絵(屋根瓦紋柿渋染め)茶筅筒 一閑秋埜蒔絵・茶巾筒同じくオリジナル
by kuyugengen | 2009-01-28 16:47 | 茶筥・茶器を愉しむ