永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

カテゴリ:仕覆ってなんだろう!( 140 )

アトリエの作品

   久しぶりに6月のアトリエの方々の完成作品を選び紹介します。


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大胆な文様の仕覆のベテランの方の作品、“はぎ合わせ”です。現代の切れで一つの意匠をつくる手法は、現代の楽しみと言えるでしょう。シルエットも美しい作品で嬉しい!






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香炉の仕覆は底が三つ足なので底は、三角の型の製図になります。縮緬のキモノ地を選び製図を纏めてあります。綺麗な仕覆ですね。なんでも製図できる方で熟練の技です。



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骨董店で奉公されている方の作品ですが、仕覆を知り理解したいという意向で、茶の仕覆を一貫して外包み・中詰め・枕までの仕立を体験されました。男性ですが、中々器用な方でとても真剣に取り組まれました。彼曰く「中々に難しい!」ということが理解できたようですが、楽しく学ばれて良かったと思いました。日常美術品を扱う仕事なので流石に勘処も違います。



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能の(おもて)を入れる袋は表と裏の間に綿を多めに忍ばせて(おもて)の保護が大切になる袋です。おもて)そのものの、当たる位置にも綿を入れた覆いを創るので以外と難しい仕立です。明治の(しゅ)(ちん)切れを使い無事に品格のある袋が完成しました。



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江戸時代の錦、美しい植物染の切れで、豪華な数寄屋袋を仕立られました。お使いになるTPOで使い分けるのも素敵ですね!幕末の手織りの布はとても複雑な糸の組織で見るたび感心する織物です。いつまでも大切にお使い下さい。


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久しぶりの御所籠を創られた方がありました。切地は、私のオリジナルの文様で辰年の時の作品です。藤色の地色に()(りゅう)・雨龍と呼ばれる龍の子供の文様です。初めてのお手作りだったので、時間をかけてその時間を楽しまれました。今日は完成だったので満面の笑顔でお帰りになりました。






by kuyugengen | 2019-07-02 00:08 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

丸く大きなバック考

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以前月島へ通って居られた方が遊びにお出でになり、楽しいひと時を過ごしました。私とその方は気のおけない間柄です。時々「来ませんか?」と誘うと大概来て下さるので有難いことです。食事をして帰る時、便利そうなバッグが目に留まり。「いいね!」と思い拝見、型紙を教えて貰う。そんな訳で収納力のある軽い布性のバックを創りました。「中々おしゃれな手提げ」です。中のポケットも大きくして、D鐶も2個付けて完成です。稽古が休みの時も規則正しく生活をしていないと老いに負けそうになる。5時までは、充実の時間を保つよう心がけています。生きている限り、怠けていると全てが衰える。そんな周りの人を見ているので“好奇心旺盛”に学んでいます。ミシンのスピードはないが集中力もあり手縫いは、とても良いリハビリになるようです。



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金具の付いた“クラッチバッグ”は、現在思考している途中の作品で完成品ではありません。セカンドバッグとしては、軽く収納も良いタイプです。試作する場合は、幾つか創ってみないと完成品にはなりません。女性は、兎角バッグが好き!幾つあっても欲しいものです。身近に置くことで、満足感が生まれるものです。厚みのあるしっかりした生地を選ぶことが重要です。



by kuyugengen | 2019-06-08 16:42 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

仕覆を紹介します。


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5組のアンティークのヴェネツィアングラスとお揃いのトレーに仕覆をつけてみました。自分の持ち物には仕覆が作れず全く紺屋の白袴です。トレーには、今世紀の更紗に包み、グラスには緋色の古縮緬を付けてまず保護になるように考えて完成です。中々良い感じです。


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お茶の仕覆は、筆洗型です。シルエットも自然で上手に仕上がっています。この作品を創られた方は、手先が器用でいつも静かに制作に打ち込んでおられます。縞目も揃い美しい仕覆ですね。



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by kuyugengen | 2019-02-19 19:48 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

アトリエの仕事始め

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得意分野を生かして、さまざまな作品を思考する中に結びがあり、新年のふさわしいリースを創りました。工夫を凝らしたリースは美しいですね。



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亜希乃先生の仕事始めは茶筥の中の網袋・茶巾筒は小さいものなので、つがり糸も極細手に打ち丁寧に組んでいます。振り出しは少し大きくなるので、かがり糸も少し太めにと年々新しい工夫をふやしているようです。日本の伝統文化を守ることは大切です。



by kuyugengen | 2019-01-07 09:21 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

納めの稽古

今日で月島の稽古も無事に納めの日を迎えました。制作された作品を少し紹介します。抹茶垸の仕覆は明治期の出雲地方の農家の人の手機で織った残糸を一枚の布にして野良着などにした生地で凹凸もあり、素朴な美しさがあります。能楽のばち袋を創られた方は、先日数珠入れをいくつも作られた方の残りの裂で、二人のお嬢さまへのお形見を創られました。一本の角帯を使い切り有意義な作品となりました。茶入の仕覆は、干支の裂を使い来年還暦茶会の茶筥の中の茶器袋として完成されました。茶筥の仕覆から作り始めて中の道具にも思いを込めての完成品の数々となりました。


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カメラが趣味のお主人のお手元供養の袋にはカメラの形を提案して今日の完成となりました。確かに笑みがこぼれる供養かもしれませんね!




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by kuyugengen | 2018-12-25 16:27 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

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梅のふくらむ晴天の下、新宿御苑の茶室を使い針供養の会を行いました。その中に濃茶・薄茶・香席を設けた豪華な展観があったので回想の纏めとして紹介しました。毎回の展覧は形を変えながらの思考の会でした。香席を御家流のお仲間の方に、私は薄茶席を持ち宋時代四耳壷の両脇の耳に紐を飾りユニークな設えを愉しみました。そして濃茶席広間は裏千家業躰・藤谷先生に協力をお願いしました。それぞれに見どころの多い春の1日を過ごしました。


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この年は私の干支である子歳の春、時代切れの人形や子に因む軸飾りなども愉しみました。待合席には青竹を組み、野の花を挿し贅沢な構成でした



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何回か青竹を演出に使つています。それは千葉の山から竹を切り出してもらったものです。青竹は色があせやすく笹はしおれやすい、青々と色を持たせる為の色止めを施してあります。ほんの数日の愉しみの為ですが心を砕いて頂いた親切は忘れない記憶の中に残っています。




by kuyugengen | 2018-12-08 06:28 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

展覧会の想い出

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若い頃は23年に1度の見ごたえのある展覧会を主催しました。それぞれ記憶の中にある会は季節に恵まれ、環境も素晴らしく、いずれの会を思い出しても満足ある仕事でした。アーカイブスとなった画像集も選びパソコン内でデジタル保存しています。今回紹介する画像は、(しょう)()(えん)での展示会です。文京区にあり椿山荘に隣接していて6000坪の敷地をもち、回遊式庭園に囲まれた旧田中伯爵邸で時折ロケや催事が行われていますが一応非公開の建物です。(しょう)()(えん)は四季折々植物の美しい森の中に居るような建築物です。




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銀座日産ギャラリーでの展覧会のスナップ写真も紹介します。大きな会場を彩る作品展を主催するのは労力の要ることでした。若いというエネルギーは驚くべきことです。回数は多くありませんが毎回真剣勝負できたと思います。今年は静かに、いろいろな思い出を回想した年の瀬となりました。振り返り思うと確かに一期一会の夢を叶え多くの方々に支えられた幸せが残っています。感謝




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by kuyugengen | 2018-12-06 20:07 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

宝尽くし文様の話

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古来より伝わる文様の中に“宝尽くし”という言葉があります。32種にのぼる目出度い文様の中で意味の解らない文様もあり良く聞かれます。如意宝珠は願いを叶える不思議な球・(ほう)(やく)は宝箱を開く鍵・打ち出の小槌・富の象徴・隠れ蓑・鬼や天狗の持ち物で姿が見えなくなる。丁子は和の薫り・宝巻・宗教芸能の台本・分銅は物を測る器具などなど、そして「尽し文様」とは、テーマをもとにそれに関わるモチーフを集めて文様にしたものを指していますこれらの文様は昔も今も、すたれない文様として珍重されています。亥年の意匠も亀甲型をベースにした松葉の中に亥が入り宝尽くしが一つずつ入っている名物文様に纏めています。


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by kuyugengen | 2018-11-15 18:01 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)
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例年11月いっぱい帛紗の販売がありますが、今年は1カ月早くラストオーダーの日が近づきました。いつも小袱紗のみ大きい文様の帛紗を創っていましたが、大袱紗を使う方々にもサービスしようと40枚限定で急遽創りました。これは型となる紋紙の変更をしなければならないので職人さんに、面倒を掛けました。後20枚位残っています。購入希望の方は、電話又はブログ記事の中でコメント欄をつくりましたのでお問い合わせ下さい。



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常連のお客さまの中には、帯を創って欲しいとの要望もあり、これも紋紙の変更をして制作しました。帯裏もオーダーなので締め良い帯となっています。



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by kuyugengen | 2018-11-01 10:43 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(1)

干支切れで茶筥の仕覆を

昨日は、稽古日の予定ではなかったですが、休日ということもあり希望者4人で、たのしく稽古しました。茶筥のセットも外包みと棗の仕上げを完成しました。ご自身の還暦のお祝いの茶事の為に頑張られています。記念日があるのも良いものですね。来年の干支亥の文様「宝尽くし松葉亀甲にウリ坊」の文様なのでご馳走になります。棗の裂は、お手持ちの思い出のある布緒の色とよくあっています。




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by kuyugengen | 2018-10-09 15:52 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)