永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

カテゴリ:仕覆ってなんだろう!( 135 )

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梅のふくらむ晴天の下、新宿御苑の茶室を使い針供養の会を行いました。その中に濃茶・薄茶・香席を設けた豪華な展観があったので回想の纏めとして紹介しました。毎回の展覧は形を変えながらの思考の会でした。香席を御家流のお仲間の方に、私は薄茶席を持ち宋時代四耳壷の両脇の耳に紐を飾りユニークな設えを愉しみました。そして濃茶席広間は裏千家業躰・藤谷先生に協力をお願いしました。それぞれに見どころの多い春の1日を過ごしました。


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この年は私の干支である子歳の春、時代切れの人形や子に因む軸飾りなども愉しみました。待合席には青竹を組み、野の花を挿し贅沢な構成でした



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何回か青竹を演出に使つています。それは千葉の山から竹を切り出してもらったものです。青竹は色があせやすく笹はしおれやすい、青々と色を持たせる為の色止めを施してあります。ほんの数日の愉しみの為ですが心を砕いて頂いた親切は忘れない記憶の中に残っています。




by kuyugengen | 2018-12-08 06:28 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

展覧会の想い出

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若い頃は23年に1度の見ごたえのある展覧会を主催しました。それぞれ記憶の中にある会は季節に恵まれ、環境も素晴らしく、いずれの会を思い出しても満足ある仕事でした。アーカイブスとなった画像集も選びパソコン内でデジタル保存しています。今回紹介する画像は、(しょう)()(えん)での展示会です。文京区にあり椿山荘に隣接していて6000坪の敷地をもち、回遊式庭園に囲まれた旧田中伯爵邸で時折ロケや催事が行われていますが一応非公開の建物です。(しょう)()(えん)は四季折々植物の美しい森の中に居るような建築物です。




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銀座日産ギャラリーでの展覧会のスナップ写真も紹介します。大きな会場を彩る作品展を主催するのは労力の要ることでした。若いというエネルギーは驚くべきことです。回数は多くありませんが毎回真剣勝負できたと思います。今年は静かに、いろいろな思い出を回想した年の瀬となりました。振り返り思うと確かに一期一会の夢を叶え多くの方々に支えられた幸せが残っています。感謝




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by kuyugengen | 2018-12-06 20:07 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

宝尽くし文様の話

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古来より伝わる文様の中に“宝尽くし”という言葉があります。32種にのぼる目出度い文様の中で意味の解らない文様もあり良く聞かれます。如意宝珠は願いを叶える不思議な球・(ほう)(やく)は宝箱を開く鍵・打ち出の小槌・富の象徴・隠れ蓑・鬼や天狗の持ち物で姿が見えなくなる。丁子は和の薫り・宝巻・宗教芸能の台本・分銅は物を測る器具などなど、そして「尽し文様」とは、テーマをもとにそれに関わるモチーフを集めて文様にしたものを指していますこれらの文様は昔も今も、すたれない文様として珍重されています。亥年の意匠も亀甲型をベースにした松葉の中に亥が入り宝尽くしが一つずつ入っている名物文様に纏めています。


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by kuyugengen | 2018-11-15 18:01 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)
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例年11月いっぱい帛紗の販売がありますが、今年は1カ月早くラストオーダーの日が近づきました。いつも小袱紗のみ大きい文様の帛紗を創っていましたが、大袱紗を使う方々にもサービスしようと40枚限定で急遽創りました。これは型となる紋紙の変更をしなければならないので職人さんに、面倒を掛けました。後20枚位残っています。購入希望の方は、電話又はブログ記事の中でコメント欄をつくりましたのでお問い合わせ下さい。



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常連のお客さまの中には、帯を創って欲しいとの要望もあり、これも紋紙の変更をして制作しました。帯裏もオーダーなので締め良い帯となっています。



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by kuyugengen | 2018-11-01 10:43 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(1)

干支切れで茶筥の仕覆を

昨日は、稽古日の予定ではなかったですが、休日ということもあり希望者4人で、たのしく稽古しました。茶筥のセットも外包みと棗の仕上げを完成しました。ご自身の還暦のお祝いの茶事の為に頑張られています。記念日があるのも良いものですね。来年の干支亥の文様「宝尽くし松葉亀甲にウリ坊」の文様なのでご馳走になります。棗の裂は、お手持ちの思い出のある布緒の色とよくあっています。




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by kuyugengen | 2018-10-09 15:52 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

古切れの数寄屋袋

明治期の繻珍切れに古い名物切れの文様を外し短冊色紙の文様を細かく縫い数寄屋袋に仕立てています。いろいろのバージョンの切嵌(きりばめ)を試みましたが、それぞれ出来上がりに違いがあり楽しい数寄屋袋ができました。





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by kuyugengen | 2018-10-03 20:01 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

稽古冥利と作品紹介

今月の稽古も終盤をむかえています。毎日楽しいお稽古できて幸せです。何をどれだけお教えすることもありませんが、私に会いにきて下さる方々も多い。稽古冥利とはこういうことなのでしょう?定年もなく現役でいつまでも活動できることは、希林さんの生き方にも似ているように思います。まぁいけません。NHKスペシャルを見て感動したので影響されてしまいました。本業の仕覆の完成作品を紹介します。


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明治の繻珍切れで仕覆をつくられています。こうした切れも現在では見なくなりました。昔はこんな地味な文様の帯地も嫁に行く時、実家から持たせられる衣装の一つです。素人の女性は、今のような派手な衣装は着ない時代です。生涯を通して困らない衣装を選ぶ時代であったと思います。

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エキゾチックなトラジャの切れで志野茶の袋を完成されたのは、アトリエでは若い方です。日本文化に似せられて和の稽古が大好きな方です。好奇心お旺盛なお嬢さんです。


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薩摩絣と間道を組み合わせた仕覆は、美しくできあがりました。この方は、私の本を毎回新幹線の中で読み返して暗記するように覚えておられます。真剣で真面目なお嬢さんです。


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数寄屋袋は、京都の織物工房で体験を経験されて小さな織物が完成した話を聞き、「作品になさいょ」とお薦めして「そうですか?」ということとなりできる範囲の大きさの数寄屋袋を完成しました。今日は篆刻の体験もされたというので印のサックをつくり袋もつけられました。とても嬉しそうでした。




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草木染ならではの渋い赤、茶、藍の色が、落ち着いた雰囲気の縦横絣「グリンシン」はバリ島の布珍しい布です。急須の仕覆を付けられていますが、手の位置と口の位置が製図的には両極端になるので、難しい型紙になります。3人のお仲間と入門されましたが、この方は休みもないので流石に上達に目を見張ります。がんばって下さい。









by kuyugengen | 2018-09-26 21:59 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

くす玉創り・・・!

NHKで指導をお願いしている佐伯先生、今日の作品は摘まみ細工の“くす玉”飾りができました。とても綺麗に完成しました。ご自宅でお茶の指導もされているので、また小さな演出に使われると思います。




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明日1日を残して8月の稽古も終わります。猛暑の中の稽古お疲れさまでした。面白い作品をピックアップされる方があり、今日はアーティステックな表情の硝子の器の仕覆を完成されたので紹介します。裂の表情も作品のイメージとよく合い面白い作品となりました。




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夏用の硝子のお茶に涼しげな薄衣の仕覆ができました。天の川の銀河のような雰囲気になりました。こころを込めてひと針ひと針頑張られたので素晴らしい作品になりました。





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by kuyugengen | 2018-08-29 18:53 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

ふと秋の訪れを感じる頃になりましたが、また暑い日が続いています。アトリエのみなさんは、夏バテの方も少なく元気にお出で頂いています。 完成作品を少し紹介します。

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水指は楕円系で口造りも歪みのある見どころの多い作品でした。少しざっくりした印度ネシア間道を選んでみました。縞目も美しく合いすっきりと仕立てられています。正面と上からの姿を写してみました。


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籠の中の仕組み物を完成された方があります。籠・建水・小茶垸・棗と心入れの作品集となりました。棗の裂は、幕末の長崎更紗の小柄の部分を剥ぎあわせ素晴らしい取り合わせとなりました。



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江戸期の生紬で作られた裂は江戸後期の織部・フクロウの香合なので形がいびつで難しい作品ですが綺麗に納まりました。



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思い出のあるキモノの生地で作られた茶垸の仕覆も完成しました。まだ入会して間がなく確か二作目だったと思います。子供に手が離れた可愛らしいお嫁ちゃんです。同居のお母さまに貰われた布地を上手く利用して作品にしています。親子でお茶も習われている微笑ましい方です。



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ジャワ更紗現代の裂でお茶の仕覆をつくられた方の作品です。極スタンダードで型紙は簡単ですが、標準というのは、シンプルなものの難しさもあります。上手にお仕立になっています。


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この仕覆は曲げの二段重ねの弁当です。春・秋と入れ替えて持って行きたいと、替えの仕覆を創られました。文様も綺麗に合い美しい作品ですね。日比谷公園で行われる例会の秋の山野草展に毎日お持ちになるそうです。






by kuyugengen | 2018-08-26 11:09 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

亥歳の帛紗紹介します。

           亥・喜游子紋紹巴


二回りの亥の帛紗創りには、独創性のある図をと思いを巡らせた所、

細石翁から頂いた古い賀状を思い出し、西陣の織物として完成しました“亥ハ喜ビテ子とあそぶ“大きな猪の背に小さな鼠が乗り、手綱を引いている図はユニークで面白く、帛紗として豪華な作品となりました。裏面の図は、愛らしいウリ坊が楽しく遊んでいる様子を入れて、周りに草花を配し纏めました。古帛紗専用のサイズで織りあげた表の文様と裏の文様が変えてあります。お楽しみ下さいませ。


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毎年の制作となると、色合いも使い尽くした気味がありますが今年もめでたく完成しました。楽しくお使い下さると嬉しく思います。卯歳をもってオリジナル帛紗制作は終了の予定です。


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             亥・亀甲松葉宝尽し紋紹巴


干支も二周目となると能力にも限界があるようです。小柄の亥歳の帛紗は、納まりの良い茶味ある意匠をと考えました。文様は、松葉亀甲の中にウリ坊と宝尽くしを配し目出度い意匠として完成しました。猪は愛宕神社の神使なので、火伏せの意味もあり、茶の正月である開炉からお使いになるとお目出たいと考えます。色も再三ためし織りを繰り返し、今回の亥の帛紗が完成しました。










by kuyugengen | 2018-08-18 12:30 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)