永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

カテゴリ:仕覆ってなんだろう!( 131 )

干支切れで茶筥の仕覆を

昨日は、稽古日の予定ではなかったですが、休日ということもあり希望者4人で、たのしく稽古しました。茶筥のセットも外包みと棗の仕上げを完成しました。ご自身の還暦のお祝いの茶事の為に頑張られています。記念日があるのも良いものですね。来年の干支亥の文様「宝尽くし松葉亀甲にウリ坊」の文様なのでご馳走になります。棗の裂は、お手持ちの思い出のある布緒の色とよくあっています。




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by kuyugengen | 2018-10-09 15:52 | 仕覆ってなんだろう!

古切れの数寄屋袋

明治期の繻珍切れに古い名物切れの文様を外し短冊色紙の文様を細かく縫い数寄屋袋に仕立てています。いろいろのバージョンの切嵌(きりばめ)を試みましたが、それぞれ出来上がりに違いがあり楽しい数寄屋袋ができました。





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by kuyugengen | 2018-10-03 20:01 | 仕覆ってなんだろう!

稽古冥利と作品紹介

今月の稽古も終盤をむかえています。毎日楽しいお稽古できて幸せです。何をどれだけお教えすることもありませんが、私に会いにきて下さる方々も多い。稽古冥利とはこういうことなのでしょう?定年もなく現役でいつまでも活動できることは、希林さんの生き方にも似ているように思います。まぁいけません。NHKスペシャルを見て感動したので影響されてしまいました。本業の仕覆の完成作品を紹介します。


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明治の繻珍切れで仕覆をつくられています。こうした切れも現在では見なくなりました。昔はこんな地味な文様の帯地も嫁に行く時、実家から持たせられる衣装の一つです。素人の女性は、今のような派手な衣装は着ない時代です。生涯を通して困らない衣装を選ぶ時代であったと思います。

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エキゾチックなトラジャの切れで志野茶の袋を完成されたのは、アトリエでは若い方です。日本文化に似せられて和の稽古が大好きな方です。好奇心お旺盛なお嬢さんです。


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薩摩絣と間道を組み合わせた仕覆は、美しくできあがりました。この方は、私の本を毎回新幹線の中で読み返して暗記するように覚えておられます。真剣で真面目なお嬢さんです。


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数寄屋袋は、京都の織物工房で体験を経験されて小さな織物が完成した話を聞き、「作品になさいょ」とお薦めして「そうですか?」ということとなりできる範囲の大きさの数寄屋袋を完成しました。今日は篆刻の体験もされたというので印のサックをつくり袋もつけられました。とても嬉しそうでした。




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草木染ならではの渋い赤、茶、藍の色が、落ち着いた雰囲気の縦横絣「グリンシン」はバリ島の布珍しい布です。急須の仕覆を付けられていますが、手の位置と口の位置が製図的には両極端になるので、難しい型紙になります。3人のお仲間と入門されましたが、この方は休みもないので流石に上達に目を見張ります。がんばって下さい。









by kuyugengen | 2018-09-26 21:59 | 仕覆ってなんだろう!

くす玉創り・・・!

NHKで指導をお願いしている佐伯先生、今日の作品は摘まみ細工の“くす玉”飾りができました。とても綺麗に完成しました。ご自宅でお茶の指導もされているので、また小さな演出に使われると思います。




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明日1日を残して8月の稽古も終わります。猛暑の中の稽古お疲れさまでした。面白い作品をピックアップされる方があり、今日はアーティステックな表情の硝子の器の仕覆を完成されたので紹介します。裂の表情も作品のイメージとよく合い面白い作品となりました。




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夏用の硝子のお茶に涼しげな薄衣の仕覆ができました。天の川の銀河のような雰囲気になりました。こころを込めてひと針ひと針頑張られたので素晴らしい作品になりました。





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by kuyugengen | 2018-08-29 18:53 | 仕覆ってなんだろう!

ふと秋の訪れを感じる頃になりましたが、また暑い日が続いています。アトリエのみなさんは、夏バテの方も少なく元気にお出で頂いています。 完成作品を少し紹介します。

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水指は楕円系で口造りも歪みのある見どころの多い作品でした。少しざっくりした印度ネシア間道を選んでみました。縞目も美しく合いすっきりと仕立てられています。正面と上からの姿を写してみました。


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籠の中の仕組み物を完成された方があります。籠・建水・小茶垸・棗と心入れの作品集となりました。棗の裂は、幕末の長崎更紗の小柄の部分を剥ぎあわせ素晴らしい取り合わせとなりました。



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江戸期の生紬で作られた裂は江戸後期の織部・フクロウの香合なので形がいびつで難しい作品ですが綺麗に納まりました。



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思い出のあるキモノの生地で作られた茶垸の仕覆も完成しました。まだ入会して間がなく確か二作目だったと思います。子供に手が離れた可愛らしいお嫁ちゃんです。同居のお母さまに貰われた布地を上手く利用して作品にしています。親子でお茶も習われている微笑ましい方です。



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ジャワ更紗現代の裂でお茶の仕覆をつくられた方の作品です。極スタンダードで型紙は簡単ですが、標準というのは、シンプルなものの難しさもあります。上手にお仕立になっています。


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この仕覆は曲げの二段重ねの弁当です。春・秋と入れ替えて持って行きたいと、替えの仕覆を創られました。文様も綺麗に合い美しい作品ですね。日比谷公園で行われる例会の秋の山野草展に毎日お持ちになるそうです。






by kuyugengen | 2018-08-26 11:09 | 仕覆ってなんだろう!

亥歳の帛紗紹介します。

           亥・喜游子紋紹巴


二回りの亥の帛紗創りには、独創性のある図をと思いを巡らせた所、

細石翁から頂いた古い賀状を思い出し、西陣の織物として完成しました“亥ハ喜ビテ子とあそぶ“大きな猪の背に小さな鼠が乗り、手綱を引いている図はユニークで面白く、帛紗として豪華な作品となりました。裏面の図は、愛らしいウリ坊が楽しく遊んでいる様子を入れて、周りに草花を配し纏めました。古帛紗専用のサイズで織りあげた表の文様と裏の文様が変えてあります。お楽しみ下さいませ。


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毎年の制作となると、色合いも使い尽くした気味がありますが今年もめでたく完成しました。楽しくお使い下さると嬉しく思います。卯歳をもってオリジナル帛紗制作は終了の予定です。


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             亥・亀甲松葉宝尽し紋紹巴


干支も二周目となると能力にも限界があるようです。小柄の亥歳の帛紗は、納まりの良い茶味ある意匠をと考えました。文様は、松葉亀甲の中にウリ坊と宝尽くしを配し目出度い意匠として完成しました。猪は愛宕神社の神使なので、火伏せの意味もあり、茶の正月である開炉からお使いになるとお目出たいと考えます。色も再三ためし織りを繰り返し、今回の亥の帛紗が完成しました。










by kuyugengen | 2018-08-18 12:30 | 仕覆ってなんだろう!

面白い切れの使い方

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8月の稽古日も近づいてきました。休みの間ほとんど外出しないで、おとなしく雑用をしていました。この月は、亥の帛紗の完成もあり用意など忙しくしていました。お倉入りになっていた美しい金地の中に短冊や色紙を模り巧に名物切れの文様を織り込んだ織物があります。しかし残念なことに金地の部分のはじに力がなく横さけする。本金の糸は今手に入らないので勿体ないと思いながら暫くしまっていましたが、ふとアイデアが思い浮かび、早速かんたんな数寄屋袋を創ってみました。短冊と色紙の部分を細かく縫い貼り付けてみる。出来上がるとほとんど糸目はめだたない。はじめての試作品ですが、まぁまぁのできです。“きりばめ“にする土台の切れの塩梅を考えれば面白い作品がいろいろできる。そう思いながら頑張ってみたいお弟子さん用にも配置を考えて用意してあげようと思う。どうして織ったのだろう!と考えるそんな仕事に時おり遭遇することがあります




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調子がでたので、もう一つ中心部の丈夫な部分を使い小型の数寄屋袋を創ってみました。可愛らしいです。下の画像が本来の切れの姿です。古布は古いながらコンデションの良いものが一番の高級品ですが、こうして仕事の良いものは、よく吟味して新しい使い方を工夫するのも良いと思います。切れはいろいろな表情を持っているので面白さがあります。本金は独特な鈍い光が美しいですね。




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としつきを 針ひとつ持ち 紡ぎくる


          けふの光を糸につなぎて





by kuyugengen | 2018-08-13 15:28 | 仕覆ってなんだろう!

札いれ


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時間に余裕があったので財布を新しくしました。中袋には五千円と万札を入れる。外側のポケットに千円札をしまう。これはとても軽く便利に使えるので、こうした切れの財布を愛用しています。





by kuyugengen | 2018-08-06 05:51 | 仕覆ってなんだろう!

毎日暑い日が続いています。皆さまお変わりございませんか?稽古場の皆さんも元気に明るい笑顔でお出でになり楽しい時間を過ごしています。猛暑に負けずの稽古の力作を紹介します。猛烈な暑さの日々欠席が多いかと思いましたが、多くの方々がお出で頂いています。お疲れさまでした。


背の高い花入は古銅の耳付き藍の切れはお茶の先生の叔母様の形見とのこと、たいせつな思い出を残されました。良かったですね!


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箱物の仕覆は新潟より通われていて、「楽しい!」とおっしゃっています。叔母様の形見の銘仙のキモノの切れで作られています。新人さんなので2個目の完成作品です。



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年を取ると眼鏡も幾つか必用になります。残りの切れで眼鏡ケースを作りました。とても機能性があり可愛らしいですね。



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残りの時間を有効に「お友達に差し上げるの」と暑い中千葉から通われている方は、菓子きりケースも沢山完成しました。




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初代・漆壷斎の秋埜棗の仕覆は、縫いの切れで作られました。松江の県花牡丹の刺繍が施してあります。



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by kuyugengen | 2018-07-24 19:07 | 仕覆ってなんだろう!

佛の香袋

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真白き蝉の掛け香袋の紐むすびをお手伝いしました。盆も近くなったので、今日受け取りにお出でになり少しお話をしてお帰りになりました。ご主人は責任ある仕事を全うする途中、治らぬ病に倒れられました。奥さまはご主人を思い、「復活」を意味する香袋を用意されました。私もいろいろな蝉を表現しましたが、佛への蝉はこれがいいように思いました。「ひと針ひと針を持ち縫っていると気分が不思議と落ち着きます」とおっしゃり意欲的です。がんばって下さい。


吾をして神が授けし人の道

苦楽の道は人の定めか



by kuyugengen | 2018-07-11 17:43 | 仕覆ってなんだろう!