永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

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旧暦の七夕

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明日は旧暦の七夕の日です。旧暦は月の満ち欠けにより月日が決まるので、暦に当てはめた旧暦の七夕の日付は毎年変わります。織姫星のペガ彦星のアルタイの星は7月より見えやすくなるようです。そんな訳で2018年の七夕は817日となり来年は87日になります。しかし、いずれにせよ都心の空では天の川は見えないという悲しい現実があります。以前金沢で主催した七夕の茶会のアルバムを見ながら思い出に浸っています。時候も旧暦で考える方が暑さ寒さも成程と理解できるものですね。




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太郎坊富士の夜空に天の川


         都心でみえねペガやアルタイ






by kuyugengen | 2018-08-16 07:54
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5月1日大多喜(おおたき)タケノコの里へフルコースの料理をと友人5人と出かけました。地元の親切な案内人もあり途中〝道の駅”で新鮮な野菜を買ったりしながらお昼に到着。一部ですがタケノコのコース料理を紹介します。タケノコの酢の物・炊き合わせ・焼物・鮎の塩焼き・ホイル焼き・生タケノコの刺身・唐揚げ・天婦羅・ご飯・味噌汁など盛りだくさんの料理です。こちらは良質なタケノコなので生のまま刺身で食べれる民宿です。

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ゆっくり食事を頂戴してその後、豪勢な時代に建築されたというゴルフ場「花生カントリークラブ」へお茶休憩に寄り爽やかな新緑の景色を眺め話にも花が咲きました。このゴルフ場は茶室も造られていて一時期の余裕のあった佇まいの面影を残しています。まだ名残の桜も咲いています。池の辺には花筏の風情も残り思いがけない美しさを感じました。

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5月3日(水)は、ご案内頂いた中村さんのお宅では、広い庭があるので、藤棚の下で野点てのお茶と和菓子が頂けるそうです。素敵なお庭の他に茶道の先生をされている奥様が持て成される4畳半の小間でのお茶会などもあり 初夏の気持ちよい1日が用意されています。
オープンガーデン・チャリティー募金 500円で自由参加できます。是非お立ち寄りください。

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by kuyugengen | 2017-05-02 09:53
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3泊4日の心臓カテーテル検査で入院しました。Drも腎臓に負担のないようにとの気使いもあり造影剤はできるだけ少なくと慎重な検査をして貰いました。前の日から生理食塩水を前後3日間点滴で流しました。息切れがこの所激しかったので用心の為の検査でした。結果はことの他健康な血管で心臓も元気でした。これでもう少し現状維持で頑張れると思います。日々医療現場の進歩は驚きです。病院のみなさまには、お世話になりました。午前に帰宅直ぐ稽古できるほど元気でおります。点滴でお清め状態なのでクリーンになったようです。腎臓も維持できていたので「嬉しい!」

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数日でしたが、久しぶりに済生会中央病院に入院しました。休むこともなくキビキビ働く看護師さんの仕事ぶりには感銘しました。初々しく可愛らしい看護師さんのユニホームは4色あり好きな色を選べるのだそうです。言いたい放題我儘をいう患者に対しても嫌な顔もせず、笑顔で接している。誠によく訓練ができている!と感心するばかりです。私の隣に入院された患者は独身を通したという相当の高齢と見えた老女。給食の時の一声はこの魚は海か深海魚か聞いてきてくれから始まった。注射をすれば「きゃーぁ何するの殺すの」と騒ぎ「点滴のランプが光って夜は眠れない。私に寝るなということ?」一晩中ゴソゴソとありったけの洋服などでカバーしょうとしていた。どうやら若い頃英語の先生でもしていたのか「馬頭する言葉は英語でまくしたてる」世間知らず丸出しの婆さんです。今日は心臓カテーテルが予定になっているのでおそらく大騒ぎだと思う。あまり病気に慣れていない老人や頑固者は始末が悪いとつくづく勉強になりました。Drナースの仕事はとても過酷な仕事です。五月連休は新病棟への移転が決まっている、患者の移転・設備の移転と益々忙しい病院スタッフにお察し申し上げます。
by kuyugengen | 2017-04-27 13:41

茶の湯のうつわ展へ

朝から仕覆創りに精を出していましたが、3時ごろから出光の茶道具の展覧会を観にいきました。1章・一楽二萩三唐津・2章・京焼・3章・愛でられる漢のうつわ・4章・懐石、宴のうつわ・5章・煎茶の世界・特別展示・雲州蔵帳とその美と盛りだくさんの展示が行われています。昨日から始まりましたので、今日の人手は多くなかった。さっそくお絵描きできそうな器を選び描いてみる・・・!仁清です。一番好きな、銹絵富士山文茶碗は筆使いの巧みが表現できずあきらめる。その代り一番ポピュラーな黒地の扇面散らしの文様と羽子板香合に挑戦しました。

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仁清は仁和寺の門前に窯を築いていたので、御室焼とも呼ばれている。色絵が多いのは、金森宗和に好まれていたことにもあると思う。白釉の仁清独特の無地の作品も展示してあるので嬉しいことです。描いてはみましたが、細かい表現なのでそれなりに難しい。何とか画面に納めたという感じです。
羽子板の香合は、仁清も筆を抜いた方がよかったのか、大胆な絵付けとなっています。描いていると作者の息使いが伝わるようで面白い鑑賞眼がある。香合は蓋裏も、はんなりとした意匠なので描いてみました。鱗文様をいざ描こうとしましたが、おそらく仁清は、▲を一段づつ並べたのではと思い一機に線で繋がず並べてみると味の良い鱗文様になりました。汚れもめだったのでそれも表現できました。面白い!
乾山の色絵、竜田川の鉢にも挑戦してみる。この作品は一見難しそうですが、絵の配置が良いのか?とても気持ちよくスラスラと筆が動きました。おそらく計算の優れた、まさに自家薬籠中の作といえる(お得意)からなのでしょう!

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今朝は苦手に感じていた銹絵の富士山茶垸に再度挑戦してみた。富士山の三つの峰とその稜線の勢いは表現できない。仁清茶垸は出雲松平家伝来で宗和箱。長次郎の赤楽銘・僧正は細川家から本田家に伝来している名垸。赤楽の中でも珍しい作風で描いてみたが釉の流れを表現するのが難しかった。中の見込みには重ね焼きの目跡のトチンの跡があるそうです。

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萩の俵型十字筆洗水指は始めて拝見した作品です。おおらかに繰り上げられ筆洗水指は窯の中で割れたようです。このことが作品になんとも云えぬ景色を造り、修理された金継ぎも思い切りが良い。作品の中心に花が彫られていて十字花クルスの意匠となっている。一度使ってみたいと思う作品でした。もう一つ頑張った作品は、乾山の白彩流文鉢です。これは私にとって以外と難しかった。渦巻きを描くのは難しいものです。今回も何点かの出光さんの展覧の作品を描いて自分の記録としました。もう一度拝見するとなお愉しさも倍増することでしょう。煎茶の珍しい道具も展示してあるのでとても充実した展覧会です。是非ご覧ください。
by kuyugengen | 2017-04-17 15:45

帰宅しました。

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暖かな日の午後帰宅しました。新幹線の窓辺から見る桜もこの頃は満開になりました。田畑のみどりと菜の花の黄色土手の桜は、まさに風景画をみているようです。東京の桜は葉桜かな?と思っていましたが、がんばっていました。業平の詩歌にある・世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし・などと口ずさみたくなる日です。僅かな時間でしたが、北陸の春を楽しみました。嬉しかったです。 20日から月島の稽古も始まります。どうぞよろしくお願いします。
by kuyugengen | 2017-04-12 13:50

さざれ石と君が代

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3月4月は卒業・入学シーズンを迎えます。電車に乗っていてもハイカラさんのような姿の女学生の姿を見かけるようになりました。古今変わることなく歌い継がれている「君が代」の詩の一説に♪さざれ石の巌となりて♪がある。さざれ石は小さな石のこと、4億年以上の長い年月を経て一つの大きな岩の塊となり更にその上に苔が生えるまでの月日を掛けてさざれ石は巌となるそうです。画像は熊本県の山鹿の不動岩のさざれ石の姿です。この地の巌が君が代の詩のモデルとされた説もあるそうです。日本人の若者も歌詞のような立派な巌となり国を導いて欲しいものです。
by kuyugengen | 2017-03-26 10:49

2月NHKの稽古


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2月25日(土)はNHK青山の稽古日です。今日は「宿題もできました。」と完成作品を見せてくださった方があります。土浦から毎回通っておられるご夫人は、ご両親2人の介護でとても大変な生活であると思う。介護サービスのショートステイを利用して、ひと時の息抜きをして居られます。古布に触れることと、お針仕事が好きで忙しい合間の時間を上手に使い、楽しんで居られて「凄いな!」といつも感心しています。これからも、頑張ってくださいね。
by kuyugengen | 2017-02-26 08:13

茶席開きの茶事へ


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2月11日(土)京都のとあるお宅へ茶室披露の招待を受ける。前日京都に着き5名のお仲間と八瀬のホテルに滞在した。この日は淡雪がチラついたり日が当たったりとぐずついたお天気です。途中失せ物が直ぐに出てきてくれる有難い蘆山寺さんに立ち寄りお札とストラップを受ける。夕方ホテルに到着中高年とはいえ、中々かしましく驚いたことに話題は尽きないようで、まるで女学生のような、若やぎがあった。遠路札幌から馳せ参じた方も居られて流石お茶へのパワーも健在のようです。

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今宵の空模様を眺めながら、「明日の天気を占いながら就寝」目が覚めると窓の外は、真っ白な銀世界。枯れ木の枝には六つの花も満開です。思いがけず美しい雪景色を拝見した。しかし迎えの車が来る頃は青空も広がり日も射している。豪邸の玄関の石畳みは限りなく広く一面の苔と木々・かすかに水の音を聞きながらそこには日常を忘れる別世界への入り口があった。

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2月の茶事は極寒なので裏千家では大炉を使う茶事がある。大炉とは、茶室に切る炉のひとつで、正式な寸法の一尺四寸四方で四寸大きい炉のことをいう。またこの様式は、草庵茶室の原点でもある設え。炉縁は北山杉木地丸太が使われ一般では飴色で渦の彫りが施され色紙形の金箔押しがあるものが手本となっているが、骨董に造形の深いご夫妻は白鳳時代の瓦を用いられていた。これは、なかなかの風情であった。大炉は炉も大きいが釜も通常より大きめな広口・野溝釜(のみぞ)が掛かる。火力も強いので部屋全体が暖かくなるのも早く感じる。また、炉縁、瓦からも分かるように、通常の炉とは全く違う設えになっているので、初めてご覧になったであろう「おおみやびと」もこの斬新な発想に驚かれたことでありましょう。私達現代人もオール電化も珍しいことではなくなった昨今、こうした原始的な火の移ろいを見ているだけで、心が安まるように感じた。大炉の後炭点前を初めて拝見しましたが、瓦の向うに組み炭を飾り、湿し灰をたっぷりすくい炉中にまく。逆勝手の点前で所作事は面倒ですが、裏千家ならではの風情ある点前であると感銘しました。帰宅して使用された名品の数々を思い出しながら自分への会記を認めブログを書くと夜はとっぷり暮れていました。極楽への旅路から日常に帰りましたが、しばらくこの感動は心の中の栄養となることでしょう。
by kuyugengen | 2017-02-12 07:15
出光美術館は開館50周年を迎えます。その記念企画として所蔵の絵画作品より、国宝・重要文化財を中心とした優品を厳選し、三部構成で一挙大公開です。第1部のテーマは、宮廷文化と共に発展した「やまと絵」美しい花鳥風月や源氏絵の数々に観客の吐息も聞こえるような展示でした。私は展示品の多さに2日間連続で拝見いたしました。展示品の合間に古織部・楽・献上手伊万里の優品も展示されていて気分も変わり嬉しい展示会でした。

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毎回楽しみにしている朝夕庵の季節の設えも素晴らしい!床の軸は毎回仙厓和尚の作品で纏めてあります。今回は松竹梅画賛・花入・青磁・筍型・香合祥瑞獅子型・硯箱飾り・釜・日の丸型大西浄中作大正から昭和中期の京都三条釜座(かまんざ)の釜師で、大西家の十四代目。出光の古いコレクションは数々ある中、現代作家の作品の優品をすっきり取り合わせる間合いが勉強になりました。当然炉縁も合わせて木村表斎・風炉先屏風は奥村吉兵衛作・而妙斎好なのでこの茶室が表千家であることを表している。水指は高麗卓に呉州赤絵写六角 奥田穎川作茶入・丹波肩衝 銘 立霞・茶垸は井戸・茶杓了々斎共筒 銘 串柿・建水は砂張・蓋置・交趾竹引切写 保全作と古今融合の道具組を美術館で拝見できることは印象に残りました。
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お昼ご飯を食べてから岩佐又兵衛のパンフレットを真似て描いてみました。うりざね顔は難しい!また線の巧みも源氏絵の中核となっているナ。などと思い出ながら今日は余韻を楽しんでおります。

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余韻を楽しんでいると、ふともう少し細密な絵も描いてみたくなり、2時間も掛かりましたが振袖の文様を描いてみました。初めてなので当然下手ですが、文様を写すのは面白いと思い興味が深くなりました。
by kuyugengen | 2017-02-04 09:11

一日一生

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比叡山延暦寺の大阿闍梨・酒井雄哉(さかい ゆうさい)という僧侶の記録映像を見る機会に恵まれた。それは昭和48年より千日回峰行を開始し達成した僧侶の話でした。しかし驚くことに酒井さんは、これに満足せず、半年後に2度目の千日回峰行に入ったという。60歳という最高齢で2度目の満行を達成した僧侶。2度の回峰行を達成した人は1000年を越える比叡山の歴史の中でも3人しかいないという珍しい例であるとのこと。地球1周の距離を歩き修行する。それは自分の業への精算であったり・人々への祈り・国家安泰の祈り、経を唱えながら軽快に歩く姿は、さながら天狗のようにも見えた。一度決意して踏み出したら戻れないない荒業で白一色の死出装束と草鞋で山中を歩く。

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私がPCを打ちながらブログを書いている目の前の柱に、野仏の不動明王像が掛かっています。これは伊賀の福森さんが野焼きで焼かれた仏さま、その裏に比叡山の僧侶酒井雄哉氏の先輩の僧侶で千日峰行を達成された光永澄道氏の経文が刻まれている。この行を全うした人は確かに生き仏さまなんでしょう!只驚くばかりです。私達も生きて生活していること自体も形は違え修行であると思う。茶の湯で一期一会という素晴らしい言葉があるが一日一日懸命に生きることは心のエクササイズ。一心不乱に拝み倒すことで若かりし日の過ちを無の境地まで心をコントロールする力を得られたことは人として容易なことではないが力を尽せて良かったと心から感じた。素晴らしい人の記録を見せてもらい胸が熱くなりました。87歳で亡くなる頃の面差しはさながら仏さまのよう。限られた期間とはいえ人間の限界とはなんだろう?食事もしない、水もあまり飲まない、眠らず経を唱えるなんて可能なことなのか?その超人力とは!しかし事実天寿を全うされていたのだ。
by kuyugengen | 2017-01-09 13:19