永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

重陽にちなみ 和漢朗詠切り  露


重陽の茶事の用意をしています。
床は「和漢朗詠集」の露の三種です。  近衛豫楽院の書です。
    隣れむべし  九月初三の夜

    露は真珠に 似たり 月は弓に似たり
                       白居易
    露は 蘭叢にしたたりて 寒玉白し
    風 松葉を含みて 雅琴清り
                       源英明
    さをしかの あさたつ のべの あきはぎに
    たまと みるまで おける しらつゆ
                      大伴家持 

時候の“菊の節句”にちなみ“着せ綿”の露の風習にかけこれを、選びました。

重陽にちなみ 和漢朗詠切り  露_d0133199_20131246.jpg

by kuyugengen | 2007-10-14 18:35 | 茶事 | Comments(0)