納めの稽古
2018年 12月 25日
今日で月島の稽古も無事に納めの日を迎えました。制作された作品を少し紹介します。抹茶垸の仕覆は明治期の出雲地方の農家の人の手機で織った残糸を一枚の布にして野良着などにした生地で凹凸もあり、素朴な美しさがあります。能楽のばち袋を創られた方は、先日数珠入れをいくつも作られた方の残りの裂で、二人のお嬢さまへのお形見を創られました。一本の角帯を使い切り有意義な作品となりました。茶入の仕覆は、干支の裂を使い来年還暦茶会の茶筥の中の茶器袋として完成されました。茶筥の仕覆から作り始めて中の道具にも思いを込めての完成品の数々となりました。
カメラが趣味のお主人のお手元供養の袋にはカメラの形を提案して今日の完成となりました。確かに笑みがこぼれる供養かもしれませんね!