永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

法師温泉から里山十帖への小旅行

115日念願の法師温泉へ行きました。標高の高いこの宿の紅葉は今が盛り、さっそくフルムーンで有名になった法師の湯を頂戴しました。山里にあって不便な思いをしながら新築することも考えず贔屓の客の“残してくれ”の要望に自問自答しながら山のいで湯を守ってきた。という名高い法師の宿に縁あり親しくさせて貰っています。昔ながらの木の湯にひたりゆっくりとした時を過ごしています。静寂な山里はもみじ狩りの真っ最中です。宿泊した部屋は、デラックスで4室も用意されている大きな部屋、戸惑いながら一晩の休息をとりました。


d0133199_16200845.jpg



錦繍の山の調べや秋日和 法師の里は秋もたけなわ   




d0133199_16195363.jpg






d0133199_16174954.jpg





d0133199_16174560.jpg



d0133199_16195952.jpg




百年の煤もゆかしき古民家に 囲炉裡かこみて暖をとるなり





d0133199_16201202.jpg


d0133199_17384332.jpg

雨あがり霧の連なる山の峰 手のとどくほどに雲はたなびく

          

次第に秋が深まってきてたのでしょう!標高の低い里の木々は段々と枯淡になり散る前の最後の力を振り絞り深い色へと変わる。カエデの赤、イチョウの黄色も惜しむ秋の色を感じるものです。いよいよ冬も間近という風情の木々の色のことを“からび”と呼ぶ表現が残っています。日本人は、そんな季節感を昔から愛したのでしょう。




くれないの枯淡になりて もみじ葉の 色もふかまり からびゆかしく

          



d0133199_17520222.jpg


6日の夕暮れ前に里山十帖へ入りました。こちらの宿は、地元の古い建物を上手にリニューアルしてオープンした宿のようです。玄関の大扉を開けると十帖へようこその案内が始まる。玄関ロビーには楠木の大きな福小槌を小さな大黒さまが持ち上げています。




d0133199_17515919.jpg

湯の宿の外の景色も闇となり 今宵はもみじの夢をみるやも


          




d0133199_07032974.jpg


漆黒の夜の闇、夕食は客室が満員の為に745分に始まった。10品目の十帖のご膳はベースを野菜から取った出汁で構成されています。まずその出汁の味を味わうことから始まる。薄味の地元で生産された野菜だけと川魚などが提供される。とても理に適った食事で外食の心配は全くなかった。若いキッチンスタッフが毎日収穫できた野菜でメニュを考えるそうです。土鍋のご飯も「煮え花」の一口サービスもあり、お米の里の米の匂い味を堪能できました。里山十帖は雑誌「自遊人」を経営する会社が母体の素晴らしいコンセプトでお客さまを迎えています。2日間秘境の宿から現代と融合した宿造りの温泉巡りができて、ひと時の雑念も空になり幸せでした。11日まで金沢にいます。金沢では“沖縄ひとり旅”で知り合った友人との会食の予定が待っています。




d0133199_07032204.jpg


d0133199_07032555.jpg

d0133199_07031861.jpg

朝起きて見る山の景色も爽やか、澄んだ空気をいっぱいに吸い混んで気持ちはよい。命の洗濯とはこういうことなのでしょう!

d0133199_07030916.jpg



朝食の献立6品目の一部を紹介します。ご飯は玄米を選び味噌汁は野菜たっぷりの土鍋の味噌汁・味噌は個人の好みに合わせて味噌の量を加減できる。鰯の煮物や佃煮・イクラなども薄味仕立です。夕食の部屋とは場所が異なり和の設えで落ち着いています。




d0133199_09133491.jpg


d0133199_09131593.jpg


d0133199_09130596.jpg


d0133199_09130027.jpg


by kuyugengen | 2018-11-06 16:24 | よもやま話 | Comments(0)