永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

変形の器のおもしろさ


11月も早4週目の土曜日がきました。NHK青山の稽古日です。今月は暇な日はあったものの、休みもない明け暮れでした。「先生完成したのでお持ちしました。」と土浦から通われているK夫人の作品酒注ぎの仕覆を紹介します。この方は最近大作が多い。

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お年寄りの介護を長年されている方です。「気分を変えないとやっていられませんよ。」と遠方から、苦もない顔でお出になる。「親の介護なので、文句を言う所がありません。」とおっしゃる明るい人柄。みなさんいろいろご苦労を抱えながらの勉強です。器には、いろいろの形がありますが指導者の立場になると「できません」とは言えない。「いたします。」というより他はない。私は固い頭を丸くして製図を考えております。愛情を持って完成作品ができると互いに幸せになる。私の稽古場では、お手持ちの器物を持参なさり何でも形にできるという自由な袋物の楽しみを共有しています。12月は2日に移動して5日から6回の茶事をして13日の茶事を終えたら14日に帰ります。11月のような辛い体調にならないように気を引き締めてがんばります。
by kuyugengen | 2015-11-28 18:24 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)