永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

炉開きの茶事記録



d0133199_12354310.jpg
d0133199_1649508.jpg


4日から始まった茶事もいよいよ明日で完了します。今日は金沢マラソンで市内は賑わっているようです。暇の時間に少し早めの画像アップを試みました。緑色もテーマの茶事なので路地の敷き松葉も鮮やかです。湯桶の用意をしてのお迎えです。

d0133199_1240757.jpg
d0133199_12102211.jpg


炭点前で気持を引き締めて懐石の用意と茶事は進みます。地物の食材を丁寧に調理して水屋方も懸命に用意出番を待っています。

d0133199_1256891.jpg

d0133199_12454556.jpg
d0133199_1246573.jpg

d0133199_1345338.jpg
d0133199_2191675.jpg


炉を開くと茶室は温かい湯気がたち「開炉だな」という実感が湧いてくる。四季ある日本は美しく合理的なおもてなし文化があるので新しい世に受け継いでほしいと願います。今月話題の青森産〝晴天の霹靂”というお米を用いました。懐石を頂きながら床の軸は、故・紅雪庵主人の筆による不昧公の茶の湯五ヶ条です。点前は飯椀をとりて飯を喰い、汁椀をとりて汁を吸い、箸を取り置きする如くなるを成就と申す也 この締めくくりの言葉に不昧公が民衆に茶の文化を広めた深い意味を感じます。

d0133199_1321961.jpg

d0133199_12521327.jpg
d0133199_1303883.jpg


武将が愛した与次郎の釜は金森宗和の好み大振りの立口の釜ですが、洒落た衣装が心にくい。さざなみや しがのからさき かぜさえて ひらのたかねに あられ ふるなりの詩があります。存星の炉縁とよく合う組み合わせです。

d0133199_13175485.jpg
d0133199_13181853.jpg
d0133199_13201283.jpg







主菓子は、吉はしさんの常盤木・薄茶の干菓子は、味噌煎餅・紅葉です。できたての干菓子は美味しく贅沢なものです。
d0133199_7191164.jpg


          薄茶席で使った花は〝さねかずら”美男葛とも呼ばれています。追加の画像を載せました。

d0133199_18413888.jpg


体調を崩しながら気力でがんばった炉開きの茶事も華やかに完了しました。茶事が初めというお嬢様も私の点前を見ながら涙して感動の気持ちを現わされました。皆さまに惜しまれながらの茶会でしたが、私はこの上もなく幸せでございました。今日も後ろ姿で失礼いたします。又来月の茶会でお逢いしましょうね。

d0133199_18493849.jpg

by kuyugengen | 2015-11-15 12:55 | 茶事