干支の帛紗(辰)を作ってみませんか?
2011年 09月 25日
来年のオリジナル帛紗も出来上がりました。
森羅万象を司る紀年法は、中国を中心とした漢字文化圏では年号紀元に基づく紀年法、60年周期の干支による干支紀年法が併用されていて、その起源は木星の観測と深い関わりがあるようです。
十二支にも五行があり、四季に対応する五行は、春が木、夏が火、秋が金、冬は水であり、土は各季節の最後の月にあたり、季節の変わり目を表しています。
「A1」辰の文字絵松竹梅紋紹紦
「A2」辰の文字絵松竹梅紋紹紦
辰の文字絵と万歴文様を市松に配した意匠です。古く文字絵は、明画に由来していて、今回は現代的な文字絵として織りあがっています。
[B1」雨龍唐花唐草紋紹紦
「B2]雨龍唐花唐草紋紹紦
雨龍の周りに唐花を配し意匠した文様です。雨龍は、中国の想像上の動物で角はなく尾がながく
可愛らしい龍です。
「C1」雨龍市松宝散らし紋紹紦
「C2」 雨龍市松宝散らし紋紹紦
くねらせた雨龍の周りにお目出度い宝尽し文様を配した意匠で面白い作品となりました。
今年は、持病との共存・ツレの認知症など八方ふさがりの年でした。しかし自分を冷静に見つめながら対処することもできたので、仕事も範囲の枠の中で集中でき、実りのある年であったと感じています。「災い転じて福となる」を実感しています。