永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

歌丸さん古典落語は 鳩山・小澤に聞かせたい噺・・・・!


田園調布から武蔵小杉までの車窓からは、富士山が見えた!澄んだ空気のなか夕焼に染まる富士は大きく見え絵のような景色です。急行に乗ると、横浜らしい駅名 みなとみらい・馬車道を過ぎると元町中華街・桜新町からもあっという間の到着です。

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晦日に行なわれる「歌丸一門会」は、楽しく賑やかに幕が開きます。一門のみなさんも今日は甲乙付けがたい出来ばえの噺です。歌丸さんの身のこなしには、今日もうっとり!間の取り方もやはり超一流!今日の落語は、「井戸茶碗」というお題です。志ん朝の十八番で有名な出物です。麻布に住まいする屑屋清兵衛人々からは、正直清兵衛と呼ばれる程の実直者、「くずーい!」と裏長屋を歩いていると、そこに素浪人 千代田朴斎からお金に困り手元にある仏像を200文で引き取ってほしいと相談を受ける。屑屋も仏像などには目が利かず困り果てる。しかし、いったんは同意して屋敷町をトボトボ歩いていると「細川家」の二階から呼び止められる。「その仏像300文で欲しい」屑屋は、その利益分をすぐ届けるが、「仏像は自分のいい値で売ったんだからそんな金は受け取れない!と云い張り困る

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そんな或る日、家臣は仏像を磨いていると体内から音がする。見ると底の封が外れ中から50両が出てくる。また頑固にその金も受け取らない。家主に相談すると ト斎に20両・貧乏浪人に20両・屑屋に10両で分けたらいいと提案して折り合いをつける。繰り返しのやりとりがあり「何かその礼に他の物を渡したい?」と浪人は、日常使っていた古びた茶碗を見つけ「これを貰って欲しい」と屑屋に相談!ある日その噂を聞きつけた殿様は、茶盌が見たい!と懇願 同席していた“何でも鑑定団”のような目利きがチラっと見てよい茶碗だ!と評価またまた300両で買い受けることとなる。浪人に又150両持って行くがどうどう巡りとなる。浪人は「もう渡す物は何もない」「その方は独身でしょうか?それでは気立ての良い私の娘を貰って下さい。そうすれば結納代わりにこの金を受け取ります。」今は貧乏で身なりも悪いが、磨けば光りますょと屑屋は、家臣に告げるが、いや、もう磨くのはよそう またまた小判が出るといけないからと云ってこの噺は落ちとなる。 茶の湯の世界では幾つかの名物井戸茶盌が存在します。もしかしてこの井戸こそ今世に存在する「細川井戸」なのやもしれませぬ??
by kuyugengen | 2011-01-31 23:44 | 歌丸さんの落語集