永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

破れ傘に思う

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秋の時雨は、何処か嬉しい気のするものです。蒸したコンクリートに雨があたると、ほのかに雨の匂いを感じる。植物の中に「破れ傘」という名の野草があります。花は夏に咲き嬉しい花!葉は長い寿命があり茶花にも重宝します。そんな破れ傘の短歌を詠んでみました。


破れ傘さして喜ぶ秋の雨


             音なき雨に傘ぬらすとき



 


# by kuyugengen | 2018-09-19 10:57 | よもやま話

切れ表具のおもしろさ

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16日からお稽古も始まりました。アトリエの壁には、唐織の断片の一部を掛軸として仕立てこの月を楽しんでいます。フウタイの部分は、唐織に使われた色をそれぞれ細く使いあしらい切れは断片らしく自然のままに・・・!こうした軸は、壁にもよく似合い重宝に使える楽しさがあります


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(きせわた)綿をくるみて菊花夜もすがら


          あしたの君は若ゆばかりに





# by kuyugengen | 2018-09-18 13:10 | よもやま話

浜離宮恩賜庭園へ散歩


秋風そよぐ昼下がり金沢からお嫁さんの来訪です。お昼を作り友人を誘い昼食を共にしました。


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食後近場にある浜離宮公園へ散歩、高層ビルの下に広がる庭園を散歩しました。ビルを背にして仰ぐ庭園も都心ならではのものです。花園は今を盛りのコスモスが色とりどりに咲いています。花の手入れも下草を刈り取らなくては立派な花は咲かないそうです。東京には沢山の名所があります。私は近場で行ける心地良い場所を見つけて楽しみたいと思っています。疲れない旅が一番のように感じています。一休みして日本橋の千疋屋本店へ行き沖縄産のマンゴウパフエをご馳走。沖縄産は宮崎とは少し違いを感じましたが、水みずしさが豊富、これも美味しかったです。




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涼風(すずかぜ)にコスモス揺れる花畑

           秋のさくらに心たゆとう



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# by kuyugengen | 2018-09-12 17:43 | よもやま話

白露から重陽へ

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98日は白露の日、連れ合いが亡くなって早や7年目、趣のある日に召されました。白露の日から暑さにも少しずつ終わりが近づく季節の変わり目です。9日は重陽と暦の上でも秋の気配を感じるものですが、今年はまだ猛暑日が続いているので閉口頓首の年のようです。重陽を思い出しながら歌を詠んでみました。



白露(しらつゆ)もこぼさぬ萩に玉うけて


          咲き競う花に 秋風そよぐ




# by kuyugengen | 2018-09-09 14:32 | よもやま話

北海道大震災

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北海道大震災が起きたのは、ほっとする間もない災害でした。何と災害の多い夏なのでしょうか?土砂崩れ・木々の押し流された映像を見るのはこの所再々あります。震度7となると犠牲者も多い。地震大国日本は昔から、大地震のことを大地震(おおなゐ)と呼び短歌にも多く詠まれています。自然の脅威の恐ろしさは文明の果てなる脅威皮肉なものです。皆の力で、できる限り地球を優しくいたわり安全に住める環境をつくりたいものです。



大地震(おおなゐ)の大きな力は人を呑み


             文明壊れあとかたもなし



# by kuyugengen | 2018-09-06 17:09 | よもやま話

銀座JOTAKIの中華探訪

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今日は台風の後の暑い日です。夏のがんばりのご褒美に銀座JOTAKIへ中華を食べに行きました。この店は土井善晴先生ご推薦の中華の店でBS美食探訪で知った店です。兎も角手間をかけて作る下ごしらえと味の爽やかさは嬉しい料理でした。


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生きのよい赤ハタという九州産の魚・燕の巣(白・赤)の料理を頂きながら現物を見てお話を聞きました。ジャワ・アナツバメは秘境の崖っぷちにある広東料理の高級食材で滋養のある食材です。赤の方は特に珍しく血液が入っているもののようです。アナ燕は空中から採集した巣材をほとんど使わず、ほぼ全体が唾液腺の分泌物でできた巣をつくる珍品です。味がある訳ではありませんが、栄養豊富で貴重な品を食したという感じです。


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最初は、カスピ海産のキャビアの冷製パスタを一口・気仙沼産フカひれのスープ。ふかひれも場所でしょうか?種類の違いなのでしょうか?味わいに違いがある。



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上記さっぱりしたフカひれを味わったところで、濃厚な最上級の毛鹿鮫のフカひれの煮込み・この店では、丁寧に繊維を外しカサの減るのを覚悟して下処理をされるそうです。口解けの良い触感でした。フカひれは、温かい土鍋から皿に盛られて日本人の作る中華の美しさを感じました。



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時折シェフのパホーマンスを灯りのコントロールで見せて下さる。演出があります。清潔感のある店内は、主人の思い入れが満載です。1日8人という客の扱いは丁寧な仕事ができる環境がある。とても贅沢なお持て成しだと思いました。


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78度で4時間真空調理した天然黒あわび肝バター贅沢な一品です。主人はまだ若いが、佐賀の店で思い切りがんばり、銀座に夢を抱き夢を叶えるために自分の描く上質な中華を銀座の大舞台で勝負しようと思われたのだと思う。兄妹と佐賀の調理人を数人引き連れ真面目に味を追求して居られる志が伝わった。夢のような時間を過ごしました。



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天然伊勢海老の四川スパイス揚げは、海老のプリプリ感が忘れられないひと品でした。器も珍しく佐賀の磁器を使われて日本らしい演出!素晴らしい発想であると感じました。器もそれぞれ温められていて懐石の心が忍ばれる。



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天然赤ハタの中国式お造りと蒸し物は香港スタイル。赤ハタは昆布締めされていて懐石料理と合体した料理です。日本人が作る中華はこのように日本を意識することは肝要であると思う。




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中国料理の技法を用いて再構成した松坂牛のロッシーニはフランス産オータムトリフをたっぴり乗せてあり香り高い料理です。




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北海道産干し貝柱の中国伝統のおこげは、佐賀日和・香ばしく焼いてあります。スープは蜆とアサリのスープと心入れの一品です。



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最後は四川風・麻婆豆腐山椒と唐辛子のハーモニーが絶妙でした。スープを70時間真空で湯煎してとろ火で煮詰める塩分は食材の塩気だけ殆ひつこい油は感じられない調理です。



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デザートは紅白燕の巣のシロップ煮・杏仁豆腐・ジャスミン茶のクリームブリュレプーアール茶で締めとなります。幾つか抜粋して紹介しようと思いましたが、全部書いてしまいました。ご覧の通り、スープの美味しさは存分に味わえました。このコースで33,000円ですが、この店は1日8名様のみ、時間の掛かるスープも8人分を毎日作るそうです。食材を考えたら妥当ではないかと感じました。秋に向かい又頑張れそうです。ご馳走様でした。


ようように残る暑さや長月の


           夏のおわりの美食探訪





# by kuyugengen | 2018-09-05 15:23 | よもやま話

腎臓先生

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今朝は久しぶりに腎臓先生へ診察に行きました。今年の猛暑にもめげず頑張りました。一応花〇の横ばいを維持できました。何せ腎機能が21%しかないので慎重に過ごしました。今日からDrも新しい女医先生に変わり、毎日の血圧と平均値・歩行・体重・食事など記録して提出するので、「凄いですね!」と驚かれた。外来はいつになく混んでいて待ち時間がながかったです。でもひと夏の安定を確認してほっとしました。





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# by kuyugengen | 2018-09-03 15:02 | よもやま話


台風の襲来の多い月です。8月の稽古も恙なく済み元気に夏を乗り越えたことは有難いことです。99日は新暦の「重陽の節句」です。古来奇数は縁起のよい陽数で偶数は好まれない陰数と考えられていました。季節の節目としてお祝いしたのが五節句です。重陽の節句は菊の節句とも呼ばれ、菊の花は薬草としても珍重されていました。



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「菊酒」をつくり、「被せ綿」といって前日に菊の花に綿を被せ、翌朝菊の露を含んだ綿で体を清めると長寿を賜るといわれていました。茶の世界では、菊の花に被せる真綿を赤・黄・緑など食紅を用いて染めて花に被せる風習が残っています。しかし本来は菊の盛りは109日頃にならないと様々な菊は揃えられず、薬用菊である山形産の「もって菊」の天然も手に入らない。そんな訳で、私は旧暦を待って重陽の茶会を主催していました。菊の香は清々しもので、今年の猛暑の辛さも忘れさせてくれると良いですね。


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床飾りは生の菊の花の薬玉を創り、軸は和歌巻朗詠集露の部・憐れむべし 九月初三の夜 露は真珠に似たり 月は弓に似たりを掛け朗読などしたものです。重陽の茶事は年数を重ねるごとに道具も充実して愉しい茶席となりました。




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(きせわた)綿をくるみて菊花夜もすがら

          あしたの君は若ゆばかりに





主菓子は、“栗きんとん”吉はしさんの栗は何とも美味であり口の中で解ける。しかし「栗の時期と蓬の時期は辛いです」とおっしゃる。毎日のことなので納得できるお答えです。




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# by kuyugengen | 2018-08-31 20:08 | 茶事

くす玉創り・・・!

NHKで指導をお願いしている佐伯先生、今日の作品は摘まみ細工の“くす玉”飾りができました。とても綺麗に完成しました。ご自宅でお茶の指導もされているので、また小さな演出に使われると思います。




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明日1日を残して8月の稽古も終わります。猛暑の中の稽古お疲れさまでした。面白い作品をピックアップされる方があり、今日はアーティステックな表情の硝子の器の仕覆を完成されたので紹介します。裂の表情も作品のイメージとよく合い面白い作品となりました。




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夏用の硝子のお茶に涼しげな薄衣の仕覆ができました。天の川の銀河のような雰囲気になりました。こころを込めてひと針ひと針頑張られたので素晴らしい作品になりました。





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# by kuyugengen | 2018-08-29 18:53 | 仕覆ってなんだろう!

ふと秋の訪れを感じる頃になりましたが、また暑い日が続いています。アトリエのみなさんは、夏バテの方も少なく元気にお出で頂いています。 完成作品を少し紹介します。

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水指は楕円系で口造りも歪みのある見どころの多い作品でした。少しざっくりした印度ネシア間道を選んでみました。縞目も美しく合いすっきりと仕立てられています。正面と上からの姿を写してみました。


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籠の中の仕組み物を完成された方があります。籠・建水・小茶垸・棗と心入れの作品集となりました。棗の裂は、幕末の長崎更紗の小柄の部分を剥ぎあわせ素晴らしい取り合わせとなりました。



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江戸期の生紬で作られた裂は江戸後期の織部・フクロウの香合なので形がいびつで難しい作品ですが綺麗に納まりました。



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思い出のあるキモノの生地で作られた茶垸の仕覆も完成しました。まだ入会して間がなく確か二作目だったと思います。子供に手が離れた可愛らしいお嫁ちゃんです。同居のお母さまに貰われた布地を上手く利用して作品にしています。親子でお茶も習われている微笑ましい方です。



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ジャワ更紗現代の裂でお茶の仕覆をつくられた方の作品です。極スタンダードで型紙は簡単ですが、標準というのは、シンプルなものの難しさもあります。上手にお仕立になっています。


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この仕覆は曲げの二段重ねの弁当です。春・秋と入れ替えて持って行きたいと、替えの仕覆を創られました。文様も綺麗に合い美しい作品ですね。日比谷公園で行われる例会の秋の山野草展に毎日お持ちになるそうです。






# by kuyugengen | 2018-08-26 11:09 | 仕覆ってなんだろう!