永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

日よけの網

金沢に家を建てた時、日よけを兼ねて、朝顔の網を七宝文様に組んでみました。庭仕事に使うナイロンの混じった糸は、締めるのに指が痛かった。しかし風雨にさらされても、びくともせず今年はお嫁さんが「ゴウヤ」を植えてくれた。ようやく1本のゴウヤがぶら下がりました。

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七宝の網をつくりて苗を植る


        ゴウヤつたいて夏の収穫



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# by kuyugengen | 2018-07-22 08:12 | よもやま話

夏のこしらえ

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暑い夏、朝茶の茶事をする方々も多くあります。今年は朝が涼しくはないので、どうなのでしょう?ことの他厳しい夏です。そんな訳で目に涼しい「虫売り茶籠」という茶籠を紹介します。虫売りの習慣は、中国と日本にだけに存在するようです。虫の音を感じる風流な心に深いものがあったのでしょう。このような茶籠形式は日本独特の文化です。バカラの茶に乾隆キセ硝子・加賀の指貫きを茶巾入にして、網袋・無双仕立の仕覆の合間から、秋の草花が覗いています。そうした一服は如何でしょうか?





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# by kuyugengen | 2018-07-21 18:46 | よもやま雑宝帳

住吉神社の夏祭り

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夏祭りも近づきバス停前にもお祭りの待合が用意が準備されています。83日から6日まで住吉神社の大祭り式が行われます。こちらの神輿は八角神輿で珍しい。古くは「海中(かいちゅう)渡御(とうみ)」という船で海を渡ることが行われていたそうです。暑さを吹き飛ばす日本人の気合は素晴らしいですね。



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浴衣着てカランコロンと下駄(げた)囃子


          猛暑に負けぬ神輿行列



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帯の背にうちわかざして 浴衣着る

         稚児も笑顔でハチマキ締める






# by kuyugengen | 2018-07-20 10:06 | よもやま話

千葉大原から勝浦の旅

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夕暮れに初鳴きを聞く蝉しぐれ


         うぐいすのこゑも甘くさえずり



今日は、千葉大原から勝浦への小旅行をしました。中村さんという40年来付き合っているお弟子さんがあり、お嬢さんの運転で快適な“くいしん坊”の旅です。大原の海老屋さんの豪勢な魚介と刺身定食を食べて満腹。この店は、大フアンの土井善晴先生の美食探訪で紹介された店です。番組の放映の効果もあり賑わっています。こんな大きなサザエの網焼きは初めてです。これ位になると10年もの!食べやすいようにカットして焼きます。初めて食べたジャンボさざえは思い出深い。殆ど車の中が多いので暑さ知らずの帰宅です。駅のホームは眼下に山があり、今年聞かなかった蝉しぐれの合唱!鶯も合いの手に入り思わぬ幸運です。夕ぐれの空は紅を射したたような夕焼け空の景色です。

昼食の時、ふと目に入った海老屋の壁のポスターに歌人の歌が張ってありました。
“小浜に来し みやんせ根のない桜咲く”店の人の話では、昭和の始め頃は「海中桜」といって海の中に咲く桜が1本あったので、そういう民話が伝えられているそうです。楽しい旅をありがとうございました。




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勝浦は人情あつき浜の町


         漁師女の粋きのよさかな   


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# by kuyugengen | 2018-07-17 21:12 | よもやま話

蝉しぐれに考

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「蝉しぐれ」は美しい日本の言葉です。しかしここ数年夏が暑すぎるのか蝉の声を聞かなくなりました。蝉は夏に交尾するというのに無言の夏です。私の耳の奥の記憶には、蒸し暑い中“みんみん”が啼いています。全く啼かなくなると何処か寂しいものがある。未熟な歌ですが、その気持ちを詠んでみました。




蝉しぐれ傘もいらずの雨や降る


               温風(あつかぜ)に伏し こゑ聞かぬかなし



# by kuyugengen | 2018-07-16 07:00 | よもやま雑宝帳

かほ花の可憐

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大好きな槿の花の中に、小振りな「高砂芙蓉」とか「矢の根梵天」と呼ぶ清楚な花があります。NHKの稽古にお出での方がお寺さんで境内の中に多くの山野草を育ておられ、花も増えるようです。画像を送って頂きました。古語では「かほ花」と呼ばれるのでこの言葉を使い返礼に短歌を作ってみました。



真夏日に ひとひ命を華やぎて


            可憐に咲きたる「かほ花」愛し





# by kuyugengen | 2018-07-15 08:01 | お花

自慢の歯よ オサラバ!


私は歯の良いのが自慢でした。所がここ3年前から歯周病になり抜歯をするはめになりました。今日も1本抜き不快な日を過ごしました。ブリッジも考えましたが、隣の歯も動いているので、長く維持することはできないらしい!これからどうするか?部分入れ歯も2本ありますが、あまり心地の良いものではない。年を取ったということなのです。


老いという目にはみえねど忍びよる


            風に花散り吾も道まどいける




# by kuyugengen | 2018-07-13 19:44 | よもやま話

ノウゼンカズラ

朝から暑い日です。花の時期も早くなったので夏も長いのでしょうか?街のあちこちでも朝顔やノウゼンカズラの花をみかけます。夏の花は明るい色が多いですね。ノウゼンカズラは、垂れ下がり簾のようにたくさんの花をつけるので好きな花です。




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(すだれ) ノウゼンカズラ赤あかと

           花房ゆらぎ真夏日ながし



# by kuyugengen | 2018-07-13 08:35 | お花

佛の香袋

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真白き蝉の掛け香袋の紐むすびをお手伝いしました。盆も近くなったので、今日受け取りにお出でになり少しお話をしてお帰りになりました。ご主人は責任ある仕事を全うする途中、治らぬ病に倒れられました。奥さまはご主人を思い、「復活」を意味する香袋を用意されました。私もいろいろな蝉を表現しましたが、佛への蝉はこれがいいように思いました。「ひと針ひと針を持ち縫っていると気分が不思議と落ち着きます」とおっしゃり意欲的です。がんばって下さい。


吾をして神が授けし人の道

苦楽の道は人の定めか



# by kuyugengen | 2018-07-11 17:43 | 仕覆ってなんだろう!

向日葵の花に考

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強烈な向日葵の群生地が石川県河北潟干拓地にあります。油ぎった光景です。夏の日をあびて大きな頭はかろがろとむきを変える。この花は古語の呼び方も様々あり、黄金(こがね)ひぐるま・日向(ひゅうが)(あおい)・こうじつき・日輪草などあります。歌をつくる時はおそらく歌のリズムにより使いたい言葉を決めると思う。真夏の元気な花の象徴なので私も2首の歌に挑戦してみました。



日天(にってん)や重き頭もかるがると


           王者のごとし黄金(こがね)ひぐるま



狂おしく描いたひまわり今昔(こんじゃく)


           カンバスの中でゴッホほほえむ






# by kuyugengen | 2018-07-11 10:48 | お花