永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

神在月の出雲


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大山と三瓶(さんべ)の間に社あり


           神在月の縁を結びて



旧歴11月中頃より全国の神さまが、出雲大社に集まられて、縁むすびや酒造りのことを合議される習わしがあると伝わっています。出雲地方では、その頃になると大荒れになり、海蛇が神さまのお使いとして漁師の網にかかる。恐らく南洋の海から来るのだろうと言われていました。佐陀神社にお参りに行くと、巳さまが、お三宝の上に飾られていた。目には見えない縁をむすぶことは、全国の神さまをお迎えして会議をなさるという信仰のようです。縁とひとことに云っても仕事の縁友人との縁いろいろあります。他の県の神さま不在になると云っても留守を守る神も居られるので神さま不在とは言わないものでしょう。



八百万(やおよろず)の神 出雲の国におわしまし

            民のしあわせいのり給える 






# by kuyugengen | 2018-11-17 08:55 | よもやま話 | Comments(0)

宝尽くし文様の話

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古来より伝わる文様の中に“宝尽くし”という言葉があります。32種にのぼる目出度い文様の中で意味の解らない文様もあり良く聞かれます。如意宝珠は願いを叶える不思議な球・(ほう)(やく)は宝箱を開く鍵・打ち出の小槌・富の象徴・隠れ蓑・鬼や天狗の持ち物で姿が見えなくなる。丁子は和の薫り・宝巻・宗教芸能の台本・分銅は物を測る器具などなど、そして「尽し文様」とは、テーマをもとにそれに関わるモチーフを集めて文様にしたものを指していますこれらの文様は昔も今も、すたれない文様として珍重されています。亥年の意匠も亀甲型をベースにした松葉の中に亥が入り宝尽くしが一つずつ入っている名物文様に纏めています。


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# by kuyugengen | 2018-11-15 18:01 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(0)

お手元供養の品々

金沢から帰宅して16日まで、休みなく稽古しています。11月は、お茶の行事も多いので、思いの他稽古希望者が多くありました。昨日は、以前からの続きの数珠袋・第二段目の完成がありました。分骨なさる容器も購入なさり可愛らしい袋も完成しました。とても仲良しのご夫妻であったので「主人が一番喜びます」とおっしゃっていました。よかったですね。


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# by kuyugengen | 2018-11-15 12:17 | よもやま話 | Comments(0)

カレンダー考

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今年のカレンダーも薄くなりました。平成も残り少なくなると自分が生きてきた昭和・平成・新しい年号と呼び方が増えるたびに随分年を取った気がする。新年号の候補も取りざたされていますが、何という年号になるのでしょう?混乱もあると思うので早く知りたいものですね。



鳥越の新蕎麦すすり秋のくれ


            平成末年 年号やいかに



# by kuyugengen | 2018-11-12 23:10 | よもやま話 | Comments(0)

帰宅しました。

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1111日午後帰宅しました。ちょっとがんばり過ぎて疲れたので休みます。金沢に居る間とても良い天気で汗ばむ日も多かった。「暖冬のようですね。」という会話もよく聞きました。お茶をしなくなった茶室は何処か主のなきことを寂しく感じる空気が伝わり、もったいないことです。年々弱虫になるのも自分で実感する。しかし思うことを実践できた幸せが残るのは、嬉しいことです。




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秋の陽は部屋ふかくまで明るませ


            茶の湯あそびの思い彼方に








# by kuyugengen | 2018-11-11 18:29 | よもやま話 | Comments(0)

県立美術館の茶寮へ

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今日は県立美術館内にある「辻口さんの茶寮」へスイーツとお茶のコースにお連れしたく予約しました。落ち葉の舞う風景を見ながら煎茶・玉露・加賀棒茶の味を楽しみました。毎回人は変われど同じ場所への案内で私には珍しいさはないが、みなさんに喜んで頂けるしあわせがあります。この茶寮は、店とは別の甘みを考えて毎月季節のお茶とスイーツのメニューが変化してお点前をされています。今月はバラの緑茶で始まり宇治の玉露・結びのお茶に炒りたてのほうじ茶と3種の甘みの持て成しでした。


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秋日うけ一期一会の旅のとも


        笑い語りて腹よじるとき





# by kuyugengen | 2018-11-09 17:23 | よもやま話 | Comments(0)

小松の料理

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夕方東京の友人の来訪あり、この方は沖縄一人旅で知り合った友人で、気があったのか月島へ遊びに来てくださる方です。金沢の小松の料理が是非食べたいとの希望があり私が予約した次第です。香箱蟹も昨日解禁になり初物を美味しく頂戴しました。



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      名残の松茸は土瓶蒸しで香りの高い献立です。

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     なめらの昆布締め・甘エビのお造りもねっとりと美味しい



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     かじきマグロ・アオリイカの刺身もとろける触感です。

     

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      スッポンのスープも久しぶりで大ご馳走贅沢です。

      

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いよいよ八寸の登場・あん肝・錦卵・鮎のうるか・飯蒸しのカラスミ散らし・あんぽ柿とチーズ挟み・茗荷・鮎の煮びたし・蛸の柔らか煮・オクラ・一口といえど品数の多い海山の珍味です。マナガツオのレモンライム掛けも美味しく頂戴しました。蕪と海老芋の煮びたしは画像を忘れました。最後に白山近郊鳥越の新蕎麦・結びに奈良の大しろ柿でお茶を戴きました。満腹まんぷくの夕食でした。帰宅後は食事の矯正をしなくてはいけません。今の所たまの贅沢は許されているので大丈夫と思います。


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夜は殆ど食べない私ですが、この所がんばっています。去りゆく秋の味覚に感謝いたします

はつものの香箱蟹に舌つづみ

          名残松茸香気いとしや

 








# by kuyugengen | 2018-11-08 22:02 | よもやま話 | Comments(0)

晩秋の兼六園

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   たづな舞う受ける若衆は息あわせ
               松は優雅にころもをかえる

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118日兼六園に雪吊り作業を見に行きました。庭師の男衆は56人一組で、まずは唐崎の松から雪吊り作業開始です。晩秋の庭は落ち葉拾いで忙しい!毎日順番に園内を周るそうです


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百万石通りを歩いていると、木漏れ日の下で木の芽が吹いているのでしょうか?何気に見ると石仏かな?と見間違える面白い木の芽を見つけました。「今日は気持ちいい日ね!」「汗もにじむ小春日和」「何して遊びましょうか?」「まぁ道行く人でも眺めましょうょ」と囁いているかのように見えます。










# by kuyugengen | 2018-11-08 14:55 | よもやま話 | Comments(0)

115日念願の法師温泉へ行きました。標高の高いこの宿の紅葉は今が盛り、さっそくフルムーンで有名になった法師の湯を頂戴しました。山里にあって不便な思いをしながら新築することも考えず贔屓の客の“残してくれ”の要望に自問自答しながら山のいで湯を守ってきた。という名高い法師の宿に縁あり親しくさせて貰っています。昔ながらの木の湯にひたりゆっくりとした時を過ごしています。静寂な山里はもみじ狩りの真っ最中です。宿泊した部屋は、デラックスで4室も用意されている大きな部屋、戸惑いながら一晩の休息をとりました。


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錦繍の山の調べや秋日和

          法師の里は秋もたけなわ   




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百年の煤もゆかしきの古民家に

          囲炉裡かこみて暖をとるなり





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雨あがり霧の連なる山の峰


          手のとどくほどに雲はたなびく




次第に秋が深まってきてたのでしょう!標高の低い里の木々は段々と枯淡になり散る前の最後の力を振り絞り深い色へと変わる。カエデの赤、イチョウの黄色も惜しむ秋の色を感じるものです。いよいよ冬も間近という風情の木々の色のことを“からび”と呼ぶ表現が残っています。日本人は、そんな季節感を昔から愛したのでしょう。




くれないの枯淡になりて もみじ葉の

          色もふかまり からびゆかしく



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6日の夕暮れ前に里山十帖へ入りました。こちらの宿は、地元の古い建物を上手にリニューアルしてオープンした宿のようです。玄関の大扉を開けると十帖へようこその案内が始まる。玄関ロビーには楠木の大きな福小槌を小さな大黒さまが持ち上げています。




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湯の宿の外の景色も闇となり


           今宵はもみじの夢をみるやも




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漆黒の夜の闇、夕食は客室が満員の為に745分に始まった。10品目の十帖のご膳はベースを野菜から取った出汁で構成されています。まずその出汁の味を味わうことから始まる。薄味の地元で生産された野菜だけと川魚などが提供される。とても理に適った食事で外食の心配は全くなかった。若いキッチンスタッフが毎日収穫できた野菜でメニュを考えるそうです。土鍋のご飯も「煮え花」の一口サービスもあり、お米の里の米の匂い味を堪能できました。里山十帖は雑誌「自遊人」を経営する会社が母体の素晴らしいコンセプトでお客さまを迎えています。2日間秘境の宿から現代と融合した宿造りの温泉巡りができて、ひと時の雑念も空になり幸せでした。11日まで金沢にいます。金沢では“沖縄ひとり旅”で知り合った友人との会食の予定が待っています。




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朝起きて見る山の景色も爽やか、澄んだ空気をいっぱいに吸い混んで気持ちはよい。命の洗濯とはこういうことなのでしょう!

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朝食の献立6品目の一部を紹介します。ご飯は玄米を選び味噌汁は野菜たっぷりの土鍋の味噌汁・味噌は個人の好みに合わせて味噌の量を加減できる。鰯の煮物や佃煮・イクラなども薄味仕立です。夕食の部屋とは場所が異なり和の設えで落ち着いています。




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# by kuyugengen | 2018-11-06 16:24 | よもやま話 | Comments(0)
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例年11月いっぱい帛紗の販売がありますが、今年は1カ月早くラストオーダーの日が近づきました。いつも小袱紗のみ大きい文様の帛紗を創っていましたが、大袱紗を使う方々にもサービスしようと40枚限定で急遽創りました。これは型となる紋紙の変更をしなければならないので職人さんに、面倒を掛けました。後20枚位残っています。購入希望の方は、電話又はブログ記事の中でコメント欄をつくりましたのでお問い合わせ下さい。



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常連のお客さまの中には、帯を創って欲しいとの要望もあり、これも紋紙の変更をして制作しました。帯裏もオーダーなので締め良い帯となっています。



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# by kuyugengen | 2018-11-01 10:43 | 仕覆ってなんだろう! | Comments(1)