永井百合子が提案する・・・遊びや茶事の愉しみ


by kuyugengen

3回目になった膝の最先端治療_d0133199_20402318.gif

115日娘と共に珍しい展覧会へ行きました。ドイツでグーデンベルクが、金属活字を用いた活版印刷の技術を完成。それから何百年後の現在私達は、印刷物に囲まれた生活をしています。数冊の著書を出版した私達も興味深く拝見しました。現代インターネットで配信される情報まで、印刷製版の技術が使われています。ヨーロッパで開花した印刷技術の説明や機械、書物の展示を展示物として披露されている会社があります。私はこの案内状を頂き、伺いました。私は、木曜日に参加している「リハビリデイサービス」で知り合いになった水野会長さんの紹介です。ドイツのミュンヘン工芸大学で印刷の勉強をしていた時、イギリスのケンブリッジ大学の図書館で現存する世界最古の印刷物が日本の『百万塔陀羅尼経』だと知り、マインツのグーテンベルク博物館ではその実物に出逢い印刷の歴史を追い求めるようになられたという。ここで水野さんのお話の一部を紹介します。


現在日本で10部しか確認されていない福澤諭吉『學問のすゝめ』の初版本を収蔵しています。洋紙に両面刷りをした日本の近代印刷の先駆けです。これを当社の創業90周年に復刻したのですが、紙も印刷もオリジナルに忠実に再現しました。復刻版は国立国会図書館や慶應義塾大学、大分県中津市の福澤記念館にも進呈し、大変喜ばれました。ほかにも当社の高精細印刷技術を使って世界の価値ある書物を復刻している

開館日:月曜〜金曜日(祝祭日・年末年始等を除く)
開館時間:午前1012時・午後14
ご予約は
電話03-3551-7595
総務部までお願いいたします。
当館の感染拡大防止対策へのご協力をお願いいたします。


所在地

ミズノプリテック株式会社 6F
104-0042 東京都中央区入船2丁目92

最寄駅からのアクセス東京メトロ 有楽町線 新富町駅 7番出口より徒歩5
東京メトロ 日比谷線 八丁堀駅 A2出口より徒歩5

東京メトロ 有楽町線 新富町駅 7番出口より徒歩5
東京メトロ 日比谷線 八丁堀駅 A2出口より徒歩5

開館日
月曜〜金曜日(祝祭日・年末年始等を除く)

開館時間
午前10時~12時・午後1時~4

Information

· Home

· 世界三大美書

· インキュナビュラ

· 日本の印刷

· 印刷の歴史

· 学問のすゝめ 水野さんのご厚意で出席者の皆さんに2枚の凸版印刷の体験もあり、頂いて帰りました。すばらしい!

中央区まるごとミユージアムへ_d0133199_09003153.jpg中央区まるごとミユージアムへ_d0133199_09003373.jpg


# by kuyugengen | 2023-11-06 20:35 | 日々の楽しみ | Comments(0)

3時のお菓子

3時のお菓子_d0133199_15225987.jpg

猛暑も去り、急ぎ足とはいえ初秋も近づきました。今月は季節の栗餡をお頼みして、不老長寿を表す「千代見草」、菊を模ったお菓子を注文しました。先日美の壺の番組で紹介されていた金澤・吉はしさんのお菓子です。冷茶から暖かい玉露に変わりました。


秋きたり時こそありけり 千代見草 うつろう色のまさりけるかも♪


3時のお菓子_d0133199_15135963.jpg


# by kuyugengen | 2023-10-17 15:28 | 日々の楽しみ | Comments(0)

猛暑を過ごして思うこと

「後期高齢者」とはどんなことでしょう。そんな気持ちが萎える自分が居て、「老いについて考えてみようとブログを開きました。今までの自分を考えると、精神的には、いつも元気で、「この世は何と美しく人間の命は、何と甘美なもの」そして多くの希望を持っていたものです。しかしそうした私も70歳を迎えた時、体調の変化や不安に驚き、先への不安を考えると憂鬱になりました。

猛暑を過ごして思うこと_d0133199_17495262.jpg
あたかも古ぼけた車を乗りつぶすような心境を感じました。その不安の中には、疲れが蓄積する、無理がきかなくなる。物忘れを感じ、まず人の名前が出てこないなど、さまざまな老化現象を身をもって実感したものです。そして「老い」の現実を受容する それは、老いの向こうに、人生の終焉しゅうえん、死が見えるからでしょう。「生きがい」を持つことはそうした不安が減り、認知症予防にもなると感じました。それは、どういうことかと考えると、若いうちから、趣味や仕事を通して、人との付き合いを広げておくことが大切ですね。友人が多いことは、最大のしあわせですが、そして身体に無理のない範囲で「仕事」をして働く。私は、70代の時、将来負担になるであろうと感じる仕事は、整理して思い出としました。これは「惜しまれるうちに果たすのが一番であると考えたからです。」一般女性の自立度の変化をながめると、残念ながら最後まで高い自立を維持できる人は極めて少ないと思われる。そんなことを書いている私は、あたかも合格点のように見えるが、毎日の生活の中には、落ち込むことも多い。しかし私は腎臓がかなり悪いので、そのけなげな腎臓が、文句も言わずがんばってくれる様子をみて、グズグズ言わず精一杯元気をださなければいけないと反省しています。これは、長い間の患いで、何とか電球が自然に切れるのを待つ、涅槃ねはん寂静じゃくじょう、そうした静かな安らぎを待つしかないと思った。今年の過ごしにくかった長い夏を無事に暮らしたこと、ただ感謝しなくてはいけないと思う。アトリエの皆さまには、長い間支えていただいたと深く感謝します。生きがいを頂いたことを嬉しく思います。


# by kuyugengen | 2023-09-30 14:54 | 日々の楽しみ | Comments(0)

9月のお菓子

9月のお菓子_d0133199_07582969.jpg
初見草咲きたる野辺の白露や すすき穂出でず 秋を待ちたり♪

日中は、まだ残暑もきつくようやく朝夕冷房を消すようになった。今月のお菓子は、萩の花をあしらった淡い塩気を感じる主菓子です。萩の花は別名「初見草」と呼ばれ初秋を感じるお菓子。花の少ないこの時期に嬉しい花の一つです。


9月のお菓子_d0133199_11022635.jpg
紫紺色さかりとなりて色ふかし ふくふくとした菓子になりけり♪

ここ数日風がすずしくなり、秋の近まりを感じるこの頃です。毎月手作りの和菓子をお届け頂くご親切、今月は、紫紺色の美しい茄子のお菓子です。「外郎きじ」の面倒なお菓子、お稽古のみなさんも大喜びでした。


# by kuyugengen | 2023-09-19 08:01 | 日々の楽しみ | Comments(0)

盛夏のお菓子2種

盛夏のお菓子2種_d0133199_10584195.jpg

京都の祇園祭の山鉾の一つである菊水鉾に献上する和菓子として考案されたのが亀廣永のしたたりです。涼しげて艶やか、口の中で広がる「はんなり」とした黒糖の甘み、亀廣永のしたたりは他の寒天菓子とは一線を画す京都の究極の夏のお菓子です。


盛夏のお菓子2種_d0133199_11055504.jpg

 8月も涼し気な「水まんじゅう」餡も二種にして 、お持ち下さいました。容器もラベルも購入して、「お菓子屋さん」のようなお拵えです。高年齢になられましたが、自分の元気の源として、お仲間との親睦をお楽しみです。素晴らしい人生といつも感心しています。  

盛夏のお菓子2種_d0133199_11060198.jpg



# by kuyugengen | 2023-08-19 11:21 | Comments(0)